masaBL
キスの頻度が増えて甘さを増した2人がとっても可愛かったです。源介もぐいぐい攻めるけれど、ずっと稽古三昧の日々で恋愛経験が豊富なわけでもないでしょうから、ふとした時に初心さが垣間見れるのが可愛らしいですよね。惣五も色っぽい表情を見せることが多くなり、それをいつも至近距離で見ている源介はたまらないだろうなぁと思いました。
キスの現場を知り合いのカメラマンに撮られてしまいますが、彼は惣五の祖父…
源介が惣五への恋愛的好意を自覚するのにはもっと時間がかかるかと思っていましたが、意外とすんなり認めましたね。多分、長年惣五のファンをやっている中で、源介にとっては惣五への憧れと好意は常に紙一重だったんじゃないかなと思います。役者としての在り方を尊敬しているだけでなく、女形の時も本来の姿の時も惣五の見た目を昔から綺麗と感じていたわけですし、そこに1つでもきっかけが加われば、簡単に恋に変わってしまう…
1巻では私は歌舞伎の世界に慣れるところから始まったんですが、この2巻で源介と惣五の関係に一気に引き込まれたような気がします。惣五の表情に見惚れたり、はっとさせられたりすることが何度かありました。自分の感情にすごく真っ直ぐで、思わず寄り添いたくなるなぁと。源介の「惣五の一番になりたい」という言葉は、あくまで歌舞伎役者の最高の相方としてという意味。それを恋愛的意味に捉えてしまい、自分の誤解を知った時…
夏目先生の強気受けの魅力がこれでもかと詰まっていましたね。プライドが高くて、同じ年齢で実力もある程度認められている源介のことを熱くライバル視していて、でも思ったことがすぐ顔に出てしまう可愛らしさもあって。そんな惣五の喜怒哀楽に、読者もすっかり引っ張られます。
この1巻ではまだまだBLとしての展開は序盤に過ぎなくて、相手に対する尊敬や憧れ、役者としての実力への嫉妬心などもいろいろ混同されて…