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和泉桂 円陣闇丸
弥夜
ネタバレ
今回の主人公は貴郁でした。 個人的に「暁に濡れる月」から気になっていたキャラなので とても楽しみでした。読み終わったあとは、こう来るのか(笑)と思わされましたが。 この話の関係性は端的に言うと3Pなので好みが分かれると思います。 私は3Pあまり好きな方ではなかったのですが、このお話に関しては 「これもまた1つの幸せなのだろう…(この人達の中では)」 と思わされました(和泉先生の…
円陣闇丸
fiona0109
絵はとってもカッコよくて色気があって大好きな漫画家/絵師さんのお一人です。 思えば、今まで読んだ円陣さんのオリジナル漫画は全部ファンタジー要素が入ってます。 小説でも見ているせいか、もっと普通の?(ファンタジー要素なしの)お話も描かれている印象を持ってました。^^; 今作は時間軸が前後することがあるので、ちょっとややこしい構成にはなってますが、タイムスリップ系のお話が好きなら、それほど込み入…
物語は本編終了後、イタリアへ旅立つ1ヶ月ほど前のエピソードです。 友人の律から温泉に行ったという話を聞き、仕事の引継ぎで多忙の中、なんとか東海林は2泊3日の休みを取ります。 ルコちゃんも早めに原稿を仕上げて、2人で温泉でゆっくりする予定だったんですが…原稿が上がらず、なんと飛行場で仕上げて宅配便で送るはめに…(笑)。 その前にもルコちゃんは徹夜をしていたので、ホテルで爆睡するんじゃないかと心…
榎田尤利 円陣闇丸
漫画家シリーズ最終巻ということで、他の作品の主役たちもちょこっと脇役で登場しています。 ただ、このカプでの前作「きみがいなけりゃ息もできない」さえ読んでいれば、他の3冊は読んでいなくてもストーリーは理解できるようになっています。 相変わらず生活能力ゼロのルコちゃんなんですが、今回はちょっと無理をしてしまいましたね^^; そのせいで自分も東海林も苦しめる結果になってしまいます。 詳しいお…
snowblack
清澗寺シリーズ第二部戦後編、その2。 その1は鞠子の双子の息子が主人公だったが、本作は和貴の養子貴郁の話。 第一部の冬貴の四人の子どものうち、結局只一人清澗寺家に残った和貴。 貴郁は実は冬貴が外で作った子だが、跡継ぎを残せない和貴に養子に迎えられ 清澗寺家で育った。 長じて帝大の学生となった貴郁の元に、召集令状が届けられた。 生きている実感を持てぬまま果てるのか…… 雨の…
marun
シリーズ第2部で番外編の趣がある今回のストーリー。 戦後の動乱の中、清澗寺家は他家の華族とは違い進駐軍相手にも社交的な感じで 栄華を極めている中での話です。 今回の主役の要は清澗寺貴郁、あの華やかで清澗寺家らしい和貴の養子の長男ですね。 義父だけど、実は血の繋がった兄でもあり、貴郁の禁忌的な初恋の相手でもあります。 それだけでも流石清澗寺家の者だと思えるのですが、一見真面目でストイッ…
旧版の方で本編のレビューを書いているので、こちらでは新装版で追加された「きみがいたんじゃ転居できない」についてのレビューを書こうと思います。 「神」評価は本編と合わせての評価です。 「きみがいたんじゃ転居できない」は小説b-Boyに2005年に掲載された作品だそうです。 2人が大学で再会する時のエピソード。 本編の方で高校3年間離れていたというのは分かっていたのですが、小学校・中学校と…
この作品を好きになれるかどうかというのは、受け様のルコちゃんにかかってる可能性が大きいと思います。 もうすっごく生活能力に欠ける大人なので、そこが好きになれるというか許せるかどうかという所だと思うんですよね。 私も基本、ダメダメな大人は好きじゃないんですが、ルコちゃんの純粋さとか、東海林にすがる時のなんとも拒めない表情で許してしまうんですよね…。 今回読み返してみて、このルコちゃんの赤ん坊の…
このお話、主人公2人の関係がなかなか進んでくれないのでじれったいのですが、今回は成澤が日本に帰国!そして振一郎が大学生!ということで二人のラブラブを期待したのですが、やっぱり簡単にはいかなかった(笑)。 せっかく二人で過ごせる時間が増えると思っていたのに、なんと成澤がアメリカで世話になった教授の息子に部屋を間貸しすることになって…おいおい、ナルナル~^^; また振一郎に我慢させる気なのか?と思…
なんかもう
清澗寺家シリーズ10! もう10作目なんて!目をひん剥いてしまいました。 まず、円陣蘭丸先生の美麗な表紙のイラストにドキドキしてしまいました。発売日に購入するなんて、久方ぶりのことです。なんて端麗な表紙!と、目を奪われました。 以下はネタバレです。ご注意下さい。 清澗寺家和貴の養子、貴郁。生の実感がないまま成人し、政略結婚の末に、愛情の通わない妻との形ばかりの夫婦生活を送…