円陣闇丸さんのレビュー一覧

二重螺旋外伝 灼視線 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

値段と内容がマッチしてません

全編雅紀視点で書かれてます。
大好きな二重螺旋シリーズの番外編という事で手に取りました。
正直この内容で1,470円は高いような気がしました。
雅紀の尚人に対する執着は本編からすでに伝わっていますし、あまり新しい事もなかった印象です。ただ『業火顕乱』で登場した従兄弟達の話が聞けた事はちょっと嬉しかったです。従兄弟も従兄弟同士仲が良いところがツボだし、尚人と仲良くなりたいと思った零や二人で出か…

2

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

息はぴったりです

 豪徳寺薫子というペンネームで活動する、少女漫画家の二木は、幼なじみでもある東海林とアパートの隣同士に住んでいる関係です。
 家事、炊事、洗濯などの日常生活が上手にできない二木のために、東海林は時には母親のように、時には漫画アシスタントとして二木を支えていきます。
 
 ある日、鼎というアシスタントが二木の元を訪れ、この二人の間に入り込みます。鼎は漫画アシスタントという立場で、これまで東海林…

2

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

読み応え抜群

上下巻の下巻は、大変満足のいく内容でした。
シリーズも長くなって、不思議な魅力ある清澗寺家の色々な時代を堪能していますが、
今回の作品は、双子の恋愛が同時進行で進んでいて、双子ならではの楽しみ方が
出来るように感じます、双子だけれど、事情の違う育ち方をしているせいで、
性格的にも大きな違いがあるのですが、やっぱり清澗寺家の血筋、根底に流れるものが
愛の為なら死ねるってくらい情に厚いお家柄…

7

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

それぞれが選ぶ道。

双子編下巻ですね。
それぞれに想い人もできて2人でいることよりも想い人の元へと通うことが多くなっている今日この頃。

とはいっても、泰貴の方はかなりの前途多難というか。
心動かされて信じたいと思っていたのに裏切られたような状態で。
藤城が求めていたのは「愛」ではなく「服従」
藤城の前に膝を折ることで一種の安らぎを得ることも可能だったのに、それに屈することなく立ち向かおうとする泰貴の姿は…

7

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

清澗寺家の明日

清澗寺家シリーズ、第二部戦後編その弐です。
(すいません、長いです;)

末娘の鞠子が生んだ双子、
一人は赤子の時分に清澗寺に預けられ、御曹司として育つ。
一人は貧しさの中で育ち、戦火の中母と妹とも生き別れ、
孤児たちと寝食を共にして、男娼まがいのこともしながら生きている。
その二人が戦後再会し、清澗寺家という特別な家も時代に翻弄される中、
それぞれの恋をしていく。
全く違った境…

7

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

この作品に見るBL小説の未来

本作は「これからのBL」の新たな王道になるのでありましょうか。
2012年度に高評価が続いた尾上与一氏、BL界の黒船到来か!?と思わせる咎井淳氏
そして本作を見るにつけ、BL界は新しいフェイズを迎えたような気がしてなりません。

本作は幽霊というか、生霊というか、ともかく「生身」じゃない恋人同士が
あの世とこの世の狭間で大げさにいえば「生き方」を模索するストーリー。

確信犯的に往年…

9

さやかな絆 -花信風- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

本当の仇

情熱シリーズが新装版1部完結して5作目のこの作品が第2部のスタートになります。
ここから情熱の文字が外されているのですが、二人の絆がこの作品で最も深く結ばれ
一生涯のパートナーになった気がする内容です。

ヤクザの組長に親を助ける為に10年も囲われ者をしていて、1億の金額で攻め様から
助けられ、紆余曲折ありながらも次第に心を通わせる二人。
1作目から毎回何らかのトラブルに会いながらもそ…

4

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

さあ、第二部の開幕です。

楽しみにしていた清澗寺家シリーズ。
一応、雑誌で読んではいるんですが、それも結構前のことなので改めて読んでみるとやっぱり楽しかったり。

物語は和貴から次の世代へと移って。
鞠子が産んだ双子が主人公となります。
1人は鞠子と共に貧しいながらも育てられた泰貴。
もう1人は鞠子から和貴へと預けられ育てられた弘貴。
育てられた環境が違うから双子でも性格が違うのは当たり前ですが、かなり対照的…

5

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

手に入れてよかったです。

大きさもあり、厚さもありで読みやすく凄く満足です。
まだ、本編を読んでいないものが多々ございますので、読みたかったのもだけ3本。
これが読みたかったので応募しました!
まずは樋口美沙緒先生『狗神の花嫁』。
本編のあとの日常のひとこまを藤目線で書いたお話です。過保護になりすぎた狗神がつまらないことで比呂と喧嘩するのですが、犬も食わない夫婦喧嘩に付き合わされる藤です。相変わらず仲の良い2人が読…

5

暁に濡れる月 (上) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

恐るべし清澗寺家

第一部シリーズが完結し、始まりの書的な外伝を挟んでの清澗寺家シリーズ9作目は
このシリーズのファンには待っていましたのようなシリーズ第二部のスタート。

時代は戦後、時代的には混乱を極めた時期のストーリーで、お話もドロドロしてるかも。
離ればなれに育った双子が再会するのですが、一方は何不自由ない暮らしで、
清澗寺家の跡継ぎして育った弘貴と、方やその日の食い扶持と寝床を確保する為に
身体…

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