榎田尤利さんのレビュー一覧

執事の特権 小説

榎田尤利  佐々木久美子 

潔癖症な主人が執事におちるまで

近々、某執事の居る喫茶店に行く予定なので、その予習に。。。
というのはまったくの嘘ですが
執事といえば妙齢の紳士、というイメージを180度くつがえし
しかも最高の萌えまで感じさせてくれた
執事モノ入門にもってこいの作品でした。
あ。でも、この仁(しのぶ)が執事の標準では決してありませんけどw

この若き執事をより引き立ててるのが
仁が仕える主・乃木坂乙矢の見事なまでの潔癖症と人嫌い…

5

アパルトマンの王子 小説

榎田尤利  緋色れーいち 

ベタだなぁ。

王子様(のようなお金持ち)×庶民不動産屋

世間知らずなセレブのボンボンが
3ヶ月という期限付きで庶民の暮らしをすることに!
不動産業を営む貧乏だけど温かい大家族の長男の優しさに触れ
大切なものに気付いていくというベタなシナリオでした。

定番とかベタっていうのも嫌いじゃないですけど
“王道”とは呼べない感じの似非セレブ感でした。

どうしても家族と恋人を天秤にかけられない受け…

0

理髪師の、些か変わったお気に入り 小説

榎田尤利  二宮悦巳 

理容師×美容師

シリーズモノと知らずに・・・これだけ読みましたが
これだけ読んでも、ちゃんと楽しめました。

理容師×美容師
藤井沢という東京近郊の街の商店街で
繰り広げられる幼なじみ同士の恋愛です。

都心に憧れ故郷をあとに5年里帰りもせずに
最先端の街で美容師として修行を積むもタイムオーバーで
実家の美容室を継ぐことになった晴輝。
田舎だと思ってた故郷は、リニューアルされ
商店街は活気付…

0

魚住くんシリーズ(5) リムレスの空 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

成長したね、魚住

シリーズ最終巻です。
新装版が書き下ろしつきで出てるので、そちらを買うのをオススメします!
プレミアつきの値段で旧版を揃えた私も、結局新装版のほうも買うんだろうな…くそぅw両方買うことに不満はないんですが、旧版の値段がガクッと下がったことが妙に悔しいですw

ステキなラストでした。
とくに、語り手を太一にした『夏の子供』が好きでした。
登場人物の数年後の姿を、第三者の視点から描くっていう手法、じつ…

1

魚住くんシリーズ(4) 過敏症 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

シリーズ中一番好きな巻

やっと結ばれる巻。
四巻ですよ、四巻。
一巻の時点で両思い確定してるのにですよ。
どんだけ焦らすんだよー!と思ってましたが、焦らされたぶん、結ばれたときにはものすごいカタルシスを感じました。
下手な引き伸ばしで焦らしてたわけじゃなく、しっかりしたストーリーを構築した上での焦らしなので、納得がいくのだ。

良かったね、魚住&久留米。
なんかもう、エッチに萌えるというより、結ばれたことそのものに感動し…

1

魚住くんシリーズ(3) メッセージ 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

名作

最近新装版が出てるこの作品ですが、私はどうしても読みたくて、プレミアがついてバカ高くなってたときに、このシリーズを揃えました。
何故待たなかったんだ、私よ…。
といっても、買ったことを後悔してるわけじゃないです。
最近の榎田尤利さんの作品とは作風がかなり違うから戸惑う人がたくさんいるかもしれませんが、名作の名にふさわしいシリーズでした。
とくに、この三巻と四巻が神です。

最近のBLじゃめったに見…

3

吾妻&伊万里 オール・スマイル 小説

榎田尤利  高橋悠 

俺は守られるだけの存在じゃない

つきあい始めてそろそろ三年、そんな二人にやってきた最大の危機?!
元々自分と伊万里の能力の差にわずかなコンプレックスを抱えていた吾妻。
そんな時に降ってわいた伊万里のヘッドハンティングの話に、吾妻を追いかける謎のストーカー。
それを知った伊万里は必要以上に吾妻を守ろうとして……
俺も男だ。守られたいわけじゃない。
たったそれだけのことが上手く伝わらず、ついには伊万里に別れを告げられてしま…

1

吾妻&伊万里 レイニー・シーズン 小説

榎田尤利  高橋悠 

王道すれ違い編

伊万里とつきあい初めて半年がたった吾妻。
会社では後輩ができて、すべては順調……とは言い難かった。
伊万里の昔の恋人はあらわれるは、素直なはずの後輩の態度はなんだかおかしい?
すれ違いの毎日の中で次第においこまれていく吾妻だったが……

吾妻&伊万里、第二巻は王道すれ違い編です。
昔の恋人とか、一見はまともだけどその実とっても困った後輩くんとか。
なんかこの上手くいかない感じがすごく…

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神さまに言っとけ 小説

榎田尤利  紺野キタ 

性格の悪い攻めとピュアの塊のような受け、たまりまへん…

面白かったです。
性格の悪い攻め登場。性格の悪い攻め、大好きです。
でも、榎田尤利さんの描く悪い攻めは、木原音瀬さんのような本格的な悪男ではないのでご安心(?)を。
天使との約束で、「男と恋愛」しなきゃいけなくなるこの攻め。相手として指定されたのはダサダサでピュアの塊のような男です。
どう考えても無理!と焦る攻めだけど、そうしなきゃ死ぬとなれば、必死にならざるをえない。
でも、イヤイヤながらも同じ…

2

普通のひと 小説

榎田尤利  木下けい子 

大人の不器用な恋にキューンとなります

以前文庫で出てた『普通の男』と『普通の恋』の二冊をまとめたものに、書き下ろしの『普通のオジサン』が加わり、ボリュームたっぷりの分厚い一冊になってます。
大好きな二人だったもんで、書き下ろしで幸せそうな五年後の姿が読めて嬉しい。

正直いうと私は、「普通とは何ぞや?」でぐるぐるしてるところはあまり好きじゃないんですよね(テーマなのに…)。
けど、三十路を超えた二人の大人の男が、すれ違いながら不器用に…

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