火崎勇さんのレビュー一覧

恋に努力は不可欠です「アナタの見ている向こう側」番外編 グッズ

ラブラブな二人の後日談

A4サイズ用紙3/4の文章量。関東よりも早く目覚めた宮本が、関東のために朝食を作ろうと思いつくお話です。
関東と恋人になったのは、たくさんの偶然が重なった結果。
だけど、その偶然を引き寄せ、恋を実らせるために、努力をした自負が宮本にはあります。
そして、その実った恋を失わないために、努力し続ける必要と覚悟も宮本は持っています。
だけど、努力しているところは関東には見せたくない(笑)・・・相…

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アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

俺様初の本当の恋は切なくて

職場近くのカフェのシェフ・関東が、自分の後輩・福原をいつも見つめていることに気付いていた宮本。
声をかけず、ただ福原を見つめ、その食事をする姿に微笑むだけ。
そんな姿が気にかかった宮本は、福原のことを話題にし、次第に関東と親しくなっていきます。
そうするうちに宮本自身が関東に惹かれていくのですが、関東の視線はいつも福原に向けられていて・・・というお話です。

物語は宮本の視点、一人称で語…

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魅惑的な契約者 小説

火崎勇  Ciel 

心情が変化していくようすが巧みに。

kindle版で読了。本編の挿絵はありませんでした。

他のレビュアーの皆様や作者さまあとがきにもあったように、結末がわからないような作品ではありません。誰と誰がカップルになるのかは表紙だけでも明らかだし、おおまかな展開も割とよくある王道パターン。

だけど、その過程が実に読み応えたっぷりで楽しめる一冊でした。登場人物が魅力的だし(メインの2人だけでなく周囲の人々も…あ、ストーカー男は除く…

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ウォータークラウン 小説

火崎勇  不破慎理 

不思議な雰囲気

ファンタジーじゃないのに不思議な雰囲気の作品でした。
中編二本立て。どちらも真海(受)が主人公です。

「ウォータークラウン」は会社の後輩である海藤(攻)に告白されて恋人同士になり、続編「消えない声」では海藤の元恋人の登場に振り回される話です。

真海は自分が人魚の生まれ変わりだと本気で思っている夢見がちなタイプですが、安易に口にしない社会性がある点が良かったです。海藤は年下なのにしっか…

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家政夫はお仕置きする 小説

火崎勇  小禄 

火崎さんのコメディー

火崎さんのコメディー。珍しいのでは?

かんっぺきな家政夫、松浦。スパダリです。そしてやっぱりちょっとなよっとしつつも、今回は明るいキャラの受け、北角。漫画家です。

最初から恋人同士の二人。でも松浦が感情を表に出さず、しかもドS。絶対にあまあまにならないので、受けがやきもきしてしまいます。というか、常に、もっと優しくいちゃいちゃしないなあ、と思っています。最後までかないませんけどね。。

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ランドリーランドリー 小説

火崎勇  有馬かつみ 

コインランドリーで。。。

コインランドリーで再会した二人。高校時代に憧れた上杉先輩に偶然再会。でも上杉先輩は気づかず、吉富は知らないふりをする。けれど、勇気を出して家に誘い、段々関係は深まっていくー

ランドリーでの出会いというと、ホコさんのランドリームを思い出しますね。洒涙雨、とてもすてきな作品だったな。ホコさん、もう描かないのかな。漫画。

それはさておき、こちらは奥手の吉富と、かっこいい上杉先輩のお話。
吉…

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今宵スイートルームで 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

お仕事がちょっと中途半端かな

ホテルのエグゼクティブを対象とする、バトラーサービス。部屋付きのバトラーが、浮島のお仕事。そこにやってきたイケメン敏腕社長、岩永がお相手。

ほぼホテルの部屋という密室でくりひろげられる攻防。くっつくまでの、お互い譲らない掛け合いが面白い。火崎作品に多くて好みです。

焦点となるのは、部屋付きの間にプライベートな関係を許すかどうか、という点。浮島は仕事を全うするというプライドがあり、バトラ…

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メガネと運び屋 小説

火崎勇  亜樹良のりかず 

タイトル通り

このところ火崎さんブーム。
キャラと設定がいいですね。

この作品は本当にタイトル通り。下町を舞台に、小さな不動産屋に勤めるメガネの祠堂と、一匹狼の運び屋、赤目のお話。
普段は四角四面でまじめな祠堂が、夜はメガネを外して色気たっぷり美人になるとか、おいしすぎです。
一方、昔は族だった赤目は今もいろんな人とのつながりがあり、慕われる男気あふれるタイプ。
不動産屋がらみのトラブルで急接近な…

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秘書喫茶 -ビジネスタイム- 小説

火崎勇  いさき李果 

設定がとても萌える

タイトルからして想像されるよりはお仕事よりな秘書喫茶。お茶を飲みながら秘書業のサポートをしてくれるサービスです。

世襲で若くして社長になった、鮎川。孤軍奮闘していますが、うまくいかないこともあり、つい愚痴をこぼした知人から、会員制の秘書喫茶を紹介されます。

そこで紹介されたのは、バリバリと仕事ができる、やや年上の大倉。最初から上から目線で違和感がありますが、受け攻めを想像させる力関係で…

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カウンターの男 小説

火崎勇  こあき 

一本筋の通った受けがよい

抑揚が効いて物腰柔らかなバーテンダーと、危険なにおいのするヤクザの恋。
相変わらず設定がとてもいいです。ある日、店の前で傷ついた男性を助ける主人公、安積。このときすでに、男性の野性味あふれる様子に惹かれていたのでしょうか。男はサイフを置いて行きますが、安積は後日返します。そのかわり、客に言い寄られて困っているので、恋人のふりをして欲しいと。。。

ところどころ、日本語がこなれていないところが…

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