円陣闇丸さんのレビュー一覧

一生続けられない仕事 完結記念 トリビュートBOOK グッズ

おもしろ豪華

「永久保存版!」の文言に違わぬ小冊子だと思います。
表紙はちょっとクールにキメた早坂。
そして前半は、山田ユギ先生ご自身による描き下ろしマンガ「早坂、先輩になる」。
内容はチャラい司法修習生がやってきて早坂の下につく、というお話です。
せっかく早坂がキリッと生真面目にやってるのに、森が来て早坂を「よっしー」なんて呼ぶから、チャラ男くんも早坂をよっしー呼びするようになっちゃう。
でも三上先…

6

一生続けられない仕事 完結記念 トリビュートBOOK グッズ

豪華作家陣による「一生続けられない仕事」完結のお祝い!

「麗人 2018年11月号」の付録は、「一生続けられない仕事」完結記念のトリビュートBOOK!
ユギ先生ご本人もショートストーリーを描き下ろしされていますが、トリビュートに参加している作家陣の豪華さといったら!
眺めてるだけでテンション上がる~♪

雑誌一冊買うだけで小冊子を入手できるのも嬉しい!
(複数買って、振込して、応募券発送してって手順がいらないなんて…楽!)

※麗人本誌の…

6

終わりなき夜の果て 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

新生『清澗寺家』の誕生

上巻は『グランドフィナーレ』感が満載で、第一部のラストに向けた「読者サービス?」と感じる部分もありましたが、下巻は『今まで広げたお話を綺麗に畳んだ』という感じです。
その畳み方が、実に整然と美しいのです。特に表題作!

物語の中では容姿も性格も異なる兄弟として描かれてきた国貴と和貴ですが、こうしてみるとよく似ています。自己犠牲という名のもとに自分を投げ出し、全て一人で解決しようとするところが…

3

終わりなき夜の果て 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

怖かったパパが愛らしく感じた

『清澗寺サーガ』第一部の最終話ということでパパも息子もおじい様方も総出演です。時代も維新の頃から昭和の初めまで、飛ぶ飛ぶ。
上巻は深沢×和貴、伏見×冬喜。プロローグでは嵯峨野と貴久のおじい様方も。
長かった一族のお話のグランドフィナーレ。この神話に登場した全員がシャンシャンを手に持ち、羽根飾りを背負って大階段を降りて来て、スポットライトがあたると二人で踊り出す、的な感じ。

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1

紅楼の夜に罪を咬む 小説

和泉桂  円陣闇丸 

『穴馬』的な面白さ

『清澗寺サーガ』の中ではあまり注目されていない(と、思うのね。そもそも評価を付けている方が少ない)本作。やっぱり私はへそ曲がりなのかなぁ……表題作はとても好みでした。
何が好きかって言えば、主人公の二人にはそれぞれ『自分が守っていきたい唯一の人』が別にいるということなんです。もう二人とも、自分の矜恃も曲げてでもその人を守ることに囚われている。こんな二人の関係がとてもスリリングなんですよ。
電子…

3

神鳴り花 ~傾国の神官~ 小説

沙野風結子  円陣闇丸 

お仕え欲も満たしてくれる

円陣先生の挿絵おっかけで購入したのですが、珍しく色事&設定が画期的にツボって、お仕えしつつイケメンにデロ甘に愛されるのって大好きだわっと激しく思った作品。色っぽい方面の評価で神です。今回改めて読み直したけどやっぱり好きだー。人によっては地雷かもと思うので属性ご確認ください。

色素の薄い民が大半であるヴェルザー皇国の宮廷内で唯一の東方人種であるハル。幼い頃からレオンに仕え、今は皇帝専属神官とな…

6

罪の褥も濡れる夜 小説

和泉桂  円陣闇丸 

パパキターーーーーー!

ついに、待望の『パパ編』です。電子には挿絵なし。あとがきあり。
長男次男が大変恐れている『清澗寺家の血』。
淫乱であることは確かに、表向きにはいけないこととされておりますが、太古の昔から『性の魅力』自体は一つの力として、大っぴらに語られてきたことでもあるわけです。
だったら何故、彼らがこれだけ父を忌み嫌うだけではなく恐れているのか、それがよく解らなかったので、今まで私はいまいちこのシリーズに…

4

花嫁と誓いの薔薇 砂楼の花嫁(2) 小説

遠野春日  円陣闇丸 

私にはツッコミどころが多過ぎて楽しめませんでした……

遠野先生の他の作品が好きだったので読みましたが、読み始めから若干げんなりしてしまいました。
とても残念です……。
そもそも秋成とイズディハールの良さがよく分からないまま2巻目。
何故BLの女性キャラクターってこう男尊女卑的な考え方で描かれる宿命なのかなぁ……。

まず、こういう王子様ものでいつも心配してしまうのが後継なので、弟に皇太子の位を譲って安心したと思ったら、弟までとなるとこの国ど…

2

せつなさは夜の媚薬 小説

和泉桂  円陣闇丸 

三男は素直

長男、次男が強烈に捻じれていたのですが、あら、三男は可愛い。
あのご家庭でここまで通貴がワンコだというのは、国貴と和貴が必死で守っていたんでしょうねぇ……偉業だと思います。
あ、ここまで書いてちょっと気づいちゃった。
清澗寺家って『父性がない家』なんだ!
国貴と和貴の『守り方』って、お母さんぽい。
まあ確かに、父がいない家ではあるのですが、でも母がいるわけでもないからなぁ。『化け物』と『…

1

夜ごと蜜は滴りて 小説

和泉桂  円陣闇丸 

迫力

うーん……やはりこのシリーズ、私には合わないのではないかと思い始めてきた二作目。
一作目同様、電子書籍版にはイラストがありません。

無理目と知りつつ、必死で手を伸ばそうとする登場人物は好きです。出来ないことを「出来る出来る」と頑張る姿があれば、結果がどうであろうと、もっと言っちゃえば、多少アンモラルであろうと良しとしちゃう所があります。

なのに、なんで和貴はダメなんかなぁ……
「本…

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