遠野春日さんのレビュー一覧

LOVEラブ 小説

遠野春日  小椋ムク 

DKもの

高校生の先輩後輩。受けが先輩です。

イラスト買いしたと思う…。電子版の最後に小椋さんのショート漫画が掲載されていて、めちゃくちゃ可愛いです。

初出年からして時代性の典型とはいえ、性指向について真面目に突っ込んだお話だと思います。文章が硬質で、今のライトな風潮に比べると律儀すぎる文の詰め方がすごい。読み返しなので、細かすぎて時々流したところもあるけども笑

受けに対して酷い仕打ちをす…

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劣情婚姻 小説

遠野春日  雨澄ノカ 

偽装結婚?

マフィアもの。
スーパー攻め様と跳ねっ返りの心理戦です。

天涯孤独の里見。NYで単身起業しているが、非合法な取引にも手を染めている。マフィアのシマでやらかし危うく沈められそうになったところ、コンパニオーニ・ファミリーのコンシリエーレ(ボスの相談役)、神津に拾われる。

神津に体も女にして妻にすると宣言され、怯えつつ従わざるを得ない里見は、機を見て逃亡する算段を図っていたが——

い…

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情熱の灯火 小説

遠野春日  円陣闇丸 

このシリーズは続いてほしい

とうとう冬彦くんを迎えて家族になった遥と佳人。
もう彼らの絆というかラブラブっぷりというか、、、彼らの行く末を伴走し続けたい気持ちになります。

ヤクザに囲われていた佳人を遥が見受けしたところから始まるわけですが、色んなことがありつつ、最初はつれなかった遥も今じゃ、佳人にメロメロです。まぁ、それを表には出さない人なんですが、佳人の方も口で話さなくても通じ合えてるって思っているし、実際そうなの…

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ほろ苦くほの甘く 小説

遠野春日  麻々原絵里依 

ノンケ略奪ラブ

作者曰く、路線変更作品。恋愛心理をしっかりと追うものを書きたくてチャレンジしたそう。イラストは麻々原さん。

ゲイ受けがノンケ上司に恋情を抱き、葛藤を繰り返しながら最終的にゲットしていくお話。恋って理性がきかなくなっている状態だから、好きな相手を目の前にすると緊張したり、叶わないなら諦めようとヤケになったり、どうせ振られるんだったらと思い切って迫ってみたり、挙動がおかしくなる受けの心理状態はよ…

2

百五十年ロマンス 小説

遠野春日  ミドリノエバ 

シリーズ化して欲しい

大好きな遠野春日先生の新作という事で楽しみにしてました。先生の抑制の効いた文章が大好きなんです。

今回はタイムスリップものだという事ということで、いつもの遠野先生とはちょっと違う魅力がありました。

雑誌掲載分の「百五十年ロマンス」は淡々と進んで行って、正直言って後半までケネスの正体と目的が分からずにこのお話の決着点は何処にあるのだろうと心配になったほどでした。

でも楡崎が元の世界…

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百五十年ロマンス 小説

遠野春日  ミドリノエバ 

人の想い

先生買い。ミドリノエバ先生の挿絵がぴったりな、しっとり大人の恋話でした。最後の最後が「わあ♡」と嬉しかったので萌にしました。ファンタジー要素大丈夫で、しっとり系がスキな方でしたらオススメです。雑誌掲載分130Pほど+その続き120P弱+あとがき。

一作目で賞を受賞したものの二作目は売れず、三作目も書けずにいる小説家の楡崎。江戸時代から続く旧家に生まれ、働かなくてもよい身分で容姿端麗なせいか、…

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百五十年ロマンス 小説

遠野春日  ミドリノエバ 

タイムワープ

作家の楡崎晶は、旧家の当主でイギリスにもルーツがあるお家柄。
テレビのお仕事で、家系のルーツを辿る番組の企画があり、資料から楡崎の知らない曾祖母の事を知ります。睡魔が襲い目が醒めると19世紀のイギリスにタイムワープしていて、というお話でした。

タイムワープのお話なので、過去と現在が繋がっている事もあり、ネタバレしてしまうので詳しくは書けないのですが、イギリスで出会った英国紳士のケネスさん素…

4

疵と蜜 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

官能み強いサスペンス

表紙がめちゃくちゃカッコいい、色っぽいですよね。
そして内容がこのイメージにぴったりでした。

冒頭から、白昼堂々の行きずり濃厚スケベinオフィスで始まり、”おぉぉっ!”と引き込まれました。遠野先生の作品は、高等遊民たちがブルジョワ的な恋愛するようなものばかり読んでいたので、個人的にはちょっと新鮮なテイストでした。

受さんがビッチで、攻様が絶倫なので、エロ多めなんですけど(♪)、サスペ…

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甘美で優雅な恋の毒 小説

遠野春日  蓮川愛 

スタンダードなBL

受け攻めどちらも生活に困らない、男前設定です。
王道というか、事情を抱えた受けと仕事一筋の事業家の攻め。
仕事一筋なのだが、受けと出会うことで、恋愛に目覚めちゃう。

このお話では、不幸な受けってより事情があって反骨心?から将来を画策している途上で攻めに出会い、そういうオチね、って感じで最後にはハッピーエンド。

気軽に、BLを楽しむって意味でも初心者さんにおすすめかも知れません。

1

摩天楼に誓って 小説

遠野春日  円陣闇丸 

今回は中休みか

相変わらずラブラブな二人ですが、中休み的にハラハラドキドキはあんまりしませんので、さらっと読み流し。
大きくは智将の家族に基を紹介しようとするのですが、なんとお母さんが覆面でホテルに現れて基のコンシェルジュを使い倒すという。

智将もアメリカンなら家族写真とかもってなかったのか?!
ちょっとストーリーが読めてしまったので、そういう意味でも萌になってます。

でも二人の仲良さは相変わらず…

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