榎田尤利さんのレビュー一覧

非BL作品

聖者は街にやって来ない ヴァムピール・アリトス 2 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

シリーズ二作目

シリーズ二作目です。
ニオイ系。
小さな歩みだけど、確実に一歩一歩成長してる高校生の主人公が嬉しい。

主人公の家系は、吸血鬼とのあいだに子供を作れる家系です。女系の家系に生まれた珍しい男の子。子供は作れずとも、吸血鬼にとったら、かなり美味しい血の持ち主らしい。
そのため、人外の存在を次々と引き寄せてしまう。
訳の分かってない友人まで巻き込まれる。

今作では、中学時代に主人公をいじめていた相手が…

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非BL作品

丘の上の愚者 ヴァムピール・アリトス 非BL 小説

榎田尤利  あんどうよしき  天野翔 

ニオイ系です

ニオイ系です。
最初は「失敗した…」と思いました。
榎田尤利さんは好きな作家さんだけど、ニオイ系作品まで追いかけたいとは思ってなかったので。
しかも冒頭がドタバタコメディぽくって、学園モノで吸血鬼モノで。シチュエーション的にも萌えポイントから外れてたから、二重三重に後悔しました。

でも読みすすめるうちに、面白くなってきた。
ドタバタしてないのだ。
コミカルではあるんだけど、きちんとした芯のあるス…

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権力の花 小説

榎田尤利  新田祐克 

榎田さんらしい作品

新破壊防止法。個人の思想までも制限する法律が成立して数年。
蔵持楓は次席検事の父を持つエリートだ。
思想部の宝石と呼ばれるほどの美貌と頭脳を持ち、順風満帆な人生を歩んでいるように見える彼には人に言えないものがたくさんあった。行動を制限する持病。父の手駒として男に抱かれていること。そして最近始まった謎の脅迫……
ただ一人頑なに耐えようとする楓の前に取り調べ対象として現れた大学教授、陣内。彼は楓…

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執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

最高!

最高でした。
超おもしろかった。
オススメです。

ウーン執事モノか…こういう、設定萌えに頼ったような話はどうなんだろう…別に私、執事萌えはないし…と微妙に不安に思い、『でも榎田尤利さんだし、はずすことはないだろう』と読んだんですが、期待をはるかに超える面白さでした。
というわけで宗旨がえします。執事萌え!

主人公は執事見習い(攻め)です。無口な体育会系。
引き合わされた美貌の旦那さま(受け)に…

3

菫の騎士 小説

榎田尤利  ライトグラフII 

面白かったー

プチファンタジーなお話です。
ヨーロッパにあった架空の国の昔のお話。妖精さんとか出てきます。
ファンタジー系は私には苦手な設定なんですが、さすが榎田尤利さん、楽しく読めました。

主人公は年若い美貌の領主(受け)です。見た目は繊細でカワイイのに、常に毅然としててカッコイイ。領民から慕われてます。
幼馴染みで、小さいころに離ればなれになった年下の青年(攻め)と再会するところから物語が始まります。
可…

3

ビューティフル・プア 小説

榎田尤利  稲荷家房之介 

安定感がたまらん

榎田尤利さんらしい作品でした。文章が上手で、テンポが良くて、笑えて、切なくなれて、優しくて、面白い。
安定してますね。多作なのに安心して読める作品が多いというのがスゴイ。
悪人がほとんど出てこないっていうのも嬉しい。
木原音瀬さんや水原とほるさんでズタボロになった私の心を癒してくれるのが榎田尤利さんのコミカルなBL小説かもしれませんw

日本の庶民の画商(攻め)と、架空の国のヨーロッパの貧乏貴族(…

2

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

ザ・花街

榎田尤利さんは器用な作家さんだなァと改めて思いました。
舞台は遊郭なんですが、遊郭に必要な萌え要素はきっちり詰め込んだ小説になってました。
水揚げ、足抜け、頼りになる姐さん花魁、花魁道中、身請け、慕ってくる禿、etc
満足なんですが、微妙に不満かなー。
男花魁になった受けに、もうちょい苦労させたかったなァと。愛する男に水揚げして貰えるなんて、苦労が足りん。どうせなら不細工なヒヒジジイに水揚げしても…

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ギャルソンの躾け方 小説

榎田尤利  宮本佳野 

ストライクゾーンせまっ。

大財閥の御曹司でありながら、その地位をあっさり捨て
子供の頃からの夢だったカフェ経営を始めた篠宮
(見た目は紳士だが、実はSっ気たっぷり)と、
父が病に倒れたことにより、小さな珈琲店を引き継いだ
ネルドリップの天才、水樹(勝ち気な美人猫)のお話です。

文章も巧く、読みやすい作品でしたが、
水樹の家庭の事情にスポットが当たりすぎていて、
(これはこれで読ませるエピソードなのですが……

1

きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

シリーズ最終巻

漫画家シリーズ五作目にして最終巻、一作目に登場したルコちゃんと東海林の珍コンビが主役に返り咲いて、フィナーレです。
このシリーズはどの巻も面白かったなァ。榎田尤利さんの大ファンになったシリーズでもありました。

一作目でちょっと成長したと思えたルコちゃんですが、いきなり退化してますw
東海林とのラブラブイチャイチャ生活のなかで、退行が進んでしまったんでしょうか。
冒頭から、生活能力がないアホバカな…

2

吸血鬼には向いてる職業 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

シリーズ四作目

漫画家シリーズの四作目です。
ついに人外モノが登場しました。
漫画オタクで、漫画のためなら何でもできちゃう藍は、人気漫画家の黒田瑞祥の担当になります。
その黒田瑞祥は実は吸血鬼である、という設定。
黒田瑞祥は暇つぶしに漫画を書いている。担当をいじめるのも暇つぶし。
暇つぶしで黒田にいじめられる藍は、何されようがメゲナイ。漫画のためならたとえ火の中でも水の中でも、コスプレでもセックスでも。
ただし藍…

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