榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

ラスボス、鵜沢万里雄

‥ラスボスにしては小者感満載ですが。
もしも、「交渉人シリーズ」のキャラで人気投票したら、
1票も入らねぇんじゃねぇ!?ってくらい
下衆野郎な万里雄ですが、
最後の最後まで人騒がせなおバカさんです。

どうやら、一人称で進むお話が私の萌えないポイントらしく、
ストーリーはおもしろいのに萌えられない(泣)と
ストーリーの魅力と「萌(評価)」のギャップにもやもやしました。
が、シリー…

1

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭って「愛の戦士」だったの?!

「~嵌められる」の完結編。
前作もそうでしたが、
伏線を確認するのに何度も読み返しましたよ。

すべてが終わって、芽吹と兵頭が再び抱き合うシーンでは、
涙が止まりませんでした。

「トモ○○」ですか!?
今となっては過去のゲームですが、すっごい「あるある」でした。
メブキの好物が甘栗なのは、できすぎだけどいいとして。
まぁ、今回、甘栗はストーリー上アイテムになってますしね。

1

nez[ネ] Sweet Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

コンビ愛

前作では、お互いフェロモンでメロメロになっていた二人。事件も二人でかっこよく解決で、一段落していたところ、今作はどんな展開がと楽しみに手に取りました。

二人のカラダの関係はもっと進展して、相変わらずのエロさ。ゴムとってと言われてかなぐりすてる、その切羽詰まった感じ。そして、ついに相手のことを尊重し、Hしようと打診してじっと待つ鷹目。千里が諾の瞬間、激しく求め合う二人。いや、Hシーンは何がどう…

0

nez[ネ] Smell and Memory 小説

榎田尤利  湖水きよ 

えー、まじですか、ここで終わりですか!!

シリーズ3作目。てっきりここで完結と勘違いしていた私。奥付が出た瞬間、”なに~!!続くなんて聞いてないよ、続巻続巻っ!”となりました。

このシリーズ、面白くてツボで大好きです。続きが気になって眠れないので、続巻買ってから読みたい。

今作は、相変わらずメロメロエッチがあるものの、二人の意識が変わってきます。どうしても逆らえないくらい、官能的な香りでお互い致してしまう、そのことに加えて、仕…

2

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

人の最も弱くやわらかいところ

シリーズ4作目。
今までは1冊で軸になるひとつの案件が完結していましたが、
今回は次作「~諦めない」と前後編(?)扱いです。

ドカーンときましたね。芽吹の過去。
自己暗示とキヨに揶揄されながらも、
芽吹が頑ななまでに人を信じようとする理由が明らかになってきます。

環の本性を知っている志津との出会いや、
環が兵頭と知り合いだったなど、
いくらなんでも、世の中狭すぎだろっっと

2

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

このひと、ドMなの?!

シリーズ3作目。
少しずつ、核心へ‥。
芽吹のトラウマは、両親の自殺だけじゃないようです。
この作品では、もやもやーと伏線が張られてるだけですが。

「変わりたいと思う人を信じる」という自己暗示のもとに、
自ら災いに飛び込んで行く芽吹を見ていると、
この人ドMなんじゃないかって思えてきます。
兵頭は大変だな。心労で。

朝比奈の後日談を読んで、泣きました><
ここだけで「萌」…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

コミカル・シュールにサスペンスが加わりました

交渉人シリーズ第2弾。
兵頭の過去がちょっとわかってきました。
前作では、もやもやっとした芽吹のトラウマの部分と
ストーリー全体のコミカルな感じにちぐはぐな印象を受けましたが、
慣れてきたのかな!?
前作ほどの違和感は感じませんでした。

ストーリー全体は面白かったのですが、
萌×2をつけるほどには萌えなかったんだよな。
何が足りないんだろ。

芽吹のトラウマは今回は全く語ら…

0

ひとりごとの恋 小説

榎田尤利  鳥人ヒロミ 

主人公は自己完結型

1冊丸ごと表題作です。表紙イラストから受ける印象そのままの作品でした。

友也(ともなり・受け)の目線でストーリーが進んでいきます。

友也は片思いの相手・牧野のために自分を犠牲にすることを厭いません。身を粉にして倒れるまで働きます。そしてそのことを牧野には隠し通そうとします。そしてそれは自分がしたいからしていると満足をします。どことなくユーモラスな思考のためか、健気というより、自己完結型…

0

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

寂しさを知っているからこそ。

のっけからユキの名前が出てきて思わず笑みが。
ユキの幸せエピソードにほっこりとなりました。

前作『シュレディンガー』にて登場した、オーナーである仁摩。
一筋縄ではいかなさそうな、食えない男ですが…彼もまたトラウマを抱え、過去の恋愛で傷つき、臆病になってしまったひとりでした。

最後らへんまで杏二の本性がつかめず、ハラハラしましたが…感じていた仁摩への想いは本物だったようで一安心。

3

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

『シュレディンガーを探しています』

今回は飼い主とペット、という関係性ではなく、『飼い猫』だったシュレディンガーを探せ、という内容に沿って物語が進んでいきます。
いわずもがな、私たち読者は『シュレディンガー』がなんなのか解っているだけに、ジレジレーモヤモヤーなんですが。
今回もピッタリ、『猫』がハマっているなぁ…と感心しました。

孤独で不器用で臆病な『シュレディンガー』。
早く、早く見つけてあげて。
舘さんにそう思わず…

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