榎田尤利さんのレビュー一覧

きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

お幸せに!

ふたりの前のお話「きみがいなけりゃ息もできない」のタイトルも
今回のタイトルも結局お互いが必要なんだよね、っていう
まさにルコちゃんと東海林を表しているタイトルですよね~。

あとがきで榎田さんも書いてましたが
今回は東海林が気の毒な目にあってます。
ラブラブしようとしたら、風呂場で滑って鞭打ち
ルコちゃんを救出して小火を回避したと思ったら骨折
自分は東海林の負担になるとを感じたル…

1

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ通して読んでいる・・というか、ペットシリーズで仕組みが分かっている読者ならば「シュレディンガー」がどの猫かっていうのは
薄々・・・ほぼ確実に気づいていた人が多いのではないかと思ってしまったのだが、これまでは、派遣されるところから始まっていたシリーズが
下から居る。という設定で始まるのはまた面白かったかなと思う。
死んだじいさんが残した遺産を孫で争奪戦。
遺産を手に入れるためには「シ…

5

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

よいSM,わるいSM

この本、非常に良いSMのお話でした。
「良いSMとは何か?」
あくまでも性嗜好が変態と、暴力との違いが、とてもわかりやすく描かれています。

お話の大筋は、ウブで小心などーてー君が、大学の教授に一目惚れしてしまい、初めての恋に右往左往。
教授の方も、恋心全開ダダ漏れで一生懸命勉強してくる20歳も年下の学生を、かわいいと思ってまんざらでもないけど、恋愛対象にするわけにはいかなくて…、という…

2

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

優しいSM入門書

これは最高に面白いですねぇ~
純朴でヘタレな大学生が生まれて初めて好きになった人が
大学の准教授で、生粋のS受け様!
それもただのヘタレ具合で無いところが良いです。
みんなに小鳥ちゃんなんて呼ばれてる程の蚤の心臓の持ち主。
でもそんな攻め様のも自分では気が付かないトラウマがあったり。
そして受け様のM具合にも攻め様と浅からぬ縁があったりと
まったく飽きさせないテンポで進んで行きます。…

3

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

日常的なSM描写が新鮮

まず、40歳の受けといっても宮は「そんな歳に見えない」という設定です。オヤジ受けを期待する方はお勧めできません。逆に、ええー、そんな歳ムリと恐れる方には、気になりませんよ、と。ただ、気持ちは40歳なんで、ちょっとしたつぶやき等にリアリティがあります(20歳は「子供」だよねえ~)。

全体にコミカルでどこかほのぼのして、心地良く読めました。ガタイはいいのに小心で、初恋におろおろする栄田くんがホン…

2

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

藤井沢商店街シリーズ最終刊

都心で美容師をしていた晴輝は、親との約束を果たし実家の美容院を継ぐため、しぶしぶ藤井沢に帰ってきた。
そこで再会したのは幼馴染みで親友だったおとなりの圭治。
海洋学を学ぶ学生だったはずの圭治は、なぜか父親の後を継いで理髪師になっていた。
近くにいると安心をくれると同時にコンプレックスを刺激される晴輝は、圭治の真意がつかめずに混乱するが……

シリーズ通して再読してきましたが、いよいよ藤井…

1

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

さしずめ、Sの紫の上を造るMの光源氏かな♪

榎田さん作品には、何となくペットラヴァーシリーズでSM調教の片りんをチラ見せしてくれていたので、今回の題名にドキワクの期待をしておりましたよ♪
最初にイラストの事に言及してしまいますが、確かに”殿下”と呼ばれるとても40には見えないMの准教授が日本家屋に住んでいてという設定はあるし、攻めになる大学生はワンコなんで、カラー絵はよかったのですがちょっとピンと来ない感じがしてしまった気がうっすらと。。…

6

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

榎田さんの良さがよく分かる作品

榎田さんの良さや上手さがよく出ている作品だと思います。
導入部分からしてまず読み手を引き付け、尚且つ芽吹〔受〕の交渉人という仕事の説明にもなってる。
芽吹は32歳という年齢なんですが、年よりもむしろちょっと性格にオヤジ臭い部分があるのもおもろい。
寒い駄洒落を言ったり、若い女の子のプリ尻に喜んだりしてる芽吹ですが、交渉の話術は巧みでその対比もいいですね。
そんな芽吹が、かつて高校の後輩で今…

3

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

ほんとに終わり?

前作で完結だと思い込んでいたもので、この作品が出たと知って嬉しいというよりも、驚いておりました。
だってあんな大きな事件があって、それを見事に幕を降ろし、芽吹と兵頭がしっかりと愛情を確認しあって、これぞハッピーエンドという終わり方だったんだもの。
でも、現実のことのように、人生続いているのです。フィクションだってわかってても嬉しいなあ。
ひょんなことから話がどんどん転がって、とんでもないこと…

3

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ライオン

面白かった!
なんというか、ライオンというカテゴリのなかに、大型犬や猫的な部分が見え隠れ~というのにゴッツいモエをいただきました。
攻×攻の臭いがぷんぷんする(*´д`*)と、絵とエロシーンだけみて楽しんできた(ぉぃ)のですが、ちゃんと物語として読んでよかった。
対外放置してきた作品が予想以上に面白いってありますよねぇ。
うんうん。

はい、さて、今回のペットはライオン。
百獣の王で…

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