火崎勇さんのレビュー一覧

惑愛に溺れて 小説

火崎勇  嵩梨ナオト 

攻めの執着心◎!男同士の甘くない掛け合い

執着攻めが大好きなのでゾクゾクしました!
話の展開は読めていましたが、謎解きのように記憶を取り戻していくまでのドキドキ感がありました。
ただ、攻めがどうしてここまで受けに執着するのか、一目惚れとは言っていましたが、それだけだとちょっと腑に落ちなかったのと、記憶が戻ったあと攻めをすんなり受け入れて、愛してるまで言っちゃうのは、ちょっと駆け足過ぎたかなーと思いました。
大好きだったヤクザの兄貴分…

4

惑愛に溺れて 小説

火崎勇  嵩梨ナオト 

受も攻も目付きが悪い

目覚めると記憶を失っていた。
病室に付添っていた生田目は、黒河とは恋人同士で、黒河は生田目を庇って交通事故にあったのだと言う。
何も思い出せない黒河は、生田目の申し出を受けて彼と一緒に暮らし始めるが・・・

生田目が黒河の記憶が戻って欲しくないと思っていることはすぐに分かります。二人が恋人同士だというのが生田目の嘘だということも、記憶が戻ったら黒河が去っていくと生田目が確信していることも。…

4

惑愛に溺れて コミコミスタジオオリジナル特典 グッズ

黒川の究極の選択

本品は『惑愛に溺れて』の
コミコミスタジオオリジナル特製イラストカードです。

特製カードは
表面が文庫カバーを使ったカラーイラスト、
裏面にショートショートが掲載されています♪

本編はシリアスでしたが
本品はちょっとコメディチックなSSです。

黒川は自分の人生を振り返っても
怖いもの知らずの人生を送ってきた
と自負しています。

だが今、
目の前に立つスーツ…

3

惑愛に溺れて 小説

火崎勇  嵩梨ナオト 

記憶喪失サスペンス

あらすじ:
事故で記憶喪失になった黒河(『俺』・受け)は、彼の恋人と名乗る男・生田目(攻め)と一緒に暮らすことに。
優しく、時折威圧的な態度を見せる彼に惹かれていくが、彼を愛した記憶はなかなか取り戻せず…

帯でネタバレされていますが、黒河の正体はヤクザ。
そのことは彼が断片的に取り戻していく記憶により早い段階で予想がつきますが、彼がヤクザとしてどんな地位にあって、生田目とはどんな関係だ…

11

秘書喫茶 ―レイジータイム― 小説

火崎勇  いさき李果 

結果的にはOKですが

「秘書喫茶 -ビジネスタイム-」の続編です。前作を読んでいなくても支障はありませんが、読んでいた方がより楽しめます。

表題作は冬海(受け)が主人公で、同時収録の続編ショート「完璧な秘書」では真宮司(攻め)が主人公です。

前作では社長の鮎川(受け)も、秘書の大倉(攻め)も格好良かったですが、今回は冬海はともかく真宮司は子供っぽく短慮です。
結果的にはハッピーエンドでOKなのですが、仕事…

0

秘書喫茶 -ビジネスタイム- 小説

火崎勇  いさき李果 

「喫茶」っぽさは薄め?

表題作と短編の2作品が収録されています。

「秘書喫茶」
主人公の鮎川(受け)は、亡き父のあとを継いで社長になりますが、社内の反対派への対応と、役立たずな秘書の代わりの業務に疲れます。そんなとき秘書喫茶を紹介されて秘書・大倉(攻め)を雇うことになります。大倉の有能さを目の当たりにしながら、新事業を進めている中で、大倉は酔わされて襲われてしまい…という話です。

「誓いのキス」
主人公は…

1

火曜日はもう待たない 小説

火崎勇  yoco 

加藤の謎だけが気になる話

これはレビューを書くのがとても難しい作品ですね。
加藤の謎が早々にわかってしまったら、途中で読むのを止めてしまったと思います。
長門や加藤という登場人物にこれといった魅力もなく(ああ、すみません…)、加藤の謎を知りたいが為に最後まで読み進めました。
作品の題材となったものはとても重いです。
でもそれがアッサリと通り過ぎて行ってしまう。
あまり重い作品にならないようにしたのでしょうが、その…

2

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

自分勝手なんだけど可愛くもある

1冊丸ごと表題作です。主人公・峰岸(攻め)の視点で進んでいきます。

峰岸は大学時代から大杉(受け)と恋人同士。大杉が本当に好きで、一緒の会社で働いて、同居もして、と考えていたのですが、プライドと苛めるのが楽しいからという身勝手な理由で、わざと浮気やドタキャンを繰り返した挙げ句、大杉の救いの手をふりはらったことから、大杉に去られてしまいます。それから5年。大杉と偶然再会しますが、大杉には既に恋…

1

世界を二人のために 小説

火崎勇  中原隼佑 

後半の突然な展開が面白い

丸ごと1冊表題作です。春来(受け)の視点で進んでいきます。

ある日、春来は大学から呼び戻され、その時初めて父親の会社が倒産の危機であると知ります。雑貨屋を営む姉が、融資を申し出た梶(攻め)と結婚すると聞き、姉に好きな人がいる春来は反対します。しかし、他に手段がないことから、梶に言われるまま、春来は姉と一緒に、梶の家で花嫁修業に励むことになり…という話です。

もっと「姉の身代わり」という…

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人魚姫じゃないから 小説

火崎勇  小路龍流 

人魚姫は誰?

1冊丸ごと表題作です。河合(受け)の視点で進んでいきます。

「人魚姫じゃないから」
両思いの恋人同士から始まる珍しい作品です。
河合(受け)は、相手先の社長である祐天寺(攻め)と恋人同士。先輩の北川と一緒に、祐天寺の新しいビルのディスプレイを手がけることになりました。祐天寺に愛されているとは思うものの、北川との関係を疑ってしまい、自己嫌悪に陥ります。そんな中、祐天寺と北川が道端でキスをす…

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