杉原朱紀さんのレビュー一覧

おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

様式美です。

こちら、時代もの+シンデレラストーリーです。

身寄りも無く引き取られた先でひどく虐げられていた子供が、華族の青年に引き取られる。
そこで愛情を掛けられ、大切に育てられた子供は、やがて美しく成長してー・・・と言ったお話になります。

もうこれ、すっごいベタなんですよ。
内容としては年の差溺愛もので、不憫な受けが攻めと出会って幸せになるというのが全て。
そう、ストーリーとしても、先の先…

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初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

静かなる重量級の執着攻めがお好きな方に

この攻めはすごい。
表紙のイメージとはかなり違った印象を受ける作品だと思います。
執着攻めものはそこそこ読んでいるはずなのですが、流成ほどの人はなかなか見かけないかも。

・生活能力がない残念なイケメン攻め
・熟成されきった筋金入りの執着攻め
・変態さも入った溺愛ヘタレ攻め
・ネガティブを通り越して根暗な攻め
・受け以外には全く興味がない攻め
・愛が重すぎる攻め

この辺りの…

0

ちとせの戀に巡る月 小説

杉原朱紀  榊空也 

待つ

表紙買い。せつないんだろうなと思っていましたが案の定せつなさ一直線でした。サブキャラが好きでしたが王道路線かなと思ったので萌にしました。本編300P超+後日談35P+あとがき。時系列が長いのもあって、読み応えたっぷりです。

昼はお茶屋さん、夜は別の顔である、あやかし向けの薬局を営んでいる葵。ある日夜の店を訪ねてきた黒猫さん(猫又)に聞き、人気のなさそうな一軒家を訪れます。「突然襲われた」と倒…

6

ちとせの戀に巡る月 小説

杉原朱紀  榊空也 

一途で健気な鬼が哀しい、壮大な物語です

千年もの間、生き続ける鬼と、身のうちに妖刀を封じたまま転生を繰り返す青年。
一途で健気な鬼が哀しい、壮大で感動的な輪廻転生ものでした。

で、ザックリした内容です。
昼は人間相手の日本茶専門店、夜はあやかし相手に薬屋を営む葵。
実は鬼である彼は、ある悲願を果たす為に千年近く生きてきたんですね。
そんな彼が、ある事件をキッカケに出会ったのが、祓い屋の青年・友哉。
実は二人には、深い因縁…

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僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

めっちゃ怒ってる受け

麻々原先生おっかけで購入。勝手にあまんあまんを期待していたところ、冒頭で受けが火山噴火のごとくお怒りになられて、あれあれあれと自分の気持ちが脱線。シンクロしきれず終わってしまったので、申し訳ありません、中立です。本編270P弱+後日談11Pほど+あとがき。

フランスのブーランジェリーで修行中の和海のもとに、日本の祖父が倒れたとの連絡。急いで帰国したものの祖父は意識を取り戻すことなく亡くなって…

2

僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

職業物

あらすじは他の方が書いてくださっているので割愛。
和海のパン作りに対する姿勢が真摯で、好感が持てました。
また西城と和海が初めて出会った時の話などもあり、西城と和海が相手を意識するまでの描写などとても丁寧で楽しめました。
周りの人物もいい人達ばかりで、特に同僚の紗々也は性格がサバサバしていてプライドを持って仕事をしているところがとても良かったです。
個人的には彼が一番好きなキャラでした。

1

僕のハートを召し上がれ 小説

杉原朱紀  麻々原絵里依 

ちょっと引っ掛かる部分はあるのですが、全体的には好みでした

しっとり読ませてくれる作風が好みで、作家買いしています。
今回は、祖父のブーランジェリーを継ごうとする主人公と、そんな彼を自分なりの方法で支えようとする攻め。
しかし、とある誤解から主人公は攻めに反発し・・・。
と、いったお話になります。

これ、私の感覚がズレてる気もしますが、ややシリアス寄りな気がします。
と言うより、主人公が悩み、迷う様が丁寧に綴られる為、どちらかと言うと重い雰囲…

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隻眼の騎士と癒しの花嫁 小説

杉原朱紀  街子マドカ 

本来の世界へ

この方のお話は攻めが受けを溺愛したりお世話しまくったりする甘々なお話が多いと記憶していますが、この話も両想いになるのは最後の方とはいえ、騎士団長の付き人となった受けが騎士団長の世話をしていたはずが、いつの間にか世話される方の騎士団長が付き人を甘やかし世話をする逆転現象となっている甘々な展開です。

<あらすじ>
居場所がなく帰宅せずぐずぐずしていた楓真名(受け)は、ふと誰かに呼ばれたような気…

2

溺れるほどの愛を聴かせて 小説

杉原朱紀  カワイチハル 

少しずつ1歩前へ

【劇団で役者をしている攻め×心にある深い傷に捕らわれたままの元ピアニスト受け】のお話です。

カワイチハルさんの優しくて繊細なタッチは作品の世界観に合っていてとても良かったです。
個人的に小説を読む上で挿絵も重要視しちゃうのでドップリ浸りながら楽しめました。

表紙のイメージで、芯が弱い受けなのかなぁ?と想像してたのですが
繊細さだけでなく強さも併せ持つ受けで好印象です◎
攻めに支え…

1

隻眼の騎士と癒しの花嫁 小説

杉原朱紀  街子マドカ 

ファンタジー3点セットあります

しっかりした王道ファンタジーで安心して読めました。ひねりはなかったのですが、攻めさん受けさんとも好きなタイプだったので萌2より萌です。本編370P弱+あとがき+タイトルなしの後日談SS10Pで、読み応えたっぷりでした。

お話は、夜8時過ぎ、図書館から帰る途中の真名(マナ)が誰かに呼ばれたような気がしたと思ったら白い光につつまれて、さくっと異世界トリップしてしまうところから始まります。飛んだ先…

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