榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

榎田さんの良さがよく分かる作品

榎田さんの良さや上手さがよく出ている作品だと思います。
導入部分からしてまず読み手を引き付け、尚且つ芽吹〔受〕の交渉人という仕事の説明にもなってる。
芽吹は32歳という年齢なんですが、年よりもむしろちょっと性格にオヤジ臭い部分があるのもおもろい。
寒い駄洒落を言ったり、若い女の子のプリ尻に喜んだりしてる芽吹ですが、交渉の話術は巧みでその対比もいいですね。
そんな芽吹が、かつて高校の後輩で今…

3

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

ほんとに終わり?

前作で完結だと思い込んでいたもので、この作品が出たと知って嬉しいというよりも、驚いておりました。
だってあんな大きな事件があって、それを見事に幕を降ろし、芽吹と兵頭がしっかりと愛情を確認しあって、これぞハッピーエンドという終わり方だったんだもの。
でも、現実のことのように、人生続いているのです。フィクションだってわかってても嬉しいなあ。
ひょんなことから話がどんどん転がって、とんでもないこと…

3

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ライオン

面白かった!
なんというか、ライオンというカテゴリのなかに、大型犬や猫的な部分が見え隠れ~というのにゴッツいモエをいただきました。
攻×攻の臭いがぷんぷんする(*´д`*)と、絵とエロシーンだけみて楽しんできた(ぉぃ)のですが、ちゃんと物語として読んでよかった。
対外放置してきた作品が予想以上に面白いってありますよねぇ。
うんうん。

はい、さて、今回のペットはライオン。
百獣の王で…

2

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

リターン

先ず表紙が凄い好き!小山田さんの淡い色使いがまさに胸きゅんで甘酸っぱくてはつ恋って感じがしますですぞ!

31歳敏腕弁護士・久我山〔攻〕が、あまり印象の無い教師・曽根〔受〕の通夜に参加してその帰りに事故にあって、17歳の高校生時代に魂だけ戻ってしまうのですね。
SFだとよくあるパターンの話ですが、人生にやや冷めていた久我山が17歳の身体の中で、31歳の視点で大人達を見つめ、そして顔さえもよく…

7

永遠の昨日 小説

榎田尤利  山田ユギ 

泣けます……!

一緒に登校中に交通事故にあって死んだ筈の浩一〔攻〕は頭も陥没し、首も変な方向に曲がり出血多量で心臓も止まっているんだけど死なないで生きている。
そして本人も、青海〔受〕もクラスの同級生達も死んでいるけど生きている存在として受け止めてしまう。
シュールと言えばかなりシュールです。
こういった話を読みなれてない人なら最初はぽかーんとしちゃうかもしれない。

でもそのシュールな話にぐいぐいと引…

3

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

いつかまた彼らに出会えるといいな

花嫁に騙されて結婚しそうになっている恋人を助け出して欲しい。
そんな依頼を受け、見事花婿奪還に成功(ただし花婿にお姫様だっこされて退場)した交渉人、芽吹彰。
彼の元には相変わらず個性豊かな人物たちが集う。
中でも一番強烈なのが泣く子も黙るヤクザの若頭で、恋人の兵頭だ。
お互いに強い絆で結ばれた二人だったが、片やヤクザ、片や正義の交渉人。
今までにも対立することはあったが、今回は少し様子が…

5

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

愛すべき藤井沢商店街よ、永遠に!

シリーズ完結編です、今まで出てきたキャラ達が少しずつですが登場して読後感が凄く良かったので萌×2の所を、シリーズ完結編の完成度の意味として神評価としました。

ちなみにこの藤井沢商店街シリーズは、シリーズではありますがそれぞれ挿絵の方も違うし、単独カップルなのでどこから読んでも大丈夫だし、単独で読んでも作品として成立しています。
共通するのは都会でもなく、そして田舎でもない中都市の藤井沢商店…

0

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ペット最終章

大どんでん返しwwww
ただ、実際わたしが爬虫類マニアじゃないせいか・・
蛇に詳しくないせいか、蛇のイメージがあいまいなせいなのか
蛇イコールで連想できる何かがないので
ペットとしての蛇というので楽しめたかどうかがちょっと薄目なのが残念でした。
爬虫類が好き!とのあとがきを読んで、好きな人にはまた違った萌があったのかなと思うとちょっぴり淋しい・・という話w

「犬ほど素敵な商売はない…

2

ギャルソンの躾け方 小説

榎田尤利  宮本佳野 

どS紳士

大嫌いな父親が倒れて、小さな珈琲店の店主になった水樹。
天才的なネルドリップの腕を持ちながらも、愛想もなく真面目に営業するわけでもない。
だがそれには深い理由があって。
そんな水樹に惚れ込み、スカウトを申し出たのは同じ藤井沢商店街でカフェを営む篠宮。
紳士然とした柔らかな物腰の篠宮に反発を感じずにいられない水樹だったが……

カフェ経営者×ネルドリップの天才。
ひねくれてスレたふりを…

0

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

犬>蛇>猫>獅子

性的にじゃなくて(そういうシーンもあるけど)むしろ暴力的な意味で文字通り痛いシーンが多いので苦手な方はちと注意かもしれません。
自分は大丈夫な方ですが、氷のシーンとかはうひゃあ痛そうーーってなったし、放尿されるシーンもあって描写は結構エグめ。
Pet Loversシリーズは単作でも読める話になってるので地雷ならこの作品は飛ばして次に行っても大丈夫だと思う。

義兄に虐げられ暴力を日常的に振…

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