遠野春日さんのレビュー一覧

華は貴族に手折られる 小説

遠野春日  門地かおり 

シリアス<優しさ

シリーズ第3弾とのことですが、他未読でもまったく問題なかったです。

貴族嫌いの攻めが多額の借金に困り果てていた伯爵家次男の受けを買い、凝り固まっているであろう貴族精神を叩き壊してやろうと思っていたが、顔はいいし、予想していた鼻もちならない典型的なお坊ちゃんというわけでもなく、気付けば恋に落ちていた…というアレです。

そしてなんだかんだ両片想いでもあるのに、お互いうまく歩み寄れず悶々とし…

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やんごとなきオメガの婚姻 小説

遠野春日  サマミヤアカザ 

メモ

あとがきから。
「やんごとなきオメガの婚姻」は、
雑誌に掲載した旧題「高貴なオメガは頑健なアルファを恋う」を題名を変えて書下ろしを追加したもの。
「高貴なオメガは頑健なアルファを恋う」の主人公たち;三宅祥久,25歳,x仁礼雅純,17歳;の二人のその後についての書き下ろしを追加して、題名を改めてまとめたもの。

「愛しき年上のオメガ」は、先に発刊されてはいるけれど、三宅祥久x 仁礼雅純の子…

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砂楼の花嫁 小説

遠野春日  円陣闇丸 

両性具有のヒロインの心の揺れと変化が面白い

表紙は、男性的に描かれているけれど、この小説は珍しい両性具有が主人公。
1巻から3巻まで読みました。2月には4巻目も出るみたい、楽しみです。
あとがきに著者も書いていますが、両性具有の主人公の扱い方に工夫があって面白味を上げています。
BLでなければ・・・アラブの皇太子に一目ぼれされて、ひと悶着が解決した後、相愛になってプロポーズ、国王の条件は、宗教上の理由で女性になったら結婚を許すという流…

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やんごとなきオメガの婚姻 小説

遠野春日  サマミヤアカザ 

王道すぎて……

遠野さんのお上品そうな受け!だけにホイホイされましたが、ごめんなさい。
元々オメガにハマれない私が購入してはいけなかった…と読み始めてすぐにピンときてしまいました。

良くも悪くもよく見る典型的なオメガネタというのが一番の感想です。
それだけたくさん世にあふれているネタなので、唯一無二と思える物語に出会いたいと常々思っているのですが、新鮮味はありませんでした。

元から惹かれ合っていた…

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美しい義兄 小説

遠野春日  新藤まゆり 

こういう受け大好き

この小説のおかげで『傲岸不遜』という四字熟語をしっかり覚えました(笑)
すっっっごく好きなんですよね、こういう傲慢な美人受け…。
だけど心を覗いてみると素直になれず頑なに意地を張りつつも傷付きやすく…。
自業自得なところは多々あるのですが、どうにも放っておけない。
母親は出て行き難ありまくりそうな父親の元ではまっすぐには育たなかっただろうな…という仕方のない生い立ちもプラスしてつい情をよせ…

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茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

庭師さんの名前は謎のまま

澄人お坊ちゃまは、庭師さんが℡で法事で帰省する会話を耳にして、コッソリついて行ってしまいます。
田舎の両親が、自慢している跡取り息子の庭師さん。
妹の名前は出てきても、庭師さんの名前は相変わらず謎。お兄ちゃん、と呼ばれているだけ。
田舎で、澄人さんの紹介は、雇用主とだけ伝えます。
・・なんか、淋しい。

戻ってきたあと、クリスマスのプレゼントは、
庭師さんはエンゲージリングを用意して…

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茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

ガーデニング愛好家ならファンになる

娘と縁組を父が仕掛けて、避暑地の別荘を娘に案内をさせる、と言う物語ですが、庭のデザインや植栽の話が面白くて、のめり込んでしまいます。
ガーデニング愛好家なら、きっと好きになる物語。

後半は、英国の庭をまた見学する旅のお話。澄人さんも、庭作りに興味を持ち始めて積極的に参加しています。
今回は、澄人さんから、そろそろ庭のデザインを変えてみて欲しいと言う要望を受けて、ロンドン郊外のマナーハウス…

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茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

原作のイメージと同じ

血筋の良い資産家の御曹司が、両親を亡くした後、広大な屋敷で犬(ラルマニノフ)と使用人に囲まれて、一人で暮らしている。美貌の御曹司は、性格も素直で、すれていない。ただ感情の表し方が、子供のように下手。

よく手入れされた庭が、広すぎて、豊かさよりも、寂寥感が濃く漂う。
こんなに綺麗な所にたった一人で、喜び合ったり、語り合う相手が居ない毎日を送っていたら、魅力的なゲイの庭師と恋に落ちてもおかしく…

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茅島氏の優雅な生活 1 小説

遠野春日  日高ショーコ 

・・・

漫画版の神評価が多いので、原作に興味を持ち、電子版を購読。

原作の方が、やっぱり面白味が深い。
これから、2-3巻を読み進みます。

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茅島氏の優雅な生活 3 小説

遠野春日  日高ショーコ 

此処が彼の原点・Ⅲ

茅島氏フィナーレ、2009年刊、初版は2002巻のリーフノベルズより。
ようやく全3巻読み終えました。

でも最終巻に読んでいる自分の熱量が少し冷めてしまったかな。
既に2巻までのうちに一般人の庭師×高貴な生まれの資産家といった身分差は覆す事はできないのは解っていても、周囲に暖かく見守られての恋愛関係だからね。
ここへきて衝撃を食らう程の事件が起こっても逆に困るけれど。
まぁこの3巻で…

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