英田サキさんのレビュー一覧

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

よし、ホモになろう

吹いた。シリアスなサスペンスながらコミカルなテイストをうまく入れられる英田さん。
にぶくてがさつな上條もついに決意。ではありますが。

3巻は事件も恋愛も展開する、”転"の巻でした。
瀬名は恩師に相談に行くため渡米。メインカプの方は小休止といった風情。一方、新藤×葉鳥が表に出てきます。
お互いにかけがえがない存在なのに、素直になれない二人。葉鳥は不幸な生い立ちだが、新藤に拾って…

1

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

瀬名がかわいい

相変わらず事件の真相にはまだまだ遠い、サスペンスの緊張感が続く2巻。

続編でタイトル変えちゃうの多いけど、ちゃんと2とか3とかつけてくれると分かりやすくていいですね。

さて、やきもきするメインカプは、期間限定ながら大人の関係に。がさつノンケのとまどいと、美人受けのツンで、甘くならないところがよい。
綾織りのようにしっかりと絡んでくる新藤と葉鳥の関係性もよいですね。こちらは出来過ぎ大人…

0

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

それぞれ抱える複雑な感情

事件は一向に解決の兆しを見せないまま、第二の被害者が。
少しずつではあるが、事件、そして犯人へと繋がるものが出てきて、より一層おもしろくなってきました。

悲惨な事件をおこした動機となりうる画像。
もしかして、その被害者って…あの子?いやでも、もしそうならあの人は画像を見ているときに、動揺はしてなかったし…と登場人物が頭をかけめぐります。

とうとう瀬名と上條が!
と、いっても大人~…

5

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

人物もストーリーも魅力的。

ここまでサスペンス要素が強い作品はなかなかないかも。
恋愛模様そっちのけで、犯人は一体…と深く考え推理してしまう自分がいました。

と、いってもしっかり大人の男たちの恋愛劇も楽しんでいるのですが。
昔は美少女、現在美青年の瀬名さんは魅力たっぷり。
インテリ眼鏡が激しく似合います。
一方上條さんの雄くさくオヤジ入っているところが妙にツボ。
けれど決して野暮ったくはなく、上質なところが魅…

5

DEADLOCK 2 DEADHEAT 小説

英田サキ  高階佑 

せつなすぎる

一作目に続き、臨場感がありとにかく引き込まれます。
イラストも作品とマッチしていて気持ちを盛り上げてくれるし、読む手が止まりません。

刑務所でコルブスを探しをしていたユウトは、刑務所を出てからもFBI捜査官としてコルブス探しを続けますが、ユウトが追いかけているのはその先にいるはずのディック。
ユウトの一途な思いもせつないし、コルブスへの復讐を一番に考えるディックの葛藤もまたせつない。

1

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

引き込まれる

海外設定のお話ということで、つい読まず嫌いで放置していましたが、友人からの熱烈なおすすめがありついに読み始めました。
なんでもっと早く読まなかったんだろうと後悔するぐらい、一気に作品に引き込まれました。

刑務所ものだけあって登場人物も多いのですが、それぞれのキャラ魅力ありずぎ(^^)
刑務所の新入りかつ正義感の強すぎるユウトにはハラハラさせられる場面が多いですが、ディックや仲間がいるおか…

4

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

英田さんがTHE BLに挑戦された結果

皆様の書かれている"THE BL"って何ぞやと思っていましたが、読んで納得。これはまさしく王道です。

主人公の受けは、祖父の会社を継いだエリート。
ある日、高校時代自分をレイプした同級生(攻め)と十数年ぶりに再会。
攻めは外資系ファンドのエリートとして働いており、彼の会社は受けの会社に買収を仕掛けている。
買収を待ってもらうため彼の愛人になるが……

受けは、裕…

11

欺かれた男 小説

英田サキ  乃一ミクロ 

さっくりと読みやすい作品

まるごと一冊がひとつのストーリー。

やっぱり英田さんのは自分に合うのかな、読みやすかったです。

2人の掛け合いが楽しい。
でも、お互いが好きになった過程がイマイチさらっと過ぎて
何か置き忘れてきた物があるような・・・そんな気分でした(^^;

キャリアである槙野くんの上司である藤野さんが加わってからは
面白さが増しました。
でもイメージで、有名大学を出たキャリアの人は
何…

2

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

記憶喪失で擦れ違う恋人たちの切ない物語

超訳というのもには興味を持ったのですが、翻訳物のBLに惹かれずためらっていました。
けれど一度は読んでみようと好きな作家さんの作品を読んでみました。

19世紀のプロイセンの戦場での出会いです。
BL作品ではあまり馴染みのない時代背景に軍人同士のカップル。
先の見えない戦闘が続く中で愛するものとの逢瀬だけが幸せなひと時。
故郷には妻もいる貴族のルドルフ(中将)と身内との縁の薄い庶民マテ…

4

花嫁のピジョンブラッド 小説

英田サキ  実相寺紫子 

カッコイイけど変態w

1冊丸ごと表題作です。

弘人(受け)は母の遺言を祖父に伝えるため、弟のふりをして藤ノ宮家にやってきた。しかし、祖父にはなかなか会えず、おまけに久遠(攻め)に
正体がバレ、追い出されたくなかったら相手をしろと抱かれて…。

両親や弟とは養子で血がつながっていなかったはずの弘人が、実は本当の親子兄弟だったというオチで、少しの誤解はありましたが、久遠とも恋人同士になったというハッピーエンドで…

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