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榎田尤利 湖水きよ
わきの
ネタバレ
ゲイの攻めにノンケ受けのケンカップル。 同じ設定の交渉人シリーズより、このシリーズの方が私は好きです。 2人の設定がまず面白いです。 頭脳明晰で潔癖気味、そしていまいち協調性に欠けるゲイの鷹目。 ずば抜けた嗅覚の持ち主で、生活態度や女にだらしがないノンケの千里。 そんな2人が仕事を一緒にするんですが、千里は鷹目を「クサイ」と連発(笑) 「クサイ」というのは言葉どおりの意味ではなく鷹…
榎田尤利 円陣闇丸
ミネミネ
どうしようもなさに泣けました 登場人物ほとんどが悪い人では無いので安心して読めますが、それだけにそれぞれの孤独や情の救われなさが淋しいです ただ、主役3人のバカっぷり全開のセックスに救いを感じます やっぱり愛だよ
榎田尤利 志水ゆき
Pet Loversシリーズ第一弾、犬です。 賛否両論ある作品ですが、私はシリーズ内では今作が一番好きです。 とはいえ、読み始めはあんまりの『犬』徹底ぶりに引きそうになりました。 本当に犬の躾けですもん…。 しかし反発していた倖夫が轡田に愛情を感じるにつれ、私も今作の好き度があがってきたという。 寂しい者同士なんです。 轡田は「さみしくてさみしくて気が狂いそうだったので、犬を飼…
榎田尤利 峰島なわこ
霧笛丸
榎田先生がストーリー、峰島先生がコミックのコラボ作品です。240ページ超えで分厚く、読み応えがありました☆ 表題作の「海とヘビースモーカー」は、肺癌を宣告された男、畠が過去の恋人である和久井の、故郷の海辺の町を訪ねる話。 ケンカ別れした和久井は故郷で結婚し、子供もできましたがもう亡くなっています。 後悔と未練を引き摺る畠が出会うのは、子供時代の和久井という、少し不思議で切ない読後感でした。 …
榎田尤利 紺野キタ
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし。ちなみに現時点で紙の本は中古しかないみたいです。 2003年の出版ですが今調べたら「ラブトラ」や「眠る探偵」のシリーズを書いていた頃なんですね。榎田さんのお話はすごく好きなのですが、この作品は取りこぼしていました。いやー、気づいて良かった。 榎田尤利さんは、こういう言い方もなんですが、ブランドとして確立している作家さんだと思うのです。それもエンタメ色の強いブラ…
てるてるせぶん
ご主人と犬としての主従契約を結んだ轡田と倖夫ですが、倖夫は決して、BLで言うところの可愛いワンコではありません。作中ではボルゾイと表現されていますが、私はどちらかというとドーベルマンとか土佐犬といった狂犬の類をイメージしました。しかも飼い主以外には絶対に懐かないので、完全に「狂犬注意!」と門戸に書かれるやつです。そのくせ、心臓は兎の心臓で飼い主が構ってくれないと寂しさで死んじゃいそうなくらい弱い。…
榎田尤利 新田祐克
ぴんか
素直に、面白かった〜!というのが読後感。 楓の苦しみさえ感じない(ようにしている)心を、陣内がほぐしていくという、 基盤は王道BLを踏まえつつ、 そこに榎田さんらしいスパイスを利かせ、キャラクターの味付けが絶妙。 重くなりそうなストーリーに、クスッとくる会話が楽しい。 話の枝葉もいい感じに緩急あって、飽きずに最後まで読めます。 まぁ途中ちょっと顰めっ面しつつ読んでたところもあり…
榎田尤利 二宮悦巳
maruchan
割とチャラい美容師の晴輝と、心の中をうまく隠しているけど、ずーーっと晴輝のことが好きでたまらない圭治の幼馴染ラブが描かれた「藤井沢商店街シリーズ」最終巻。 これまでのシリーズの登場人物がそこここに登場しますので、単独で読んでもOKなように書かれているとは言っても、この本はやはりこれまでのものも読んでから読む方が楽しめますね。 今回のメインカップルは、盛大にすれ違いまくったあげく、ようや…
榎田尤利 緋色れーいち
やっぱり一定の面白さキープの藤井沢商店街シリーズ4作目。 今回は超お金持ちの御曹司(しかもおとぎ話の王子様風)が社会勉強のために庶民的な街でビンボー暮らしをすることに…というマンガチックな設定です。 庶民的な商店街にリムジンで乗り付けるなんてありえないお話に、小さな不動産屋さんの悩める長男坊の家族を登場させて、ほのぼの風味にまとめる所はさすがです。 長男坊・優一の悩みってけっこう根深いか…
榎田尤利 宮本佳野
藤井沢商店街シリーズの3作目に当たる作品ですが、ちょっと「商店街感」は薄めになっているように思いました。 昔ながらの喫茶店(珈琲専門店)でネルドリップのコーヒーを美味しく淹れる職人肌の水樹と、駅前でオシャレなこだわりカフェを経営する蓮の(ライトな)SMありのラブのお話でした。全体のトーンとしては”よくあるBL”かな?と。 間に水樹の家の事情なども入ってきて盛りだくさんな印象。水樹父と父…