榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

甘栗に「trust」

交渉人シリーズ第5弾。

環と兵頭、そして芽吹チームの仲間たち
みんなで騙し合いです。
すっかり榎田さんに騙されました~。
しかもちゃんと気づかせる付箋がところどころに散りばめられてました。
さすがです。

でも作戦とはいえ芽吹にとっては相当な痛手だったはず。
心も体も・・・
当然、兵頭だって辛かったのだろうけど、にしても「そりゃーあんまりだよ」と言いたくなりました。

甘…

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交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

誰を選ぶのか

交渉人シリーズ第4弾。
ついに芽吹が背負っている悩みが判明します。
自分を変えてくれた友人を信じきれなかったという後悔。
芽吹がいつも相手を信じることにこだわる理由はこれだったのですね。
真面目な芽吹だからこと辛かったと思います。

そして、その原因となった友人家族の事件に黒幕がいたかもしれないという新たな情報。
真実を知りたい芽吹は七五三野にも協力を頼み解明に動こうとしますが、運悪…

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交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

信じるということ

交渉人シリーズ第3弾。
芽吹が過去に弁護をした朝比奈が現れます。
更生を信じて救った青年が悪の世界に入ってしまっていた。
しかもその原因が、裁判では勝ったものの社会制裁を受け、家族もバラバラとなってしまったことだった。

裁判で朝比奈を守ることに全力を尽くしたけれど、弁護した人間やその家族のその後にまで目を向けらていなかったことを痛感し悔やむ芽吹。
真面目だからこそ、全てを真正面から受…

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交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭の天敵出現?!

交渉人シリーズ第2弾。

まだ、兵頭を恋人だと認めていないものの、兵頭にほだされまくりの芽吹。
そんな芽吹の態度を楽しむ余裕の兵頭。
ほんと最高のコンビです。

芽吹はストーカー被害にあっているというホストの溝呂木からの依頼を引き受けます。
しかも溝呂木には兵頭と深い関係が・・・
評判の悪い溝呂木の依頼が嘘なのかと一抹の不安を覚えながらも、溝呂木の更生したいという思いを信じる芽吹。…

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交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭の縄張りに入ってしまった芽吹

元検事・元弁護士という経歴をもちながら交渉人になった芽吹。
彼の元に893の若頭となった高校時代の後輩兵頭が現れます。

強気な兵頭と、負けん気が強いけど御茶目な一面もある芽吹。
想像とおり、会えば口喧嘩で笑ってしまいます。
まだ兵頭に対して抵抗感のある芽吹ですが、兵頭にほだされるもの時間の問題ですね(笑

そして、二人とも過去に何か抱えているようなので、何があったのか続きが気になり…

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nez[ネ] Your Lovely Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

テンポの良さに感動

気持ちいいくらいテンポよく進む物語です。
ストーリーや設定もしっかりしていて、最終巻まで一気に読みましたが
買ってよかった、そして読んでよかったと思える作品でした。

読んでいるうちに初見の時よりもずっと2人がかわいく見えてきて、
大変素敵なホモでした。

0

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

裏社会で生きる、味わい深い男たち

『erotica』は未読です。読んでいたほうが理解度は高まるかなとは思うのですが、これ単品でも問題なく読めました。

面白かった!
さすが榎田さんというべきか、ストーリーの組み立て方が非常にお上手。極道の世界が舞台なので暴力的なシーンの描写も多いのですが、キャラたちの性格ゆえか時にコミカルに進んでいくストーリーで読みやすかった。

頭脳明晰でクールな印象ながらも、辻にどっぷり惚れて執着心…

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執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

一気に引き込まれた

強迫性障害の乙矢は常に手袋をしています。
そして日に何度も手を洗っているので、手はボロボロ。
こうなってしまった原因は、小さな頃にある人から受けた心無い言葉。
まるで某コミックの受け様みたい…
この設定に惹かれたのでこちらの作品を読んでみたのですが、冒頭から引き込まれて一気に読んでしまいました。

乙矢の秘書兼執事は常に手袋をつけ、手袋は半日経ったら新品と交換する。
乙矢と1メートル…

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えだぼん 榎田尤利デビュー10周年記念小冊子 グッズ

「はつ恋」の二人に大興奮

「小説b-Boy」2010年9月号の特別付録、榎田尤利さんの10周年記念小冊子です。

全体的には、小説とコミックのコラボ企画「恋とは呼べない」「愛とは言えない」シリーズと、マンガ家シリーズが大部分といった印象です。

そんな中、「はつ恋」のスペシャルコミックがあり、はぁぁぁー!と大興奮でした。久我山と曽根が部屋から花火を見る話です。二人とも全裸(事後!?)ということもあり、甘い雰囲気が読…

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nez[ネ] Your Lovely Smell 小説

榎田尤利  湖水きよ 

作りこまれたストーリーはもちろん

この甘さを待っていたんだよ~~~~と満足のできるお話でした。大団円を迎える名シリーズ、今なら一気に読めますよ!を謳い文句に、最終巻のレビューをさせていただきます。
私は相手のことを思ってうっとりする、という描写が好きです。しかも「におい」でうっとり、なんてお互いに歩み寄らないとたいていは分からない。寄り添って、心を許して、好きな人のにおいを堪能する……仲睦まじすぎて恥ずかしくなっちゃいます。

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