raraららら
冒頭から刺激的な台詞で始まったこの物語は、謎解きの様に私たち読み手側に迫ってくる。
目眩を起こしそうなキョーレツなΩのフェロモン。
気をつけていないとはみ出してしまいそうな膨大な字数のモノローグ。
およそ高校生らしく無い言い回し。
欲望を抑制させる為にロボトミーとまで言わずとも使われる薬。
幼少期のキレイな想い出。そして傷。
一読した後では実はよく理解出来ていなくて。またしばらく読み返…
本当に予期せぬ展開だったので…って、こういう表現もネタバレになるんだろうか。
出来るだけ、衝撃を受けて頂きたいので。そこら辺は書かない事にします。あらすじを読むと、「さよなら〜」のカナエの兄、ユキを中心に物語が進行していくかの様に書かれていますが、どちらかと言うと、オウギを中心に物語は進行して行きます。ひとえにカナエを愛するがゆえの行動なのですが、その事で、オウギ自身も、傷付いて行くこととなるで…