榎田尤利さんのレビュー一覧

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

執事攻めなら、これですね。

執事、好きです。しかもこれは執事が攻め。主人はワガママで潔癖性。うほう、いろいろと攻めがいがあります。

主人の乙矢さんが、人間嫌いでわがままで毒舌でプライドの高い、とにかく面倒くさい性格。けど、顔が美人。うーん、受けだ。対する秘書候補として雇われた仁が、これまてできた人。主人にどんな嫌みを言われようが受け入れる。二人の性格のギャップがすごい。
けれど、榎田さんの作品におきまりの、事…

5

reverse PET LOVERS 番外編 グッズ

シリーズで一番このカップルが好き!

本編を読んだのも、この番外を読んだのもずいぶん前なのですが、未だに定期的に読みたくなる一作。
本編の方は永遠に「神」評価です!!

さてこちらの作品なのですが、場所によっては「ペーパー」と明記されていますがちょっとした小冊子です。14ページあり、短いながらも、萌がぎゅぎゅぎゅーっと詰まっております。
もうずいぶん前のものなので、思う存分ネタバレしたいと思います。

「犬を飼いたいな」

11

きみがいなけりゃ息もできない コミック

榎田尤利  円陣闇丸 

リアリティの無さが潔い。

ホットケーキ食べたい…。

生活力皆無なマンガ家ルコちゃんと幼馴染みの保護者:東海林。
クールガイ東海林が弱音を吐いた果てに本音をこぼす。
ずっとずっと好きだった相手に抱き締められながら。
それまでルコちゃんのことが好きで好きすぎて辛かった東海林の姿を見せつけられていたからこそ、1ページまるごとの想いを遂げた場面に涙が出てしまいました。

東海林は意図的に無表情にしていて、いっつもイ…

4

恋とは呼べない (1) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

切ないのに幸せな気持ちになれる。

巧みで切ないストーリー構成と愛しい登場人物たちを成す榎田尤利さん、そしてその世界を柔らかく温かく、それでいてリアリティをもって描き出す町屋はとこさん。はとこさんと榎田さん、最強タッグだと思います…!
英は一見すると真面目でお堅いサラリーマン。しかしその実猫好きで猫の前ではでれでれしたり泥酔したり、とっても可愛かった。
そして英と淳平のやり取りがなんとも好きです。ただの同居人だけどお互い気を許し…

0

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

読み終わりたくないほどよかった

 ああー全シリーズ読み終わってしまった。シリーズを通して、どのカップルモエロくて綺麗だった。

 最終巻の主人公は、「ペットラバーズ」のオーナー仁摩さん。おー、「猫」で雨宮さんのことを気にかけてくれていた人だ。轡田さんとユキも登場。まさに集大成って感じだ。

 杏二がヘビ属性。ヘビ・・・シリーズ史上、一番よくわからない属性だ。変温動物だから、主人に応じて機嫌が変わりますよって感じかな。

2

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

私の大好きな要素がいっぱい

 猫、好き。そして、今回ヒロインとなる雨宮さんさんは、秘書で淫乱で女王で、気まぐれでゲイ。私の大好きな要素がいっぱい!!

 遺産を相続するための条件は、「シュレデンガーを正しく指摘すること」
絶対に分からないように封印していたこの答えに唯一正しくたどり着くことのできた男が、舘義隆。この舘は最初、傲慢で金と女に汚く、快楽に従順。ザ、攻めって感じの人。舘は顔のきれいな雨宮さんを挑発するんだけど…

3

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

他の男を気にしている場合か?俺だけ感じていろ

 ペットラバーズシリーズ第2段。そうか、ユキの続編じゃなかったのか。ちょっと残念だったけど、今回の二人もイケメンだったので満足。
 しかし、今回はとっても痛かった。榎田さんて、こんなに痛い話書くのかーってびっくりしたくらいだもの。

 受けである千昭の不幸っぷりがすごい。義兄に殴られ蹴られの日常を送る千昭。挙句の果てに、義兄に男を雇われて襲われそうになる。私は、この義兄こそ下衆キャラに入れる…

3

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

誰のためのハッピーエンド

吸血鬼とか人外のラブストーリーって結末が一番気になります。
時間に限りのある人間と、時間の概念がない吸血鬼と、そこの差が埋まらないと寂しさとか切なさが残ってしまうからです。(だがそこがいいとも言えますが)
要はどう共存していくかですよね。

私が一番気になったのは、人間である野迫川が吸血鬼になるのかどうかでした。
やっぱり受けと攻めには永遠にラブラブでいてほしいですし、良い意味でも悪い意…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

悪い子だ。発情してしまったのか。

結構、評価の分かれる作品なんですね。私は好きなんですけど。

 まずは、轡田のユキに対する愛情がいい。常にユキに目を向け、愛情を注ぐ。そして、それは、幼いころ母親に愛されなかったユキにとって、これほど心地よいものはないというものになっていくという・・・犬である間は、自分は何も考えず、主人にどっぷり甘えていればいい。いやあ、すごい。

 そして、轡田のユキに対するセリフがいい。
「悪い子だ…

10

交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

一人じゃないですよ。もしここで死ぬなら一緒だ

榎田さんの記念すべき100冊目の作品。別冊には久留米と魚住が。ぎゃー。おいしすぎ。さっそく購入しました。
 今回の舞台は南の島。沖縄です。一週間の休みを取って沖縄にやってきたチーム芽吹の面々と、ソロを追いかけて沖縄入りする兵頭たち。うわあ、嵐の予感。芽吹さんは、なんだかんだ言って女の子好きで、水着姿の女の子をみてデレデレ。それを見咎めて渋い顔をするダークスーツの男。
「よう、浮気者」
って、…

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