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かわい有美子 円陣闇丸
ピピン
ネタバレ
萌えました。私は、不器用でぎこちない大人のラブが好きなのです。 まず、表紙イラストがいいですね。 タイトルの「墨と雪」にふさわしく、小雪の舞う中に、墨色のダークスーツ姿の主人公二人。色目を抑えたイラストで、かえって主人公たち二人の表情が際立って見えました。 今作では、平河寮シリーズ(私は全作既読済みです)の「甘い水」で当て馬(?)だった、SITの隊員・篠口が主人公です。 私は「甘い水」で、…
五条レナ 円陣闇丸
M+M
丸ごと1冊表題作です。 伊織(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。 伊織は大学時代から一途に藤堂(攻め)を慕い、仕事のパートナーとして支えています。藤堂は会社のために結婚をしようとしますし、伊織にも同様に結婚を勧めるような仕事一筋の男です。伊織の気持ちを知っている黒部の脅迫を振り払うために、伊織は藤堂にゲイであることをバラしますが、それを知った藤堂は伊織に抱かせろと迫り…という話です…
高尾理一 円陣闇丸
2007年発行のショコラノベルスを文庫化したものです。表題作の他に書き下ろしSSがついてます。どちらも凛の視点がメインで進んでいきます。 「百年の恋」 百年前に恋をしましたがイギリスと日本と離れ離れになった二人の子孫であるヒュー(攻め)と凛(受け)が擦れ違ったり誤解を解いたりして恋人同士になる話です。最初は頑なに凛を疑うヒューを、凛が辛抱強く説明をしていく場面は共感できますし、ヒューの妹・…
2012年にショコラ文庫(心交社)で新装版が出版されています。 新装版には9ページの後日談のショートが収録されていますので、今から購入されるのならそちらの方がお得かもしれませんが、本編の大筋的にはそう問題ありません。 表紙は、題名や著者名の文字の位置が新装版とは逆なので、その分イラストはヒューの足や凛の背中が広く取られた構図になっています。違いはそのくらいかな? 内容は、ヒュー(…
表紙イラスト(裏表紙イラストでもあるのですが)をカードにしたものです。円陣闇丸先生の男前ヒューと大きな瞳が可愛らしい凛の周囲を、ぼんやりとしたバラが彩っています。 タイトルや先生方の名前の文字がないと、大きな黄色のバラがどーんと目立ちます。バラの花はヒューの胸にも飾ってありますが、黄色のバラといえば「嫉妬」という有名な花言葉があります。それが不機嫌そうなヒューの表情と相まって、なにやら意味深…
萩野シロ 円陣闇丸
表題作と短めの続編の2作品収録されています。 記憶喪失ものって、「失うまでの記憶はどんなものなのか」「いつどうやって記憶を取り戻すか」がポイントとなり、ミステリ要素が高くなる傾向があるので、推理小説好きの私にとっては大好きなジャンルです。 事故まではどんな自分だった? 本当に単なる事故だったの? 二人の関係は?上位だったのはどっち? そして、その期待を裏切らない素晴らしい作品…
ミルクオオメ
ここで大好きだと絶叫したいのは山々なんですが・・・ スイマセンっやっぱり大好きです!! 警察官の物語という硬質な色を持ちながら、その中のキャラクター達の愛らしい事・・っ 普段クールな分、垣間見せる二人の間の会話や日常の中に、意外な程の親愛や慈愛の表現を発見する度、どうしようもなく愛しくて、顔が弛んでしまいました。 このシリーズ、全巻完読済みですが・・続きが出るの本当に待ってましたよ〜〜…
円陣闇丸
こにしそる
Voice or Noise の6巻でやっと!の完結編です。 「好き」と気付いてから長いのに、本当に最後の1線は越えていなかったんですよね、この2人。 今さらなんですが、完結にあたって、難しい箇所をふわふわっと読み流していたフシがあったので、一から読み返しました。 この世の物でないものと会話が出来たり、見えないものが見えたり、隣にいる動物だってもしかしたら違う世界から来たのかもしれない…
トーゴ
エロ事は密やかに、読者の知らぬところで地道に進行していたみたいです。 あまりの衝撃にしばらく呆然としてしまいましたが、それはそれ。 謎が謎を呼び広がった物語。 アフトと以前の飼い主が織り成す感傷劇もようやく対面する事ができ、また新たな後悔が生まれてしまいます。 けれど残された者として受け止めるべき心残りだと思いました。 成澤と会話のできるアフトだからこそ、うやむやにせず別れを惜しむ決別の…
吉原理恵子 円陣闇丸
まりーん
独特な文体がストーリーと絡まって彩る、吉原ワールドが存分に出ている一冊です。執着もの、兄弟ものは他にも何冊か読んでいますが、それらとは何味も違います。 以降巻を重ねるにつれ、内容の重複、間延び、風呂敷、etc…読むに堪えなくなりますが、この1巻と2巻は本当におすすめです。 離婚により壊れていく母、引きずられるように壊れる長男、禁忌を見てしまう長女と次男、三男は引きこもり…救いのなさがたまりませ…