杉原朱紀さんのレビュー一覧

隻眼の騎士と癒しの花嫁 小説

杉原朱紀  街子マドカ 

程よい甘さが良い。

初読みの作家さまでしたが、タイトルとあらすじに惹かれ購入。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。










主人公はDKの真名。
彼は友人や家族から距離を取り、日々孤独に過ごしている少年。
ある日いつも通り一人で学校からの帰路についていた時、まぶしい光に包まれ意識を失ってしまう。目を覚ました時、今までいたはずの場所ではなく、…

7

傲慢な誓約 小説

杉原朱紀  駒城ミチヲ 

篤紀兄さんの設定が惜しすぎる

ボディガード×何者かに狙われている中堅社員。
空き巣被害に遭った冬貴(受け)の身を心配して、父親が用心の為にボディガード(攻め・久隆)を雇った事から話が進行していく。

冬貴自身の波乱を含んだ身の上や、トラウマが絡んでくるって匂わせからしてサスペンス調の波のある展開かと思っていたが、案外とあっさりしていた気がする。
個人的には、もう少し久隆のアクが強かった方が好みだったかも知れないなぁ。

冒頭か…

0

嘘つきな愛の囁き 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

カフェ店長と記憶喪失男(?)



カフェ店長の佳月(受け)はバイトに応募してきた男・柚木(攻め)の顔を見て驚きます。突然いなくなった高校の同級生で初恋の相手・奥野にそっくりだったからです。
本人は記憶喪失で1年より前の記憶がないと申告しているため、名前は違うけどもしかしたらと思いながらも本人の強い希望により採用することにします。
一緒に仕事をするうちに、本人ではという疑いがどんどん大きくなっていくのです。

両方の…

2

嘘つきな愛の囁き 小説

杉原朱紀  サマミヤアカザ 

しっとり読ませる大人の恋愛

推理サスペンス要素も踏まえつつ、しっとり読ませてくれる大人の恋愛でした。
大人になると互いに距離を探り探りで、なかなか踏み込んでいくのは難しいですよね。そんな距離感みたいのが上手に書かれておりまして、いい意味で焦れさせてくれる・・・。
派手さはありませんが、しっとり系のお話が好きなら楽しく読めるのでは無いでしょうか。


こちら、謎めいた記憶喪失の男・柚木と、喫茶店オーナーでサバサバした…

8

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

世界のすべて



可愛い天使は綺麗な天使になっていた。
生まれたときから可愛がっていた天使のように可愛い親友の弟・青葉日和(受け)。
本当の兄のように慕ってくれるその子に抱いた劣情。
日和を傷つけることを恐れ、渡仏した画家の仁科流成(攻め)ですが、6年がた経ち、突然絵が描けなくなります。呼吸をするように絵を描いてきた流成が描けなくなったことを心配した親友で日和の兄泰人により半ば強制的に帰国させられ、大…

1

夢みる狐の恋草紙 小説

杉原朱紀  金ひかる 

狐ちゃんの命を懸けた恋


タイトルから可愛いおとぎ話のような話かと思ったのですが、呪いのせいで家から出られない気の毒な狐憑きの青年が、その境遇にも関わらず明るくて素直に自分の境遇を受け入れ一生懸命生きて、恋した人を健気に守ろうと頑張ったお話でした。最後のほうまで呪いの謎がわからず切なくてはらはらしました。

フリーライターの古鷹(攻め)は依頼された仕事のため、情報にあった村へ向かう途中、山で道に迷い滑落してしまいま…

4

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

残念イケメン

年上×年下、幼馴染み、攻めが画家、執着、ヤンデレというキーワードに反応して購入。

受けが可愛くて可愛くて、可愛がりすぎて手が出せない攻めが苦悩するくだりは期待通りで大変満足しました。
文体も、受け視点と攻め視点が交互にでてくるので読みやすく、両方の心情がわかりやすい。
受けの行動から攻めの反応を予想してニヤニヤしながら読んだりと、楽しく読めました。

ただ、ヤンデレ好きの私からすると…

1

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

サラッと読めるが愛が重い…。

普通に楽しく読んだので萌え評価ですがちょい中立寄り。
個人的に、ここぞ!な萌え盛り上がり部分を感じることがないまま読了でした。


11歳差の年上攻め設定にワクワクしながら手に取りましたが、
・・・・・うん。年上らしさは全くない(;ω;)
受けの方がよほど冷静にコトを見てるし、どっしり構えてて男前でした。
【ヘタレ執着愛攻め×しっかり者受け】で割れ鍋に綴じ蓋カップルです。

タイ…

0

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

ヤンデレ執着ヘタレ攻め

表紙だけ見ると、甘くてロマンティックな印象なわりに他の方もおっしゃる様にストーリーは重たいです。
執着攻めは大好物なのですが、流成はそこらの執着攻めとは一味違った印象です。彼にとって日和は、もちろん初恋の相手ではあるのでしょうが、それと同時にただの恋愛感情だけでなく、芸術家としての創作意欲を掻き立てるミューズ的な面もあったのではないかと感じました。
なので、彼が絵を描けなくなった辺りのエピソー…

3

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

割とダークだと思うのです

全体的な雰囲気に誤魔化されそうになりますが、結構重い作品だと思います。
とにかく攻めが、ただ単に執着系というには根深いものがあると申しましょうか。。。
とりあえず、甘くて可愛いお話だと思っていると、かなり混乱する事になると思います。しかし、攻めがこれ以上ない程受けに執着している病み系がお好きな方は萌えるんじゃないでしょうか。(エキセントリック系の病みじゃなく、静かに内に籠もる系です)

内…

3
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