紀伊カンナさんのレビュー一覧

雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

優しい物語だが・・・、私には合わなかった

読み終わった感想としては、
なんだか「ふわんふわん」とした心もとない感じ。
しかし、何か印象に残ったかと言われれば、何もないし、
ストーリーもキャラもおぼろげにしか思い出せませんでした。
何回かは繰り返し読んだのですが、あまり面白味も
感じられず、スラスラーっと斜め読みでした。

◆◆◆

≪CP(おぼろげ…)≫
大学で草木を研究する大学院生? × 天然ビッチ?

≪あらす…

5

雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

受けのキャラだけが…

昔父親に捨てられた過去のため、人嫌いの明夫。あるとき同じ寮に住む大学の後輩、海と知り合いになる。ゲイで、同じ人とは2度寝ないという刹那的な関係を繰り返している海は、なぜか明夫に懐き、まとわりついてくる。邪険にしても懲りない海に、次第に心を許し始める明夫だったが…。


北海道を舞台に、丁寧に描かれた、どこかノスタルジックな美しい話でした。
でも、話は美しいんですけど、受け(作中で攻めとエッ…

5

海辺のエトランゼ コミック

紀伊カンナ 

イメージ通り

絵が大好きです……!!表紙の美しさと帯で一目惚れして購入しました!
本編の絵もきれいで素敵でした…!他の作家さんにはない独特な雰囲気があります。あと、風景の書き込みが細かくてすごく丁寧に創られているんだなぁと感じました!

そんなに突拍子もないって感じの話ではないですが、表紙からイメージする通り、のんびりと可愛いお話で私はとても好きでした。表紙の雰囲気が好きな方は楽しめるのではないかと思いま…

4

雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

君の隣で少しずつ、ゆっくりと癒えていく…

素敵な本を読んだなぁ…と心がじんわりとして、
やさしい気持ちで本を閉じました。

ぜひ、ゆっくりと時間をとって読んでいただきたい1冊です。


同じ大学に通い、同じ寮の向かいの部屋に住む、先輩後輩のふたり。
草木が好きで色恋には全然興味がない明夫(表紙右)が、
寮の廊下で倒れていた後輩の海(表紙左)をたまたま助けて、
それがきっかけで懐かれて…と、物語は始まっていきます。

10

雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

どこか懐かしく、そして暖かい

植物が好きで、いつもお米を食べていて、
そんなイメージと違ってたばこを吸う人嫌いの明夫。
たまたま縁が出来た同じボロい寮に住む海は、
同性と行きずりの一度限りの関係を繰り返している……

前作のエトランゼでも感じた、どこか懐かしいような
映画を見ているような空気感はそのままに
ストーリーとしてはこちらの方が、素直に心に落ちる感じ。

ドラマチックな話ではないが、
遅い春が一度に…

5

海辺のエトランゼ コミック

紀伊カンナ 

心があたたかくなる作品。

帯の文句に惹かれて購入した商業デビューの作品です。
内容がハズレでもこの表紙は本棚に並べておきたい。なんて勢いをつけて購入。
結論から言うと内容も最高でした。
どろりとしたものを抱えながらもキラキラとした姿にまさに心が洗われるようでした。そしてセリフのひとつひとつが心に刺さる。
そして1番のオススメポイントは、女の子が素敵な子だということです!BLにでてくる女の子といえばあまり素敵!って感…

3

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

もう一歩!

表紙買い。
デビュー作だそうですが、そういったのを感じさせないスマートな文章です。
癖もなく非常に読みやすいので、するするとページが繰れてしまうのも好印象でした。疲れてる時はあまり考えずに素直に読める文章がいいので、そういった気分の時には最適な1冊だと思います。

内容は再会もの。
高校時代の友人同士だった2人が、10年後、偶然北海道で再会し、なりゆきで受が攻の家に居候する……と、まあ割…

5

雪の下のクオリア コミック

紀伊カンナ 

雪の下には、あたたかい春が眠る

-雪が溶けたら何になる?
-水
-雪が溶ければ春になりますよ

これは、作中の主人公たちの会話なのですが
この作品を表すのにぴったりな、とても好きなシーンです。

男にも女にも興味がないと言い切る草木・花好きの明夫と
ゲイで、恋愛において一度限りの関係しか築こうとしない海は、
それぞれの過去に、暗く寂しい影を宿していた。
そんなふたりが出会い、少しずつ心触れ合っていく内に
根…

19

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

あたたかで穏やかな話

エロやドラマティックに特化したお話ではないのに、ゆっくりと穏やかに流れるような文章が素敵。
日常感のあるBL小説としてかなり好みでした。
紀伊カンナ先生のイラストがこの作品の持つあたたかさに彩りを添えてくれます。
心を落ち着けて休日にお茶でものみながら、そのおともに是非。

3

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

静かな夜におすすめの一冊

 私事ですが私の商業BL小説デビューの本です。
 濡れ場の描写もほどよいので初めてBLを読む人にも読みやすいのではないかと思います。挿絵も作品の世界とマッチしていてとてもよかったです。
 ストーリーの大筋は高校の頃の同級生である昴と鴇沢が北海道で再開して…というもので、全体的にすっきりしています。出てくる脇キャラも一人ひとり個性があって面白い人が多いです。すっきりしない行動をとるキャラクターも…

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