遠野春日さんのレビュー一覧

たぶん好き、きっと好き 小説

遠野春日  あさとえいり 

前半は面白かったです

イケメンでクールな俺様攻めと、美人で外面のいい女王様受け。
ガチンコ対決!って感じで、冒頭から中盤にかけてはかなり面白かったです。
お互いに意識しあってピリピリしてて、ハブとマングースの冷たい睨みあい状態で。
ウホッ、て感じでした。

ただ、後半が微妙だったかな。
女王様受けが陥落してからのエロエロ展開が、私の好みからはズレちゃった感じ。
とくに後半の、攻めの弟くんをまじえての3Pは、このお話には…

0

茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

キュンとくる・・・

やんごとなき筋とも縁が深い孤独な資産家が、庭師を好きになる・・・。
その設定だけで萌えました。

原作は読んだことないけど、漫画の雰囲気のだと優雅な貴族の秘め事みたいな感じ。
でも真実の愛を確かめ合う二人が情熱的で・・・


読み進めるたびに絡まってゆく二人の関係に釘付けになりました。
そして確かな絆が生まれてゆく・・・。


日常はおたがいの立場を守る、主人と庭師。
夜は…

4

恋人は不機嫌な絵本作家 小説

遠野春日  あさとえいり 

かわいいお話

カラッと明るくて可愛い受け。
今まで読んだことのある遠野春日さんの作品から考えると、かなり珍しい受けだなァと思いながら読んでたんですが、あとがきでご本人もそれに言及していました。
こういう受け、好きです。女王様受けが一番好きだけど、前向きで明るくて可愛い受けは、その次ぐらいに好き。気持ちよくなれちゃう。

対する攻めは、気難しい変人でした。
絵本作家をしてて、金持ちでイケメンなんだけど、情緒にかな…

1

恋する僕たちの距離 小説

遠野春日  門地かおり 

もどかしくてたまらない、小さな嘘が招く誤解とすれ違い

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
クラスでも目立つタイプの尚二×無口で不器用な性格の基紀の、もどかしい同級生ラブ。

くわー!はがゆいよ君ら。(地団駄)

両者で交互に綴られるんだけど、これは真相を知ってる読者のための両視点。というより、焦らし作戦のターゲットは間違いなく二人ではなくて読者だ。笑
ちょっとした嘘と偶然が招くすれ違いという迷走に、著者の思惑通りまんまと身悶えしました。

5

悪い男 小説

遠野春日  石田育絵 

しりすぼみ…

悪い男(攻め)に翻弄される健気受けのお話。
ワクテカしながら読みすすめたんですが、しりすぼみでした。
悪い攻めは大好物なので、あれ?なんでかな?と自問自答して、その理由が分かりました。
「悪い攻めが、しっぺ返しをくらう場面」が無いからだ!と。
自責の念にかられまくって苦しみもがく姿が読みたかったのですよ!
私が悪い攻めを好きな理由はソコなんですね。
実際、やってる中身が「受けの社会的な立場を失墜さ…

0

ラブラブラブ 小説

遠野春日  西村しゅうこ 

六人六様の愛のかたち

男五人と女一人の、六人三カップルの恋の話です。
章ごとに主人公が変わります。
視点が変わることによって、関連がなさそうだった人物と人物が実は繋がってることが分かるという、凝った構成のお話。
なかなか面白かったです。

欠点は、男五人は魅力的なんだけど、たった一人だけいる女性が魅力のカケラもなかったことかな。
BLだからこれでいいのかも知れないけど、バランスを考えると、あまりにヒドイ気がしましたよw…

0

眠らぬ夜のギムレット(2) ブルームーンで眠らせて 小説

遠野春日  沖麻実也 

予想を悪い意味で裏切られました

『眠らぬ夜のギムレット』の続編、というかスピンオフ作品です。
主人公はかわるし、ストーリー的な関連度は薄いから、前作を読んでなくても大丈夫です。

せっかく主人公が「遊び慣れた男で、誘い受け」みたいな設定なのに、まったく生かせてなかった気がしました。
「慣れてるはずなのに、本気で恋したせいで、相手に翻弄されてしまう」というギャップを楽しむ作品なんだとは思いますが、遊び慣れてる人らしき言動が最初から…

1

眠らぬ夜のギムレット 小説

遠野春日  沖麻実也 

前半は面白かったけど、後半がなァ…

前半は、テンプレ展開な王道リーマンラブでしたが、なかなか面白かったです。
仕事の契約をするかわりに、体をよこせと言われ、それに従う受け。
体を重ねるうちに恋心が芽生えてしまう。
ちょっと展開が読め過ぎじゃないかなァとは思いましたが、ハングリーで仕事への野心に燃えつつも、恋に悩む受けの姿が良かったです。

続編はかなり萎えました。
受けが、「私と仕事、どっちが大事なの?」みたいな悩みに囚われてぐるぐ…

1

罠 -temptation- 小説

遠野春日  小路龍流 

ツンデレの基本形

虜-prisoner-
攻・蓼沼征典(25) 無職
受・桐嶋晶也(19) 大学生
俺様×健気。

晶也はカモられ居酒屋で飲みつぶされ置き去りにされていました。
見かねた征典が介抱したことが2人の出会い。
征典は桐嶋物産に入社し将来を期待されていましたが、無能な上司の嫌がらせに耐え切れず殴り、クビになっていました。

立替えた代金を返しに来る頃には、晶也の素性を調べていた征典。

0

高慢な野獣は花を愛す 小説

遠野春日  みずかねりょう 

「好き」とは言わない

攻・野津早志(32) 合法すれすれの実業家 ヤクザの組長の伯父がいる。
受・関朋敦(27) 花屋兼カフェの経営者

亡くなった両親の後を継いで花屋とカフェを切り盛りしている朋敦。
ある日、威圧的な雰囲気を持つ2人組みの客がやってくる。
野津不動産…以前から執拗に店の土地を売れと文書を送りつけていた…と名乗った野津は、朋敦を脅し、強姦する。
その時の声を録音されてしまい、それを盾に身体の…

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