ビーボーイノベルズフェア2013　肉食エロ（表題作　疵痕）

たまらん！この関係性！！！

榎田さんの「10×3」の続きが例えSSでも読めるなんて！！
まさにヒャッハーーーー！！ですよ！！
改めて各キャラの年齢設定とかを見るだけで
凄く魅力的なんです！

菊池（攻）は19歳のチンピラで、素直だけど要領が悪い。
辻（受）30歳過ぎ、小さな組の頭。
財津（攻）40代半ば、非常に頭が切れる凄腕弁護士。
バランスいいわぁ……。

電話で人の生死がかかっている話をしているのに
菊池にしゃぶらせている辻っていうのが既にぞくぞくですｗ
まだ挿入させてもらえない不満をつい漏らします、菊池。
いくらなんだってデカいのは痛いと思うし
ディルドで慣らしてきても、ホンモノとはまた違う気がｗｗ
だけど、財津だけと繋がってるのはやっぱり哀しいよね！

検査と称してモノを出すことを要求されたのに
「ほんとえげつねえな」とまた容赦のないお言葉。
財津に後ろを貫かれている時に口にコレを押し込まれちゃ
さぞかし苦しいでしょうねぇｗ

そこに噂の主・財津登場。
ツレない事を言われても怯まずにキスを仕掛けます。
甘い息を漏らし、拒否しない辻の二人をただ見ているしか出来ない不甲斐無さ。
だって財津には勝てるところなんてどこにも無い。
血がつながってる叔父と甥なのに、何ひとつとして。
劣等感に落ち込みそうになった時、
先程の電話の相手から辻のスマホにメールが…。

尻拭いをしに行かねばならなくなり、
菊池に「いざとなったら楯になれっか？」と尋ねる辻。
即答＆力説する菊池がいとおしい。
上着を着せかけると、にやっと笑って菊池にキス。
突然過ぎて固まっても、すぐ夢中になる菊池が本当に可愛いな！！
たっぷり二分て！！結構長いぞ！！ｗ
口の周りについた唾液をぬぐって、
それを菊池のシャツで拭くのがまた辻らしすぎて…。

この7頁の間に、菊池は辻に「バカ野郎」と3回も言われてます！
しかも3回目は「バカなデカチン野郎だぜ」ですよｗ
でも、本当にバカにしてるんじゃなくて
そこはかとなく愛を感じるんです…！！

岩本さんと中原さんの作品は未読なので…すみません；；
がっつり絡んでエロいです、としか言えなくてごめんなさい。

本当に榎田さんのこの「Dog Owner」、
うまい、うますぎる！！！
挿入無しでもこれだけエロくて、明確な関係性を見せてくれるんですから
もう唸るしかない！

菊池が一日も早く辻に挿れさせてもらえるように祈りつつ、
そうなったらきっとすぐイッちゃって、
また辻に「バカ野郎」とか言われながら
抜かずに挑むんだろうなと妄想してしまいますｗ
そんなお話も読めたら
「祝・合体、菊池に乾杯！」したいと思います☆

ちなみに、『10×3』を読み返しましたら
やっぱり「バカ野郎」って言われてましたｗｗ

色々な犬います☆

今年のビーボーイズノベルズフェア２０１３は「肉食エロ」と「ゴージャスエロ」
はい、もちろん肉食を選びましたとも♪
作家陣は岩本薫・榎田尤利・中原一也のお三方。
それぞれ出した本の後日談になりますね。
何気に共通しているのは・・・犬？そして肉食は攻めだったり受けだったりｗ
やはり、郡をぬいて面白かったのは榎田さんかな～一歩リードって感じ？

◆岩本薫『色情』掲載の【疵痕】の後日談で都筑×久保田。
賀門の犬だったが捨てられ、神宮寺家の懐刀・都筑の犬にされた久保田。
一緒に暮らし始めて１年経ちました。
すっかり犬の生活が身に付き最近では小一時間ほどの夜の散歩にも一緒に連れて行ってくれるようになった都筑。
何も話さないけど嬉しいという久保田の姿。
エッチは、突然の雨に降られ一緒にシャワーを浴びることになったお風呂エッチですｖ
都筑も寡黙ながら久保田に癒されているようだし、久保田も満足しているようだし。とりあえず幸せそうです。

