total review:289903today:44
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
25/102(合計:1014件)
火崎勇 砂河深紅
白玉もちクリーム
火崎さんの文章は読んでてすぐに分かります 『~で。』でよく終わる、改行多め、独白多めで密度が薄い 紙よりネット向きの文体だと思います 初めて読んだときは違和感の塊でした 今は慣れてきましたが… 元々そういう作風なのか、 多作な方なので一作に掛ける時間が短いのか、いまだに分かりません ヘビーなネタだと逆に薄っぺらくみえてしまう文体なので コメディテイストだったり 事件も悲劇も起こらな…
火崎勇
M+M
ネタバレ
タイトルも帯もネタバレなんですが、私は結構楽しめました。 火崎先生の作品はちょっとした謎解きが入っている場合があるのですが、今回こちらは誰が人魚姫か、ということでしょうか。いやまぁクレイプ(攻)だというのはタイトルからすぐに推測できるのですけれど、人魚姫というのが例えているだけなのか、それとも…と考えるのは面白かったです。 花澤(受)の視点のみで進みます。 花澤はコミュ障で恋愛に疎く…
火崎勇 亜樹良のりかず
コモさすけ
火崎さんは2冊目です。 随分と簡素な文章です。飾りっけナシ、ティスイズアペン並の文章でガシガシ進んでいきます。 心情を綴るというよりも、実際の行動を端的に描いている感じです。ここまで簡素を貫くのもすごいなと思いますが、情感や余韻みたいなものはあまり感じられず、少し物足りない気分にもなります。情緒や叙情的な文章が好みの人には、対極に近いものではないでしょうか。 文章の性質上、展開も速く…
火崎勇 葛西リカコ
初読みです。前から気になっていた作家さんなので。挿絵も気になったし。 でも、ちょっと、文章があんまりお上手でない印象。 比喩なのか、状況描写なのか、あいまいな場所があったり、語尾が統一されてなくて何だかキャラに齟齬を感じたり、比喩があいまいすぎて、何を表現しているのかイマイチ分からなかったり。 最初は、主人公に同情も出来たのですが、確かにこれはイライラするわ、と同僚側の気持ちも分かるレベルの…
てんてん
本品は『アナタの見ている向こう側』の フェア書店限定特典ペーパーです。 本編後、お泊りした翌日、 先に目覚めた宮本が朝食を作るお話です。 恋人の部屋に泊まった翌日。 宮本が目覚めるとまだ部屋は暗く 隣では昨夜自分を好き勝手にした男が 寝息を立てていました。 彫りが深い顔立ちはいつも厳しい表情で もっと笑えばいいのにと 関東の口の端を持ち上げてみますが 作った…
本品は『アナタの見ている向こう側』の アマゾン限定特典ペーパーですです。 本編後、宮本が関東に 買い物デートに誘われるお話です。 明日の休み、 暇だったら一緒に買い物に行こう 宮本の恋人・関東は カフェのオーナーシェフですが 無口で愛想がない男です。 彼の店は宮本の会社の近くなので 食事をしに行けばいつも会えるし 帰りに立ち寄ればそのままお持ち帰り♡ …
火崎勇 高緒拾
雀影
積み本箱から発掘。 発掘基準は、適度な厚さ。 帯の惹句の印象だと、それなりに年配のおっさんがショタレベルのお子ちゃまにひっかき回されるお話かと思いきや、至極まっとうな大人同士のお話でした。 そもそも小田倉は、30歳過ぎて、目指してきた仕事にも見切りをつけて、本人的には余生感バリバリのつもりでいるだけで、はたから見れば全然ひよっこの若造。 方やユウキの方は21歳とは言え、それなりにちゃんと仕…
まぎぃ
うーむ。やはりpart.2は今ひとつというジンクスをくつがえせなかった。。 ただ一人の男、から恋人同士になった二人。しかし如月のトラウマは尾崎以外の人間には残ったまま。 今回は脇役が絡んできます。かつての精神科医の助手、尾崎の元部下たち。そんな人との交流を通じて如月も次第に人間らしい感情を取り戻す、そんなストーリーでした。 しかし、唯一の男として如月に絶対的な存在を与えた前作から…
火崎勇 中井アオ
maruchan
昨年話題のアレじゃないのですが、「入れ替わっちゃった!?」系の超常現象がベースにあるお話です。しかし、中身が入れ替わってしまった片側の行方が結局分からないままなので、モヤモヤが残る……というのは、先にレビューして下さっている皆様方とほぼ被る感想になります。 そのまま存在が消えてしまった「身体の持ち主・君島」が気の毒すぎますよ……。 主人公・瀧川が中身の不安定な相手に切ない想いを抱く様子や、…
かん衛門
A4サイズ用紙3/4の文章量。関東よりも早く目覚めた宮本が、関東のために朝食を作ろうと思いつくお話です。 関東と恋人になったのは、たくさんの偶然が重なった結果。 だけど、その偶然を引き寄せ、恋を実らせるために、努力をした自負が宮本にはあります。 そして、その実った恋を失わないために、努力し続ける必要と覚悟も宮本は持っています。 だけど、努力しているところは関東には見せたくない(笑)・・・相…