榎田尤利さんのレビュー一覧

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

ファンタジーかと思えばSF要素もあって面白かった

とても面白かった。
特別な能力と知恵でアカーシャの地を治める長寿の種族アーレの攻めと
アカーシャから追われて外の森で暮らしている忌み嫌われた種族のアラズの受け

いつも無口で無表情で美しい石像と渾名されていた攻めが受けとの出会いをきっかけにどんどん感情豊かになっていく様子が良かった。そして警戒心を解いて攻めに心を許していく受けも良い。

まわりに無関心で人付き合いが不得意な攻めが動物に…

10

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

続編読みたい!

榎田尤利先生のTwitterで久しぶりの新刊が出ると知り楽しみにしていました。
やはりベテラン作家さまは文章の安定感が違いますね。

巻頭の「アカーシャで暮らす人々」の見開きを見たときに、もしかして難解なお話なの?ってちょっと警戒してしまったんです。

確かに独特の世界観と名称に最初は戸惑いましたが、でも読み進めるうちに魅力的なキャラとお話に夢中になって読んでいました。
途中でどうして…

21

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

変わらないところと変わったところ

かなり昔、インタビューかなんかで榎田さんは「BL(当時はそう言っていなかったと思うんですが)かどうかなどということは考えていなかった。ただ書きたいもの(ニュアンスとして、私は『書かねばならないもの』的に受け取ったんですが、そんな感じの言葉だった様に思います)を書いていた」という様な事を、デビュー当時の想い出として話していた様な記憶があります。
いや、私の記憶なんて本当にあてにならないのですが。

34

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

皆様、読んで〜っ

勝手ながらどうしても続編が読みたいので、レビュータイトル変更&神評価に変えました

榎田先生、6年ぶりのBLとのこと。どんなお話かと楽しみにしていましたが、案の定、どっぷり世界に入り込んでむちゃくちゃ楽しめました。BLとしてというより、お話としてとてもとても楽しかったので萌2にしました。続きが読みたいと思ったのは私だけなんだろうか?読み応えたっぷり2段組290P。

アカーシャでニ…

21

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

世界を変える出会い

今回はアーレの名門の出身の風読みの聖職者と
ジュノの民に盗人として捕らえられた青年のお話です。 

祖父や父と同じく賢者にと望まれている攻様が
受様との出会いで生き方を変え、世界を変えていくまで。

神鳥の伝説を持つ美しいアカーシャは
聖なる存在ニウライの庇護を受ける土地です。

アカーシャに最初に辿り着き、
開発したアーレの民は丘の上に住み、
丘のふもとに住むジュノの民を導…

18

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

キワモノではなく、そこには不器用な恋がある

本作は、以前SHYノベルズから出ていた作品を改稿して、このほど一般の角川文庫で新たに発行されたものです。
改稿については、残念ながら元の本と比べられないのですが、没入感はそのままで、とても読みやすく感じました。
読書中、本当に楽しくて、はやく続きが知りたくてわくわくしていました。


終始、倖生視点で展開していくので、感情を追いやすく、彼の気持ちの変化が自然に入って来ます。
倖生の普段…

9

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

先生久々のBL

中身の濃い一冊でした。改訂版とかでなく完全新作なのが嬉しい。榎田先生と言えば面白い職業で軽快な語り口のキャラクター達が次々に事件を解決、みたいなシリーズ物のイメージが強かったので最初は「え?ファンタジー?」みたいな戸惑いはありました。

導入部分のファンタジー特有の世界観の設定説明みたいなのを理解するまでは少し時間がかかりましたが、話に入り込むとやはり続きが気になる面白さでしたし、クライマック…

13

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

恥ずかしながら…

threesomeという言葉を知らずに手に取りました(苦笑)
Google先生に聞いてそういうことか〜って。

で、予め?eroticaは読んでたので、彼らの立ち位置はわかっていたんですが、、、
あの短編から長編につなげる、榎田尤利さんの力量を見せつけられた感じ。

あとがきにもありましたが、この辻という人物、暴力団の組長でありながら、暴力をコントロールする。彼の可愛さが、獰猛さが、優…

1

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

先生のBLは、やっぱり素晴らしい!

6年ぶりの書き下ろしBL作品らしいです。
先に言っちゃいますが、先生のあとがきが素晴らしくて感動してしまいました。
BLを好きだと思って下さっているのだなと感じましたし、私自身も改めてBLっていいよね!と思うことができました。
 
そして、本作は二段組み300ページ弱(文庫本2冊分)もあり、読み応えも抜群でした。

アカーシャと呼ばれる地を舞台に、聖職者・[風読み]と、人々に蔑まれるア…

15

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

何から何まで素晴らしい。

作家買い。
榎田さんの、新装版ではないBL作品の新刊て超お久しぶりではなかろうか?
そして挿絵を描かれているのが文善さん。もう期待しかなく、発売日を心待ちにしていました。

榎田さんの新刊はファンタジーもの。
榎田さんの書かれるBL作品でファンタジーものってちょっと珍しいなあとか思いつつ読み始めました。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





豊潤で豊かな国、アカーシ…

21
PAGE TOP