英田サキさんのレビュー一覧

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

猟奇事件を軸に踊る魅力的な男達!面白い!

3巻め、すっごく面白くなってきたーっ!
実は、英田先生って硬質な文章だなぁと思っていたんです。
文章で“萌え”させるのはなくて、キャラを動かしてのタイプだと。
だから、こういう話はスッゴク合う!
もう乾杯!ってくらい楽しめています♪

登場人物が本当に魅力的!
刑事・上條のヘタレワンコにはツンデレ瀬名でしょー?
ヤクザ・新藤には滅私愛の葉鳥だし!
多重人格の祥に、友達の赤松くん^…

3

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

もうっ!ホモになってやるw

いよいよ3巻に入って佳境に入ってきました!
暴走族の線から独自の調査を進める葉月と、レイプ事件から女性の線で調査を進める上條と。
そこに関係する人間に新たな人物の登場を見せて、この二つの調査が重なった時、事件は解決するのか?
事件自体はそんな動きを見せながら、主人公達にも大きな動きが!
こんなにイッパイテンコ盛りなのに、散漫にならずに見事にその枝葉の回収を見せて一つの大きな木になって行こう…

1

君のために泣こう 小説

英田サキ  北畠あけ乃 

中盤以降が

父親が亡くなり一人になった静一の元に、ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。
記憶の中ではまだ幼い少年だった弟は、すっかり大人の男に成長していた。
しかし一緒に過ごすうちに、穏やかな距離感と優しさに惹かれる自分を止められなくなる静一だったが……

英田さんのデビュー二冊目の本。
一冊目とのテンションの違いにびっくりしましたが、私はこういうしっとりした話の方が好きです。

義兄…

1

ダブル・バインド(2) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

もう、みんなかわいくないところがかわいい。

2巻です。
…まだ続くのですね。あう。

今回は事件方面ではまた新たなことがわかったりで拡がった印象。
犯人までは辿り着いていないし、これから何が起こるかまだわからない感じ。

恋愛方面では瀬名と上條が一段落着いたといった感じでしょうか。
上條は常にぐるぐる「俺はホモじゃねー!」な勢いでここまできたのですが、それでも瀬名の脆いところとかを見せられると感情的に動いてしまう部分があって。…

3

2011英田サキフェア小冊子 グッズ

椎葉にツボる☆

「エス」と付くだけでもうあさってしまう自分、それほどまでに大好きな作品なんですが、もちろんこの小冊子も見逃すはずはありません。
本自体は、ドラマCDに掲載されていたショートの再録ではありますが、たとえどんなに短かろうと、宗近と椎葉に再び会える書き下ろしが一編入っていれば、ファンとしてはどうしても欲しい!

さて、その新しい書き下ろしですが、震災チャリティーで配信されたSSで椎葉が怪我をした話…

8

今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヨネダコウ 

ダメダメリーマンが変身していく!

05年に出版された作品の新装版。
旧版に主人公達のその後の生活『天使と暮らす島』が新たに書き下ろしで入った一冊になります。
会社も結婚生活も上手く行ってないアル中でインポの冴えない35歳のサラリーマンと、寡黙で何故かこの冴えないリーマンに執着する年下のヤクザという、実に地味な主人公達なんですが、だんだん2人がその人でなければならない、互いに支え合う存在になっていく過程が実に見事に心を打ち、こん…

13

知らなくても生きていける萌えの話 小説

英田サキ  高階佑 

エッセイはいまいち、小説はドストライク

前半のエッセイだけなら中立評価でした。
でも、英田サキさんが自分の萌え趣味に走って書いたのであろう後半の小説が、私のドストライクでした。
同時に「そうか。私の萌え趣味は王道から離れてて、ゆえにモンモンとしてしまうのかー!」と分かりました。
この小説は普通なら、「書き直しレベルの小説」なのですか?(あとがきより)
ととととんでもない!
アホみたいなオナニーやってた襲い受け、かっこいい見せどころなんて…

1

愛想尽かし コミック

英田サキ  山田ユギ 

包容力ある攻が良かった。

私にとって初めての英田サキさんであり、山田ユギさんでした。

渋く、暖く包み込むような包容力ある椹木さんのキャラが凄く良かった。人を信じることができない、愛も何もしらないで闇の中を這いつくばって生きてきた柊也を愛してあげられるのは、やっぱり喜びを悲しみもいっぱい経験してきた椹木さんだからこそだったのかな。

椹木との出会いにより愛を知り、信じることを知っていく…少しづつでも“変わりたい”と…

1

花片雪 小説

英田サキ  山田ユギ 

椹木かっこよすぎ

『愛想尽かし』の続編です。

渋くてかっこいいです、椹木の兄貴。
言動の数々がいちいちツボにきてたまりませんでした。
最初のエッチの場面良かったなー。
出来上がったカップルのラブラブなエッチに萌えを感じるのってあんまりない私なんですが、萌えました。
受けの視点から描かれるんですが、このときに受けが感じてる瞬間的な幸福感がひしひしとリアルに伝わってくるんですよ。組み敷かれ、自分が先にイッ…

2

ダーティ・ダンス 小説

英田サキ  北上れん 

うーん

先にレビューされたお二人とはまったく逆の感想になるんですが、私は書き下ろしで萎えました。
表題作は面白かったです。
過去に因縁のある組長同士、腹の探りあいをしながらカラダを重ねるという緊張感。心がどこにあるのか、お互いになんとなく見えてるんだけどはっきりは見えない。決定的な言葉を告げないままの結末が好きでした。おお英田サキだー!と思いました。
この表題作でせっかくいいツンツンのボールを投げて、いい…

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