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絵津鼓
みくにちゃん
不確かな自分の“居場所”を、ギリギリのところで守っている、そんな作品。 木内も、ナカジョーも、母の帰りを待つ少年も、そのほか誰もが、脆く崩れそうな自分の居場所を守っている。それは、暖かくないかもしれない、求めていたものではないかもしれない。それでも、それを手放したら、今度こそ生きていく術がわからない。 多くは語らないキャラクターばかりで、読者はいろんなことを想像しながら読むことになりま…
おぶもいもい
ネタバレ
想像していたよりずっと木内の心は傷ついていたのがわかり、そうするといつも明るく振る舞う彼の笑顔もなんだか切なく見えてきて。 重たくて苦しい部分もたくさんありましたが、その心が明るい方に向かうラストになっていたので救われた気持ちになりました。 病気と向き合っていないわけではないけれど、それを知った相手が自分と一緒に深く沈み込まれることで生き辛さを感じていたのかな。 ふとした時に木内の世界が…
ひょんなことから同居することになった中城と木内は、朝勃ちからの流れで木内に抜いてもらったりふざけてキスしたりするような描写はあったけれど、適度に距離があってまだ友達の域を超えない関係。 確実に親しくなっているのに木内にはなんだか壁があるように感じて、それがどう拭われていくのか今後の展開が気になるところで終わる上巻でした。 チラリと明かされたバンドをしていた過去のことも、きっとまだ重いモノと…
ゆのまゆ
1巻では暢がグズグズ言ってた感じもあったけど、数年たったらちょっとイケメンになってた。何年経っても恋人を大事にする人って素敵。 暢は大地がグルグル悩んでいるのを受け止めようとしている。 暢は「大地が好き」という揺るぎない思いがあって、他人にどう思われてもいい、自分たちの思いが大事と思ってるから落ち着いてるのかも。 でも、受けになる大地の気持ちもわかる。暢の気持ちは疑わないけど、自分が女の代わ…
絵津鼓先生のオシャレな世界と登場人物の素直な気持ちで作られるストーリーが大好きです。 ノブルが大地が好きなのはスタートから伝わるんだけど、どうやってこの気持ちを伝えるのかなとワクワクして読みました。 好きなのに素直な行動出来なかったり余計なこと言ったり。ちょっとハラハラしましたけど、無事に両思いになれて良かった。 告白するまでのノブルはカッコ悪かったけど、その後の彼はかっこよかった。特に…
モイン
絵津鼓先生は作家買いです。 信頼感が半端無いです。 今回は自身が体験されたご病気が絡むキャラクターだったのですね。一見明るくてちょっとチャラついた感じのキャラクターだったので驚きました。 私自身そのような病気に今のところ縁がなく、ほぼ決定的な部分まで察することができなかった鈍感な自分に半ば呆れつつも二人が徐々に心を開きあい、お互いに癒しあう描写に涙がこぼれました。 あれ、BL作品ってこんな…
かりんていん
絵柄を変えたと先生の言葉がありましたが、私は何冊も読んでいないのでよく分からなかった、でももしかしたら全体的に大人っぽくなったのかなぁ? 良い事だと思いました。 小学生のような少年に見えるのに20代後半、って顔つきの絵柄のかたがいらっしゃいますが私は抵抗有ります。 メロンの味 は優しいお話でした。 優しさしか求めてなくてそれだけが救いになる人々、がいること。そしてそんな時期が誰にでもあ…
しろくろねこ
表紙の色味が独特で深みと温もりが有りますね。全く2人が触れ合わない、どこを見ているか分からない。 雄弁な表紙ですね。 入り口冒頭はとても入りやすく、クラブハウスでバイトをしている中条君(ゲイ)の所に常連客の木内(ノンケ?)から無理やり同居を迫られ、なし崩し的始まるストーリーです。 一見すると軽いノリと有り得ないシチュエーション。これはファンタジーだと認識します。 違うんですよね。リアル…
ももよたん
朝人って「SUPERNATURAL」の2人と同じ美容専門学校の子だったんですね…気づくの遅過ぎやろ( ^ω^ ) まあそれはいいとして、前作で2人の明るい未来を感じられたのはなんだったんだ…?という感じの本作でした。 槙雄の自分探しの旅は1週間で終わって帰って来たのはいいのですが 偶然会う→ヤル→じゃあね あれ? 前作から進展してない…だと? あの朝人の告白も槙雄にとってはそう…
一穂ミチ 絵津鼓
御影
真夏の炎天下の中、若菜庵の真知は、お得意様である椎葉さんの家に和菓子を届けに行きます。真知は、椎葉の家に行く前に椎葉家の子どもである佑に助けられます。 二人は、それ以降も若菜庵のお菓子を配達したりなどで、ずっと交流していきます。 初めての出会いは、真知が大学生、佑が小学校6年生の頃です。私は、その頃の二人は、本当に仲のいい兄弟、年の離れた友人だと思っていたのですが、どうやって恋仲になるの…