円陣闇丸さんのレビュー一覧

二重螺旋 10 千夜一矢 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

視界のゴミ!?

もう10巻までまいりました。
多分題名の二重螺旋はDNAの事を指しているのだとは思うのですが
毎度おこる出来事も人間関係も複雑で二重螺旋のようだとは思うのですが
二重螺旋どころか何重にも絡み合って自分にはその絡まりが複雑に入り組んでほどくのにやっかいになっているんじゃ?とさえ思うのではありましたが、今回一応の一つの事柄については決着がついたといえるのかもしれないです。
だけど、毎回毎回、篠…

8

二重螺旋 10 千夜一矢 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

萌えは薄いが、内容は濃い。

しかし、今までが激動すぎて感覚が麻痺してしまったのか話的にはかなり大きく動いてるはずなのに、あまり心は動きませんでした。
理由は、雅紀にも尚人にも祐太にとっても既に過去の事になってて、三人の心にも響かない出来事だったからだと思いました。
しかし、どうでもよい出来事でもなく物語の中ではひとつの区切りみたいなもので、これからの話の方向が変わってくる分岐点だと思いました。
ただ、BLとしては物足り…

4

魔法のない国の王子 小説

さとむら緑  円陣闇丸 

逆異世界トリップ 王子様と新米喫茶店マスターの500年愛

円陣さんの王子様のイラストに惹かれて読みました。

王子様です、王子さまっぽいキラキラしたイケメンじゃなくて本物の王子様の登場です。

主役は高校卒業後に祖母が経営していた喫茶店を引き継いだ孝行な孫の静。
客商売には少々不向きな口下手がたたり失敗もあれど、どうにかやっていけているが先行きは危うい。
ある日なぜかとても気になる絵画に惹かれて展示会会場に行くと、なんと絵の中から飛び出してき…

1

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

王道だけれど

作家買いです。何というか、まさに王道といったお話でした。

内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。



偏差値の高い全寮制の高校で、高校三年生の時に寮で同室になった水城と鴻上。その高校は学費も高く、家庭が金銭的に余裕のある子息の多い高校でもあり、水城は大企業の社長令息。
金銭的に裕福ではないけれど、成績がよく奨学金を受けながら通う生徒もいて、鴻上はそのタイプの生徒。
社…

14

サウダージ 小説

華藤えれな  円陣闇丸 

本来マフィア物は苦手・・・

本来私はマフィア物があまり得意ではありません。
特別な場合(ドラマCDでご贔屓の声優さんがご出演だから、好きな作家さの本だから・・・等)を除き、めったに手を出すことがないのですが、この作品は表紙とあらすじに惹かれて購入したのでした。

初読みは相当前の事になります。
そして、その当時この作品に激しく萌えて、何度も読み返していました。

久しぶりに読み返しましたが、私の中で色あせず、心魅…

2

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

これぞ好みの、The BL!

3月から4月、そして5月と発刊が遅れた新刊。
円陣さんの挿絵ということで、期待が高まるとともに
同じレーベル、同じ組み合わせ、でスカだった作品の記憶がよぎり
ちょっと不安もありながら手に取った。

結果、これは好きっ!
好みの「The BL」だった!
会社買収を背景にした、同級生の再会LOVE。

          :

かつて金持ちの子弟が集まる全寮制の男子校で
同室だ…

12

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

THE王道BLを堪能!!

あらすじからして、王道を楽しめそうな期待感たっぷりで読みましたが、期待以上に面白かったです!!
英田先生の文章力にはさすがの一言です!
エロいシーンでも掛け合い漫才のような会話が面白くてくすっと笑ってしまったり、祖父を失って孤独感に打ちひしがれてる受けに思わず涙してしまったり。。
攻めと受けがすれ違うきっかけとなった出来事が誤解だったことはすぐに分かりましたが、すれ違いから和解までの流れもス…

7

メイク・ラブ 小説

芹生はるか  円陣闇丸 

亡き恋人を忘れられない外科医と孤独な高校生の苦くて切ないラブストーリー

初出から15年以上たっている作品ですがあまり古さは感じませんでした。
ただ、高校生が当たり前に携帯を持つ以前であったり、初めての場所に行くときに地図アプリじゃなくて手書きの地図というところくらいでしょうか。

榊原はずるい大人です。
付き合っていた年上の恋人が事件に巻き込まれ亡くなるまで、体の関係ばかりであまり優しくできなかったし欲しがっているだろう言葉も与えてあげられなかったことを悔やみ…

4

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

涙に絆される

電子版が出版されたので、ちょっと高かったけど入手!
だってヤクザ。されどヤクザ。そして、そして組長受けです。
この贅沢さ。
この設定を考えただけでウキウキしてしまう。
だって利害的に弁護士先生はわかる。でも、舎弟にヤラレ・・って!そこが楽しみで読み進めていったんですが、内容は軽いように見えて、実はシリアス。
始めの本家での問いつめのシーンはどう収拾をつけるのか自分なりに想像してたんですが…

10

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

踏んだり蹴ったり

作家さん買いの初読みです。
ご先祖様の恋を辿りイギリスを訪ねたら、とんでもない事態が待っていた…
素敵な伯爵様との恋というよりも、主人公凛の己のプライドをかけた戦いという感じでした(笑)
相思相愛になってからは甘甘でした。

恋愛に発展しそうな予感どころか、わけもわからず憎まれている主人公という所からスタートです。
これがどう恋愛になるのかという期待感が面白かったです。
でも読んでい…

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