市梨きみさんのレビュー一覧

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

賛否両論の否の方でした

泣けるという前評判を見たので読んでみました。帯に賛否両論の話だと書いてありましたが、私はBL漫画を作家さんの頭の中を覗くような感覚で読んでいるので大丈夫だろうと思いそのまま読みました。結論から言うと全くと言っていいほど合いませんでした。

私がこの漫画に萌えられなかった理由はおそらく2つあって、1つ目はメインのカップリング(福太×葵)に全く萌えられなかったこと、2つ目は前後編分かれている、他の…

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心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

お察しの通り…

この上ないメリバです。メリバ好きの方にはとてもとてもオススメしたいです。もう、脇目も振らずメリバ方向にハンドル切ってる、って感じです。
個人的にグロが苦手で、先にレビューを読んでなかったらトラウマ化していたかもしれません。直接的なグロテスク描写はされていません。
上巻を読んでから少し間があいて下巻を読んだのですが、上巻が割とハッピー感があったせいで、その印象を持ちながら下巻を読んでかなりショッ…

6

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

幸せ

間違いなく、このエンディングが彼らにとっていちばん幸せなんだろうと思う。単純にハッピーエンドで締めようと思えば、いくらでもそれに繋がる抜け道は作れる。でも、そうしたら彼らは彼らでなくなってしまう。彼らが彼らであるために必要な構成要素を完全に持った彼らが一番幸せになる方法は、あれしかなかった。そんなことを思わされた。メリーバッドエンドの最適解をみせられた気がする。
酷く良かった。すごく良かった、と…

3

3分インスタントの沈黙 コミック

市梨きみ 

義兄弟両片思いBL

めっちゃ普通の話だった。
よく義兄弟ものにあるストーリーそのもので、既視感だらけだった。
そこに、兄・秋の母親のネグレクトだの、高校時代に友達に襲われそうになったトラウマだの、いろんな要素を盛り込みすぎ。
友達に襲われたエピソードは、その後その友達と再会して当て馬にでもなるのかと思ったら、捨て台詞吐いてあっさり去って行き、何だったの?となりました。
母親のネグレクトが秋の女性嫌いに繋がって…

1

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

良い意味で裏切られてしまった。

様々なレビューに「泣ける!」とされ、タイトルの不穏なキーワードもあってかてっきり最後でさぞ悲しいエンドが来るのだろうと身構えていましたが、正直終わり方にそれ程ぐっとくるものはありませんでした。しかしそれよりも葵の過去、努力、本音、母親や福太に対する精一杯の思いやりにはただひたすらに泣かされました。福太に向けられる純粋で美しい“愛”と、葵に向けられる歪み狂った残酷な“愛”。この対比が自分は弱かったみ…

3

さよならアルファ コミック

市梨きみ 

身も心も魂から惹かれ合うのはいいね

DK千夏Ωが小学生の遥αに出会い、運命の番と認識。
その年齢で運命の番がわかる設定ヤバいでしょ〜と思いつつ。
運命の番に会うと意志とか理性では抑えられない…そばにいるだけでイってしまうくらいなのすごいですね。
その状態はエロいとしかw

でも、体に身を任せると犯罪になるからと我慢する千夏。えらいぞ。
遥のお母さんへの言葉も誠実だった。
遥のお母さんもいい人でよかった。

今は2人…

1

さよならアルファ コミック

市梨きみ 

出会うのが早すぎた番

オメガバースもあんまり好みじゃないし、ショタが地雷なのに怖いモノ見たさで読みました。
やっぱり無理だったなぁと思ったら、レビューしないでおこうと思ったのですが、面白かったです。
小学生の遥と高校生の千夏ですが、遥が子供のうちはH無しなので大丈夫だったんだと思います。
千夏のキャラクターがあまり雄っぽさが無いのも良かったのでしょう。

あまりオメガバースを読んでいないので、比べる事ができな…

2

心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

さらっと読み終わってしまった、、

辛口レビューです

いつどんなすごい展開が来るんだろうと期待しつつ読んでいたのですが、あっさり終わってしまいました。
まあ心中というオチはわかっているのでその時点ですでに読む楽しみが半減しちゃってる感はありますね。
話もある程度予想がついてしまうというかありがちなように感じました。
上巻はまだ良かったのですが、下巻の伏線回収が雑で、葵はただインパクトのためだけに酷い殺され方をされたように…

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心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

・・・

★セカイ系BL
作品の展開は無常で好きじゃありませんが、
幼児虐待の悲惨さ、犯罪の巧妙さ、犯人の弱者を偽装する狡さを世に訴える点で捉えるなら防犯のフィクション作品として意義は高いと思います。

以前、私の風水の師匠;密教大阿闍梨に「自殺」について問うたことがあります。
師が述べるには「自死は人に与えられた自由の一つ。自死を決意したなら、知人として最後まで死を見届ける愛が必要。邪魔は不要。…

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心中するまで、待っててね。 (下) コミック

市梨きみ 

大事な何かに気付ける作品

共感しすぎる方なので、なるべく2人と距離を置きながら読みました。
ネタバレしたくないので多くは語りませんが、読まないともったいないです。
がっつり読み込んでしまうと、しばらく引きずると思います。
わたしは先にレビューを読んだので、先人の教えを元に身構えることができましたが、何も前情報がなかったら危なかったかもしれません。

わたしにはハッピーエンドに思えました。
これ以上ない、というか…

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