可南さらささんのレビュー一覧

夜に君を想う 小説

可南さらさ  高宮東 

攻めも受けもどちらも健気で、切ない 

大企業の息子と使用人の孫という立場の違いはあるものの、上下の違いはなく幼馴染として育ってきた二人。

両片思いなんだけど、受けはある理由のせいで攻めをきっぱり拒絶するんですね。
それも即死レベルの言葉のナイフを突きつけて、攻めの心を徹底的に傷つける。
もう、攻めの心を考えると可哀想で、可哀想で……。

愛しているのにそこまで拒絶する理由は、身分差とか、将来の跡取りなのに子供を産めない俺…

2

「ひと匙の恋心」協力書店書き下ろしペーパー グッズ

恋は人をバカにする

敬一郎と夏生が恋人同士だと気付いていなかった穂積^^;
涼太との、嘘でしょ?今更?みたいなやりとりが面白いです。
穂積はちょっと天然入ってますね。

そして、夏生はかわいい、いや涼太の方がかわいい……みたいな、バカップルらしいやりとりに発展していくのですが、読みながらニヤニヤが止まらなかった。

恋は盲目、あばたもえくぼ……恋をするとバカになる。
それは、きっと今が幸せだからなんだと…

3

ひと匙の恋心 小説

可南さらさ  カワイチハル 

ハートフルラブストーリー

『カップ一杯の愛で』のスピンオフです。
前作攻めの友人で、シングルファーザーの涼太が主人公。
前作未読でも大丈夫です。

この作品、攻めの穂積がとにかく献身的でスペシャル可愛い♡
胸がキューっと苦しくなるほど健気で、萌えツボを押されまくりました。
受けの涼太は、前作でのうっかり秘密を喋っちゃうキャラの印象が強かったのですが、本作を読み進めていくうちに良い意味で見方が変わりました。
涼…

6

ひと匙の恋心 小説

可南さらさ  カワイチハル 

あなたに出逢えた幸せ

「カップ一杯の愛で」スピンオフです。
今作だけで問題無く読めます。
既読の方は、なっちゃんカップルが結構活躍するので、そちらもぜひお楽しみ下さい。

で、今回、「カップ一杯~」で攻めの友人だったシングルファーザー・竹内が主役の再会もので、年下攻めになります。
個人的に竹内がお気に入りな為、発売をめちゃくちゃ楽しみにしてたんですよね。
もともと可南先生の作品って、根底に優しさや寂しさみた…

7

ひと匙の恋心 小説

可南さらさ  カワイチハル 

一途なワンコは堪らんです(;///;)

「カップ一杯の愛で」スピンオフです。
スピン元(敬一郎×夏生)が未読だとまったく理解出来ない!というほどではないと思うけれど(あくまで既読の者の想像の及ぶ範囲で…)、そこそこ登場してはがっつりノロケてくれるので気になってくるかも…?興味があればセットで読むと尚良しかなーと思います(﹡´◡`﹡ )

今作は敬一郎の友人・竹内が主役。シングルファザーで周囲に助けられながらも仕事に子育てに走り回る…

8

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ヤリチン攻めが恋に気付いたときには……

いわゆる攻めザマァです。
小説・コミック含めて個人的には5本の指に入る大変良い攻めザマァだと思います。
あらすじに「生まれて初めて知る感情に雅臣がようやく気づいたとき、雪哉の姿はすでに傍になく――。」
とあるように、受けが姿を消してしまいます。

受けに去られて単に弱るだけではなく、きっちりと自分のしてきたことと向き合ってます。
己の言動の愚かさを噛み締め、自業自得という言葉を噛み締め…

5

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

甘く幸せな記憶が切なく辛い

評価は神寄りです。

お話は大きく2つに分けられました。
~夏の章~は高校時代編で、
~冬の章~は時を経て再会するとなっています。

可南さんの作品の健気受けがすごく好きなので
この作品も涙ダパダパ流しながら読み終えました。
特に後半の切なさが堪らない…。

目の前にいるのに、いない。
同じ人物なのに、まったくの別人。

そんな淋しさや苦悩が切々と語られ、
身を刻むよう…

2

セカンド・ラブ 小説

可南さらさ  陵クミコ 

アホなの?この二人……と何度思ったことか……

さっさと「好き」と一言言えば全てがまるく収まるのに、なぜか言わないせいで、せっかく両思いなのに無駄に別れてみたり無駄に心痛めたりする話でした。
「好き」と言ったら死んでしまう病気にでもかかってんのか?と思うくらい言わない。

もっとも攻めは「他のヤツになんか、触らせるな」とか、「お前が女だったら孕ませて籍入れて……」とか、執着心全開なことをあれこれ言ってはいるんですね。
そして受け宅に押し…

1

恋を知る日 小説

可南さらさ  麻生海 

ストレスのないクズ攻め


ドラマCDが凄く好きで今回ようやく原作も読めました。
やっぱり好き~~~

受けの健気な気持ちにあぐらをかき調子乗っている遊び人な攻め。
クズに分類されるキャラではあるのですが、どうにも嫌悪感がわかないんですよね。
なんでだろう…と思いましたが、著者の書き方がとてもしっくりくるからな気がします。

物語は終始攻め視点なのですが、心の表現とかに違和感がなく、分かる!ってなっちゃうん…

2

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

大丈夫

記憶喪失ものを読むたび思うのは、死んでなければ大丈夫ということ。
颯と有也はお互いの想いを確かめ合ったところで、颯が事故に遭いそれっきりになってしまったけど、生きていたおかげで再会出来、もう一度恋に落ちた。
終始、有也視点だけど、それでも颯が有也を大好きなことは夏の章から充分伝わってきたので、再会後、また有也に惹かれても当然に思えた。

鵜飼の正体が意外だった。
颯の代弁をするなら「もっ…

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