りゆま加奈さんのレビュー一覧

狼は花の馨り(3) コミック

りゆま加奈 

きっと皆んないい人。

まぁ、こうなるでしょう、という読み手側の想像通りのハッピーエンド。
イルウェスは記憶の、大切なところだけをまず劇的に取り戻し。トクドは粋な計らいをして、恋人たちを赦し、逃がす。
古い因習に囚われているのはトクドも同じ。ならば、自分たちの世代は自分たちで変えていこうとする、清々しいエンドでした。
予想はしていたけども、やっぱり泣けるんです。ううう。良かったねぇ、イルウェス、良かったねぇ、アルタ…

3

狼は花の馨り(2) コミック

りゆま加奈 

恋人たちの試練

うわーん!これは辛い。ようやく、ようやく互いの愛情が通じ合えたのに。
恋人たちに降り掛かる試練。何の修行なの⁈っていう。涙無しでは読み進められません。
王宮には、自由が無い。アルタと共に生きる決意をしたイルウェスは、アルタを連れて逃亡を試みるものの。もちろん王宮の追手がそんな生易しいわけは無く。アッサリ捕まってしまう2人。
イルウェスは牢に繋がれ、アルタは、望まない婚礼の儀を挙げる。
イル…

3

狼は花の馨り(1) コミック

りゆま加奈 

解ってるんだけど。やっぱり、涙無しでは読めません。

「狼の花嫁」を読んで、レビューして、他の方のレビューを読んだら、成る程この物語は主人公を変えてシリーズ化されているという。
なので遡って買ってみました。

現在進行形の「狼の花嫁」は、政略結婚で嫁いで来た隣国の嫁ですが、本作はまだ遥か昔の因習に囚われ、狼の王族は白鹿の末裔と番うことが掟とされていた時代。
辺境の村で、忌み嫌われ、土蔵に閉じ込められていた白鹿様を救う兵士・イルウェス。
動物…

3

狼の花嫁(3) コミック

りゆま加奈 

物語がやっと動き出す第3巻。

3巻まとめて買ったのですが、それがお勧め。
特に2巻はあまり進まない様な雰囲気なので、ジリジリするかと思われ。
未読の方は一気読みして頂ければと思います。まだ続いてますけども。

兄であるアズラクの目的は、この狼の国との戦争を申し入れること。
それが母国の本当の目的かどうかはまだ謎ですが、ザックリ言うと、ゼスは前線に出征する事になります。
アズラク的には、思慕を寄せていた、父王の愛妾で…

3

狼の花嫁(2) コミック

りゆま加奈 

民族BLとちょっぴり悲運の源氏の君。

その家に伝わると言われる、刺繍を覚えようとするルーイ。
日々怯えながら、少しこの国やゼスの優しさに触れて、嫁らしい事を始めます。
国から持って来た服よりも、ゼスのお古を着る方が心地良いというのもいじらしい。
しかし、地味です!ルーイ、地味‼︎ これは作者の意図している事なんですが。
地味ながらもその心根の優しさ、可愛らしさに気付くのはゼスだけでは無くて。
ゼスの親友であり、元番候補のユル…

3

狼の花嫁(1) コミック

りゆま加奈 

悲運のお嫁さま。

狼を祖先に持つ王族に、大国から差し出された嫁は、両性具有(物語の中では半陰陽という。)の王子だった。
うーん。まずこの設定がそこそこ謎。作者は両性具有なのに地味という設定にしたかったみたい。両性具有というのは古来美しいというのが定石だからね。
それなら男子で良かろうと思うのだが。一応大国の王様の言い分としては、狼を祖先に持つ様な蛮国には、正統な王女では無く、遊びで侍女に産ませた、出来損ないの子…

4

狼の花嫁(3) コミック

りゆま加奈 

アズラクの破壊工作

こういう御伽噺は、ホッとするので大好きです。嘘嘘の異世界ファンタジーがいいんです。

★このマンガは、電子版には前巻までのあらすじと説明が入っていない(たぶん紙版にも無かったと思う)ので、1~2巻を読まないと、あらすじのつながりを掴めません。公式サイトを読んでね。https://bit.ly/3nSdzB7

★背景は、石造りの塔があるチベットの美人谷:丹巴あたりに似ています。人の姿は、ウ…

3

狼は恋に啼く コミック

りゆま加奈 

狼と白鹿と・・・

さすが、評価の高い作品です。
衣装細部にまでこだわりが深く、その美しさ、そして内容の深さに感動してしまいました。
1冊同じ世界ですが時代が僅かに違うのか、3つの物語から成っています。
どの作品もとてもステキですが、やはり3章からなるラストのお話は切なくてとても愛おしい。

この世界観でずっと本を出しておられるのですね。
最新刊はまだ物語が続いている。
追っ掛けします♡
エロ好きな私…

3

狼の花嫁(3) コミック

りゆま加奈 

粛々と

待ちに待った3巻!!
2巻では明かされていない要素が多くわからないことが多かったですが、今巻は一気に物語が進んでいきます。
物語はぐんと進んでいるのに、とても静かだなあと思った読後感でした。

個人的な萌えは、ゼスがどんどんとルーイに歩み寄っていっていること。
ずっと不憫だったルーイが徐々に幸せを感じている過程がたまりません。
それでもやはり不憫受け。
ルーイの関わることのできない領…

3

狼の花嫁(3) コミック

りゆま加奈 

健気受けさんがお好きな方に。

作家買い。

りゆま作品の、『狼は恋に啼く』→『狼は花の馨り(全3巻)』に続く狼シリーズの3作目である『狼の花嫁』の3巻目にあたります。『狼は恋に啼く』、『狼は花の馨り』の前2シリーズはスピンオフなので未読でも問題なく読めますが、『狼の花嫁』は続きものなので1〜2巻が未読だと理解できません。未読の方はそちらから読まれることをお勧めします。

狼を従える王族と、彼らと番になる白鹿がいる、とい…

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