榎田尤利さんのレビュー一覧

交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

逸品絶品究極品

最初に、
私はBLが好きです。
専門的な職業に就く男性(直訳:スーツとか大好きです)が好きです。
そして、何よりも、「活字」が大好きです。

交渉人シリーズは、その全ての欲を満たしてくれた作品でした。
芽吹が交渉で罠を仕掛ける度に、そのきっかけとなるトリックを探し求めて最初から読み直しをするのが本当に楽しかったです。
芽吹の一人称で、読み手も騙された時は鳥肌ものでしたね。
このシリ…

3

ゆっくり走ろう 小説

榎田尤利  やまかみ梨由 

読みやすくてホロリもあり 読んで良かった

受けが真面目で素直で仕事に一生懸命で
ちょっと天然で、でも凛とした所もあって可愛かった
そして攻めはかっこよくて、しかもスパダリ的な非現実的なかっこよさではなく、
人間的にかっこいいなーと思うようなリアリティのあるかっこよさで良かったです
二人の互いへの態度には好感がもてますし、それぞれ魅力的なキャラでした
二人が近付いて行くまでの流れがとても自然で読みやすかったです
途中起こる事件は…

0

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

交渉人は黙りません

(CPやあらすじは他のレビュアーさんが書かれているので割愛します)
とある一人称の小説で痛い目をみて、この作品もちらっと見て一人称だな……と思い、恐る恐る読み始めました。

まだこの一巻しか読んでいませんが、文句なし、お見事です!
交渉人というだけあって、言葉の武器の使い方が本当見事。
一つ一つの文章や台詞に意味、裏、があり、「言葉遊び」としても構成されていて、読んでいて本当に面白かった…

1

erotica 小説

榎田尤利 

からみつく言葉

threesomeを読みたくて、順番通りにと思い、こちらを手に取りました。
全6編の短編集ですが、1編1編がすんごい。
榎田先生、もともと好きなんですが、こんなに言葉が絡みつく感じだったっけ・・・と驚きです。erotic全開です。
評価は、言葉のねっとり度合で萌2 にしました。
挿絵は各短編の表紙だけで、全部先生が違うという、なんという贅沢(笑)
お話も本当に様々。どれか一つはドはまりす…

3

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

やっぱり狂犬チワワ最高

狂犬チワワに腰砕けました。
本編は今辛いところで、心砕けてしまったので、
先にこっちのスピンオフで癒してもらいました♡
本当に榎田先生ったら「狂犬チワワ」はないわー。最高。
交渉人のスピンオフ、270Pほど。ショートなし。
狂犬チワワ(=本編で出てきたヤクザの息子、トモ)と
でかワンコ(=本編受けの事務所のバイト、キヨ)の愛おしいお話です。

トモはちっちゃくて可愛い♡キヨ曰く「く…

1

永遠の昨日(新装版) 小説

榎田尤利  紺野キタ 

胸を打つ作品

まさに、胸を打つ作品でした。読んでよかった。生と死、魂の在り処、恋情、家族愛、愛する人が「生きている」ことの幸せ――色々なことを考えてしまう物語です。

前半はどちらかというとコメディータッチで、若干のスプラッタ風味もありつつサクサク読めます。テンポが良いのに軽薄な印象にならないのは榎田尤利さんの真骨頂だなと思いました。明るい雰囲気ながらも最後には浩一が逝ってしまうということは、起承転結の「起…

5

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

当て馬が残念

四作のうち犬のみ既読です
犬は神だったんですが今回は期待し過ぎました
年下イケメン家事上手エスコート上手でハッキング技術と体術に長け
おまけに世話焼き上手の床上手な攻めが
受けにべた惚れになった理由にいまいち納得できませんでした
あと受けの元カレが地雷です
自分が受けをこっぴどく捨てた癖に寄りを戻そうとやってきて、
新しい男に『最初の男は自分だ』と言い出すような元カレ最悪過ぎるでしょ…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

ブリティッシュしめ縄登場

名作シリーズ2作目。
今回は奈良先生の表紙、中表紙にうっとり。
表紙の兵頭がかっこいいのは御覧の通りですが、中表紙がなんと
芽吹の幸せそうに枕ぎゅーしている寝姿(携帯待受画面)。
これを鼻の下のばして見ている兵頭の顔まで連想できて、最高です(笑)

そして裏表紙は、シャチ〇ン食べてるキヨの図。
2010年ごろに販売終了となったらしい名古屋名物シャチのシュークリーム?
いいなあシャチ…

0

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

the夫婦漫才

榎田先生ーーーーーーーーーーやっぱり大好き!!!!
榎田先生の本で未読の本はまだあるのですが、
奈良先生の挿絵が最近好きになったので
あまり得意ではないヤ物か? と思いつつ手に取ってみました。

なーにこれ、なんでこんな面白いの????
やっぱり有名なシリーズって、ちゃんと理由があるんだなあ と納得。
ドタバタではなく、くすくすけらけら笑えるこの軽妙さ、
登場人物のキャラ、とっても…

4

少年はスワンを目指す 小説

榎田尤利  黒井つむじ 

口の悪い白鳥の王子

旧版未読です。
元は2004年刊行との事で、初期の榎田尤利さんの読みやすさだなぁというのが第一印象。(今が読みにくいという意味ではないですよ!)
題材が高校生、というのも関係あると思いますが、何しろクリーンで甘酸っぱい。
彼らはそれぞれ怪我で夢が断たれていたり、母親が深刻な病気を抱えてたり、父親とうまくいかない息子であったり、と問題はあるのですが、決して暗くない。年相応の明るさと未来と刹那性…

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