total review:280946today:5
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
9/9(合計:84件)
basso
葡萄瓜
bassoさんの新刊は、自家薬籠中のイタリア舞台作品です。 刺青師のガッドを巡り様々な男たちが鞘当と人生模様を 繰返す物語ですが、ガッドはどちらかと言えば主役よりは 狂言回しに近い役割なのかも知れません。 立ち位置は充分に主役なのですが彼は自身の事を強く 主張しない。周囲の男たちが彼について語る事で物語が 補完されてゆく。 ガッドの存在は、安葉巻の煙に似ているのやも知れません。 …
カノアマスミ
ストーリーは、結構なんか・・・良くも悪くもまったりしてますよね。なんだか重厚なカンジです。 絵だけじゃなくこの人は話の作り方も、あぁすっごくなんか独特なんだな、っていう・・・・・話の舞台の殆どが外国なので、それもあってというか、本当に街角かなんかで本当にあってもおかしくない、いや実際にあるような、そんな肉感的な作りになっています。必要以上に装飾とかしていない、そんな感じ。ノスタルジックでどこか懐…
高坂ミキ
クマとインテリ再びという事で、エッジコミックス、bassoさんの「amato amaro」です。 英訳すると「beloved bitter」って事のようですが、なんて訳したらいいですか?苦いのはお好き?…ってちがうか(^^;) 帯には「ボディーガード X 経済学者」と言う風に書いてあります。 実際関係があるのはこの2人なのですが、だからと言って恋愛関係であるかと言うとまた話は別です、経済…
レビュータイトルは表題作のイタリア語表記。 メンズラブもここまで洒落っ気を出せる様に 進化した。 何気ない言葉や仕草が一々色っぽいのは、 大道具や小道具だけの所為では無いだろう。 激情を蒸留して雑味を抜いているからこその 熱さが、ここにはある。 老眼鏡の似合う渋味のある受けと言うのも、 満更ではあるまい。