英田サキさんのレビュー一覧

DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

1本の映画を観たような気分です

シリーズ完結巻。
ディックとユウト、そしてコルブスの結末は一体どうなってしまうのか……とドキドキしながら夢中でページをめくりました。

BLというにはあまりにBL色が薄く、うっかりしてると恋愛ものだというのを忘れてしまうのが難点、というほど楽しく読ませてもらいました。
ラストが割と想像通りだったのは、ちょっと物足りないな……という気がしましたが、それでも十分に心理描写などにも力を入れていた…

4

DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

相変わらず恋愛色薄い

シリーズ2作目。
前回、やっとのことで気持ちが通じ合ったと思ったら……あらら、な感じで続きが気になり、結局今作も一気読み。
夜中に読み始めたのが失敗でした。
久しぶりに途中でやめられない状態に……。

無事に釈放されたユウトに待っていたのは、ディックと繋がるための手段としてFBI捜査官になるという道でした。
CIAエージェントであるディックと、立場的には敵対関係になると理解しながらも、…

3

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

面白い!

レビューするには今更感があるくらいの有名シリーズですが、高評価の通り非常に面白かったです。
約10年前の作品ですが、よく10年近くも積ん読してたもんだと、自分の怠惰さにも呆れます。
そして、このタワーを崩す気になったのが、コミカライズの方を読んで続きが気になる!! という状態に追い込まれたから、という事情があるので、小説のコミカライズって素晴らしい……。

さてさてBLで刑務所もの、しかも…

4

この愛で縛りたい 小説

英田サキ  有馬かつみ 

友人から

表題作と続編の中編2本と、短めの後日談が収録されています。

「この愛で縛りたい」
阿木の目線で進みます。
アメリカへの転勤を前に八年もの片思いを断ち切るべく、阿木(受け)は永瀬(攻め)を監禁し、五日間自分の自由になって欲しいと頼みます。最後の夜、阿木は永瀬に媚薬を使い…。

「この愛で守りたい」
永瀬の目線で進みます。
恋人同士になった二人。だが、そろって出席した同窓会で、永瀬の…

1

DEADLOCK外伝 SIMPLEX 小説

英田サキ  高階佑 

片方向から双方向へ。

かつてユウトへ恋心を抱いていたロブ。
そんなロブの新しい恋のお話です。

ユウトへの想いは無理やり封じ込めることなく自然に友情へと変化し、今では幸せそうな二人を暖かく見守るロブ。
ネトやトーニャたちとの付き合いも続いており、そこに新しく仲間入りしたのがヨシュア。
無愛想というか融通がきかないというか…ディックとはまた違ったタイプの扱い辛さだなぁと。
けれどその不器用さがまたヨシュアの魅…

3

『メメント・モリ』書き下ろしSSペーパー グッズ

読めてよかった、明るい未来を予感させる番外編

本編に足りない甘いひと時を垣間見せてくれました。
殺伐とした犯罪がらみの話が続いたので、番外編が読めてよかったです。

何もできないけれどせめて朝食くらい作ってあげたい、と思ったアキが作った黒焦げの目玉焼きを美味しいと言って食べてくれる優しい旦那さまです。
エディはほめて育てるタイプなんですね。頑張れ!

退役したエディーも生まれ変わったアキも、これからまだ何をするかわからないけれど、…

1

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

生きている今を楽しもう

甘い恋愛小説も大好きですが、時にはハードな推理物やアクションものもいいなと思った時に読みたくなるのが英田さんの作品です。

あらすじでは、なんだか難しそうでしばらく積んでしまいました。
けど、読み始めたら一気読みです。途中で止められませんでした。

読み始めてすぐ「DEAD LOCK」のような雰囲気を感じた。
ストーリーも登場人物にも相似する部分は全くありませんが、アメリカの犯罪を扱う…

2

愛しすぎる情熱 小説

英田サキ  稲荷家房之介 

田舎での恋

1冊丸ごと表題作です。
二人両方の目線で語られていくので、理解しやすいです。

証券アナリストだったけれど妻を亡くし疲れて田舎にひきこもった夏目(受け)が、田舎が地元の天文台勤務の男・高津(攻め)に出会い、恋人になる話です。

高津のイラストはがっつりガテン系の肉体派だったのですが、天文台で研究をしているので、少しはインテリっぽい雰囲気があっても良かったのかもと思います。今の高津もイイ男…

2

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

文章に違和感

コミック「愛想尽かし」の続編小説。
前作はすみませんな評価になってしまいましたが、小説だと印象も変わるかもしれないと思い挑戦してみました。

ストーリーとしては、
椹木の恋人になった柊也が、ある日昔の知り合いに再会。
そのうちの一人が密室で死亡し、その部屋で眠っていた柊也に殺人容疑が・・・
という英田さんお得意のミステリっぽい展開です。

まず、文章に違和感が。
柊也視点のためか…

5

愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

スピンオフでなければそこそこ楽しめたかも

「たかが恋だろ」のスピンオフ。
前作は正直、メイン二人より受けの義兄の椹木の方が魅力的に映り、ストーリー自体にはさほどハマれませんでした。

したがって、彼のスピンオフにかなり期待していたのですが、本書も今一つ楽しめず・・・
なぜか?というと、まず受けの柊也が椹木の相手役としてしっくりこなかったためかと思います。

可哀想な境遇の野良猫系淫乱受け、という設定自体は悪くないと思いますが、…

5
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