榎田尤利さんのレビュー一覧

恋とは呼べない (2) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

やきのりに癒される

小説のコミカライズではなく、原作付きコミックです。ただし小説の「愛とは言えない」(橘高×サガンCP)とセットで読むことで一つの作品になる仕様。3巻完結の真ん中です。

「愛とは言えない」で書かれている別荘でのトラブルは、橘高×サガンCPのメインストーリーなので漫画ではサクッと終わります。小説を読んでいないと少々わかりにくいかも知れない。

橘高×サガンと名嘉真×津森CPの思いが交錯する2巻…

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恋とは呼べない (1) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

アイドルやきのり

小説のコミカライズではなく、原作付きコミックです。ただし小説の「愛とは言えない」(橘高×サガンCP)とセットで読むことで一つの作品になる仕様。この頃は町屋先生も"新鋭"だったのか…感慨深い。

素性の知れない男を雪の日に拾う、という最早BL界ではテンプレ化した導入です。加えて怪我有り酔っ払い猫付きという役満
真面目で少々空気読めない天然な津森英が、ワンコ系居候の名嘉真(な…

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理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

完結はやっぱり寂しい

商店街シリーズ、5冊目というキリの良さでの完結ですが
ラストを飾るに相応しい二宮さんの素敵なイラスト!!
マイペースで無骨で顔に感情が出ない圭治と
昔から何ひとつ変わらない良く言えば素直、悪く言えばまだちょっとこどもの晴輝の再会愛は
シリーズ内でも一、二位を争うくらい好きです!

昔に比べてずいぶん男らしくなった圭治の「知ってる」という口癖、
なにもうそれズルいでしょー!!って程しっ…

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アパルトマンの王子 小説

榎田尤利  緋色れーいち 

愛が人を強くさせる

このシリーズはお父さん(もしくはお母さん)が
亡くなっている事が多いというのに気付きましたが
父の代わりに遺志を継いで仕事を頑張るのは素晴らしいことだと思います。
ただ、今回の優一が本当に優しいんですが
自分を犠牲にしてまでも人の為に行動することで
君の幸せとは一体…と苦しくなりました。
相手の気持ちがプライスレスというのもあるんでしょうけど
なかなかここまでしてあげられないですよね…

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ギャルソンの躾け方 小説

榎田尤利  宮本佳野 

違った気持ちで読み返せました

購入して一読した当時は
ベッドで好きな相手をいじめる性癖というのが理解出来ず
好きなら優しく抱いてあげたらいいのに…と
ついシリーズの中でも遠ざけてしまうこちらの作品でしたが
今ではもうだいぶ耐性もついて来たのか読み返したら楽しかったですww
敬語攻めって品があって素敵ですし!

あと反抗的な態度の水樹が篠宮の目と言葉に逆らえないなんて
催眠術かけてるわけでもないのになぁと思ってし…

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歯科医の憂鬱 小説

榎田尤利  高久尚子 

真逆だから、惹かれあうのかも

歯医者さんは怖いですよね…。
もし先生が非常に優しいとしても痛みが恐ろしい!
でも健康でいられる為には定期的に診てもらう事も大切なのは重々承知しております。
もう十年以上歯医者さんに行っていない私は三和先生にがっつり叱られてしまいそうです。

治療はいっさい手を抜かず妥協を許さない三和先生が
素顔でいる時は別人のような穏やかさという二面性、
最初はそれもどうなのと思いがちでしたが

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ゆっくり走ろう 小説

榎田尤利  やまかみ梨由 

何年経っても素敵なお話

藤井沢商店街シリーズは各話イラストがそれぞれ違う漫画家さんなのが珍しいですが
登場人物がみんな温かくて人情に溢れていて
定期的に読み返したくなるシリーズです。

ハツダ自動車販売藤井沢営業所が舞台の第一弾、
商店街のみんなからカンちゃんと親しまれる頼もしい営業マンの立浪と
若いながらもお堅い営業指導の里見の出会いと恋のお話に
読み返す度じーんとしたりきゅんとしたりしてしまいます。

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nez[ネ] 小説

榎田尤利  湖水きよ 

面白すぎる!!

面白い!!
ただそれだけです!!
毎回思うのですが、榎田先生って文章がお上手だなぁ~と。
なんら抵抗もなく、すらすらと読めて、引っかかる点が一つもありませんでした。

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きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

スパダリがやさぐれたムサいオッサンになってしまうところが好き

「きみがいなけりゃ息もできない」のコミカライズから入り、小説にまで辿り着きました。
てっきり恋人同士になった二人の甘々編を堪能できるかと思いきや前作を上回るくらいの試練が待ち構えていて、この作家さんって一筋縄じゃいかないなーと思ったのが一年前。
(今、何冊か榎田先生の作品を読んでみてわかったのは、そんな生っちょろいラブラブ編を期待するほうが間違ってたという事。)

初読時が今度こそ甘いケー…

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権力の花 小説

榎田尤利  新田祐克 

受け様が男前でした

難しいテーマをさらっと読ませてくれた榎田様はさすがです。
何が良かったかといえば受けの楓がとにかく男前でした。どれほど踏みにじられようと自分の正義は曲げない、というところとか、父親に認められたいと願う愛に飢えた少年の心を持ったままなのに、なかなか攻め様の愛に靡かないところとか。
新田先生の硬質な感じのイラストもまた良かったです。隠しきれない色気が滲み出ていて。

神評価にしようか非常に迷い…

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