榎田尤利さんのレビュー一覧

海とヘビースモーカー コミック

榎田尤利  峰島なわこ 

海に因む泣ける三話

「海」に因んだ三話。短編集。お盆なので、再読。


①海とヘビースモーカー
こういう展開は、読後に悲しくなるので苦手・・タラレバが尽きない。
この中で一番短い短編だけど、胸にグサッと刺さる。
病人にもっと優しくしようと反省。

肺がんを告知される畠。事業に失敗して、友人も恋人も去っていた。
駅のホームでふと癌で死んだ人を思い出す。

実家に帰る和久井の事情を理解せず怒って、そ…

0

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

思っていたのとは違った

電子書籍版を購入
「神」とめちゃくちゃ迷って「萌萌」評価です。

最近、老いの為か長編や壮大なファンタジーかしんどくなってしまいました。
BL愛は今もあるのですが、徹夜で読書にふけることもなく。。。

そんな現状なので、本作も購入したものの重い腰をあげることも出来ず、お盆休みに入り、やっと手に取りました。
榎田先生の新作なので、とても楽しみにしていたのですが。

で、本作、思っ…

9

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

がっつりファンタジー

とりあえず榎田尤利先生BL新作ありがとうございます!!
それがとりあえずすごいうれしかったです。
非BLも含めほとんどの作品読んでいるはずですが、ここまで世界観からがっつりファンタジーは初めてなのでは…?

普段よりキャラクター要素が控えめな感じで、どちらかというと世界観要素強めな印象でした。BL的な要素には十二分に萌えましたが、メインストーリー的な部分がまだ全然終わってない、むしろこれか…

5

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

尊すぎて泣く。

少しずつページをめくって、大事に大事に読み進んでいたのですが、とうとう終わってしまった…。
最高です。それ以外の言葉がない。

ある時、主人公2人は衝撃的に出会います。そこからお話は民族間に横たわる問題や都市計画不備、国を治める難しさ、そこに関わる人々の葛藤。いろんなことをからめとりながら進んでいきます。
といっても、難解に描写されてはおらず物語は深いですが、そこは榎田先生。私たち読者が混…

8

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

猫可愛がりならぬ犬可愛がり

人間を犬として扱う。
そう聞けば大抵は残酷なり性的なイメージを連想したのですが、全然そんなことありませんでした。
厳しく躾け、よくやったならば褒め、可愛がる。それはもう、本当の犬と同じような接し方で。最初は抵抗感がありながらもユキと名前をつけてもらい、しばらく過ごしているうちに見守られているという安心感を得ていく様が可愛らしかった。
そして二人のその主従関係はなんとも甘美で、二人の自分でも気…

2

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

完璧な一冊でした

久しくBLを離れていらっしゃった榎田先生のBL本格的復帰作は(昨年ブロマンスを出されていますが)ファンタジーでした
(先生のお話は好きでだいぶ読んでいる方と思うのですが全部読んでいないのではっきり断言はできませんが、ここまで世界の構築から全くファンタジーのお話はBLでは初めてではないでしょうか?)
久しぶりのBL
尚且つファンタジー
でも間違いなく圧倒的に素晴らしいものでした


世…

17

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

デレをもっとください

PET LOVERSシリーズ集めて満足して積んでました。(他にも積んでる本だらけ)
2022年コチラの作品文庫版として加筆修正されるではないですか!じゃあ、発売前に読もうと思ってたけど、発売後になってしまった。
まずは、新書版から読みました。

会員制デートクラブPET LOVERSでの倖生の初めてのお仕事は、派遣先の轡田宅で「犬」として過ごす事。最初は戸惑い、憤慨するもののどんどんハマっ…

2

聖夜 榎田尤利作品集 小説

榎田尤利  ヨネダコウ 

古さを感じさせない

作品自体は古いし、出てくるアイテムや事象も時代を感じます。
携帯が無いから公衆電話がよく出てきたり、就職難だったり、阪神淡路大震災だったり。

でもそれが気にならない作りになっていてさすが榎田さんだなと。
個人的には名前のない色が良かったかな。赤が認識しにくいという事象は想像すらできなくて、気にしないようにしていた、押さえ込んでいたものが水窪の才能の復活によって暴かれてしまったことが辛かっ…

1

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

最高という言葉しか

もうものすごく面白くて、寸暇を惜しんで読みふけっていました。この世界に没入し、楽しすぎて、逆に感想が書けないというジレンマに陥り、読後数日寝かせてしまいました。
ファンタジーBLは、私はあまり得意ではないのですが、この作品は世界観や設定が本当に細かくきっちりしているので、読書中まるで破綻を感じることなく、そもそもBLだということを忘れるほどでした。(勿論恋愛もちゃんと描かれています!)
キャラ…

14

賢者とマドレーヌ 小説

榎田尤利  文善やよひ 

ファンタジーかと思えばSF要素もあって面白かった

とても面白かった。
特別な能力と知恵でアカーシャの地を治める長寿の種族アーレの攻めと
アカーシャから追われて外の森で暮らしている忌み嫌われた種族のアラズの受け

いつも無口で無表情で美しい石像と渾名されていた攻めが受けとの出会いをきっかけにどんどん感情豊かになっていく様子が良かった。そして警戒心を解いて攻めに心を許していく受けも良い。

まわりに無関心で人付き合いが不得意な攻めが動物に…

10
PAGE TOP