◆榎田尤利『erotica』掲載の【10×3】から舎弟の菊池＋弁護士の財津×ヤクザの組長・辻という、三角関係モノ。
本編面白かったですよね♪女遊びが激しい組長がイチモツでかいワンコ組員の菊池と、やり手の弁護士財津に開発されちゃう話～
辻ってば、電話相手の生死がかかってる内容なのに菊池にフェラをさせながら電話対応してる。
菊池のイチモツはデカチンなのでまだやらせてもらえないんですよ（爆！）
財津ばっかりでズルイとか、でかいディルドやってるからもういいだろうとか、ヘタレワンコなりに自己主張してみるんだけど、辻に頭っからののしられてる。。。菊池に悪いけど、この関係性を表わす会話が面白い！「あんまりグタグタぬかしてっと去勢するぞコイツ！」ってｗ
そこへ現れたのは財津。
一層分が悪くなる菊池なんだけど～その後に見せる辻の優しさは、一体優しいというのかどうか・・・しかし、辻命のワンコ菊池だから頑張っちゃうんだろうな～♪
賢い犬と、バカ犬を従えて、女王様気分の辻というトライアングルは、やはり愉快なのでした。

◆中原一也『悪徳の褥』の番外編、組を裏切り飛びだした元若頭の黒田×元不能で黒田に心酔して彼を追いかけた二宮。
黒田相変わらず傲慢で強くて、カッコイイゼ♪
組を裏切って追われる身になっても高級ホテルの最上階にいる。
やってきた二宮とのむさぼるような、二宮をくいつくすような濃厚エッチ。
場面を想像できるような、夜景を見下ろす窓に手をつく二宮に背後から襲う黒田。
硝子越しに絡む視線。
濃厚な関係をかもすシリアスタッチな大人カプでした。
これもある意味、黒田に心酔する二宮は犬なのかもしれないですね。

やはり、これを読んでもう一度榎田さんのeroticaを引っ張り出して読みたくなりましたよｖ

これが１冊買うだけで貰えるなんて！！

付録の小冊子を貰うには、
何冊も本や雑誌を買わなくてはいけなかったり、
さらにお金がかかったり…というものが多いように思うのですが、
（出費がかさむし…面倒だし…と躊躇したくなるのは、わたしだけじゃないはず！）
そんな中、
コチラの小冊子は、本を１冊買うだけですぐに貰えるという、ありがたい１冊♪
小さい小冊子ですが、３作品すべて７ページ分の描き下ろし番外編ショートが読めます☆


■　【Dog Owner】榎田さんの『erotica』から「10×3」のその後。

また３Pが読めるのかしら？？と思っていましたが、
３人とも登場しますがそこまでの描写はありませんでした。
フェラとキスのみです。
でも、残念感など全然ナシ！

『erotica』では、弁護士の財津がSEXの主導権を握っている風でしたが、
今回は、小さな組の組長・辻（受け）がふたりを従えているという感じ。
フェラさせながら電話したり、
ナニを触るだけ触っておあずけを食らわせながら、もう一方と濃厚なキスしたり。
そうかと思えば……！！
【Dog Owner】というタイトルに思わず唸る、最後の辻の一言、しびれます☆
さすが、小さな組とはいえ組長だな～～
で、そんな格好よかった辻が、
アンアン喘いでいる姿も見たくて、また『erotica』を読んでしまうのです♪


■　【逃亡】中原さんの『悪徳の褥』のその後。

組を裏切って逃亡中の元若頭の黒田（攻め）と、
結局彼の手に落ちた二宮（受け）のショートストーリー、というかエッチｗ
もう組を抜けたというのに、
二宮はまだ黒田を「若頭」と呼んでしまい、それを黒田に指摘され、
本日は「社長」と呼びつつエッチすることにｗ
なんだか、本格極道モノから離れてきているような…ｗｗ
ですが、肉食エロというタイトルの小冊子にに相応しい、
濃厚な感じのエッチシーンでございました♪


やっぱり、
本を１冊買ってこれが貰えるならば、もらわなきゃ損な気がします～☆

※　「色情」は本編未読のため割愛します。