香雛
萌2評価にはしましたが、下巻のストーリーは予想を裏切ってあっさり。雨津木は絶対もっと執念を持って2人の仲を引っ掻き回してくるだろうと思っていたけれど、案外そこまで亀裂を入れることもなく引き下がる。ここは好みが分かれるところかもしれないですね。私も正直に言えば、彼がどんな風に雪文を強引にでも再び自分のものにするのかを楽しみにしていました。でも、彼の報復は結構幼稚。リベンジポルノと緊縛で支配しようと…
全編通して修羅場を感じる作品、このドキドキ感がたまらないなぁと思いました。妻子持ちで雪文を自分に都合のいい従順なオモチャとして仕込んだエリート雨津木、そんな彼の元から雪文を解放し自分と一緒に過ごして欲しいと願うラーメン屋店員の慧介。対極的な2人の男の間で揺れつつも、やはり自分を拾ってくれて長年面倒を見てくれた雨津木をそう簡単には忘れられない雪文。ベタっちゃベタな三角関係ですが、ダヨオ先生のタッチ…