ビリー・バリバリーさんのレビュー一覧

ばら色の研究と花喰らふきみ コミック

ビリー・バリバリー 

美しく、バランスがいい。

インタビューで表紙と内容を見て購入したのですが、中を開いたらやっぱり絵が美しくて、あ~買ってよかった~…!と。

『ばら色の研究と花喰らふきみ』
繊細でよく描き込まれていますが、ごちゃごちゃしていなくて目に煩くない。隅々まで見たくなるような画面。
耽美なだけの作品って見てるだけで少し疲れちゃったり目に煩く感じたり、感情移入出来ずに「あ、きれいですね」という印象で終わっちゃったりするものもあ…

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ばら色の研究と花喰らふきみ コミック

ビリー・バリバリー 

この雰囲気は!

初のコミックスとの事ですが、とにかく絵が美しかったです。
表題作をこってこての耽美かしら!と大期待で読んだのですが、想像していたよりもあっさりめでした。
もっと受けが可笑しい人かと思ってた!(酷い)体質以外は、案外普通です。
なので、凝った設定の割にはあっさりめなお話で、面白かったのですが、あともう少し何か欲しかった気分です。
他二編もあっさり読みやすいお話でした。
キラキラしたでかい子…

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ばら色の研究と花喰らふきみ コミック

ビリー・バリバリー 

新人ばなれした作品

表題作は『ばら色の研究と花喰らふきみ』、
昔ふうに言うと「耽美」な設定です。
光る薔薇の開発をめざす研究者(攻め)と、開発の資金援助を申し出た、薔薇だけを食べて生きているという受け。
執事のいるお屋敷で、ロマンティックなのです。
でも受けは天然っぽいっていうか?
気がつくと攻めの風呂に一緒に入ってたり。
個人的に天然受けは大好きです。
でも、素敵な設定だけど設定だけに終わった感もして…

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したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

無国籍風ロードムービー

舞台が海外中心で
時間軸も現在と過去を行き来するため
外国のミニシアター系ロードムービーのような
ノスタルジックな雰囲気が漂う作品です。

特定のコミュニティに止まらない二人は
自由であると同時にどこか寂しげで、
そんな二人だから、互いを大切に想い合う姿が
よりひたむきで切ない。


攻めの澄見は海外を飛び回るライター。
受けの千空は母親に人身売買させられそうに
なってい…

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したたる恋の足跡 小説

葵居ゆゆ  ビリー・バリバリー 

心情を壮大なスケールで

澄見と訪れた国、そこで知り合った友人達、千空の現在と記憶のフィルムを通じて鮮やかに切なく描かれるロードムービーを彷彿させる物語。
どこか無機質で自由な空気は美しく透明感あって、今度はセンチメンタルな面も顔を出す…様々な感覚を同時に刺激されるような素敵な作品でした。
しかしながら、スケールは大きいし核心を故意に避けまくってるところがあったように思えて、独白的な文体や何となく入り込めないような会話…

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