ぱちさんのレビュー一覧

ビューティフル・ライフ 小説

阿賀直己  ぱち 

美しい日々

幸仁、明、カイ。
三人の登場人物の美しい日々がもどかしいほど丁寧に描かれていた。
恋情と愛情(友情)の両方が胸の内にある時、無条件に走り出してしまうのが恋情だなぁと思う。
しかし恋は月日が経つにつれ愛に変わるという。だとしたら、この三人の生活はどう変わるのだろう。また、三人でひとつ屋根の下ビューティフル・ライフを送ることは出来ないのだろうか。
ボーイズラブと言うには文芸色の強い話だった。

2

神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

モヤモヤ感が半端ない…

どなたかの評価で春恋に似てるとの言葉があり「高いなあ」とは思いつつ
大好きな春恋に似てるなら、と購入したモノの…私には駄目でした…

確かに似てました。
一人が彼女持ち、一人が美大生、性格はキツイケド凄くいい娘が身近にいる、
最後は離ればなれ等々。

でもねぇ…
好きだけど一緒にいられない事情がある、は納得できます。
せめて数年後の二人がそれぞれ幸せを手に入れてる形で
終わらせ…

4

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

八雲さん好きです

ストーリー自体は本当に単純なんだけど、すごくキュンキュンした。
文章が読みやすくて描写も丁寧なのはいつもの阿賀さんなんだけど、良い意味でどこか漫画っぽいというか。だからなのか、いつもよりスラスラ読めたし、あと結構笑えた。
東五も宝も社会人として仕事をしてる時はかっこいいけど、恋愛に関してはなんかズレてるし、盲目すぎるし。でも、なんか憎めない。
脇キャラも漫画に必ずいるよねこういうタイプ!みん…

3

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

オリジナルBLって何でしょう

偶然の一致や個人の感じ方の範疇かもしれませんが、ネーミングやイラスト、特徴の描写と合わせるとモデルになっているであろう人物が彷彿としてしまう。
架空のオリジナルの人物とは感じられなかったために、性愛の描写を読んでいて罪悪感がありました。
私は評価できません。

13

ビューティフル・ライフ 小説

阿賀直己  ぱち 

検索すると…

ある海外芸能人のファンフィクにしか見えないという感想が複数ありました。私も同じ感想です。
一般の人から見たらこれはこれで独立した三角関係BLなのかもしれませんが、ファンフィクを読んだ事のある人間にしてみれば、既視感のある関係性のパロディに見えました。そういう意味ではオリジナリティが感じられなかった。
文章が陶酔気味で、これは単純に好みでしょうが個人的には肌に合わず引いてしまうところもありました…

18

factory! ファクトリー! 香鹿と糸島の場合 小説

阿賀直己  ぱち 

ああ…

アワードノミネートですか。

個人的な作品の感想としては語り口が好みではないです。端々で現実味や人間味を出そうと言うのは見て取れるのですが、かえって鼻についてしまうもので…。
レビューでリアルだと評している方が多いのは何をリアルとするかの差なのでしょうが、事細かい描写が取って付けたように感じられて、あらすじで書かれている程度の流れしか頭に入って来ませんでした。

それと、気になっている…

30

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

う~ん…

表紙も素敵で、レビューも高評価。ググってみたら最近若干話題をさらっている作家さまで、かえって興味をそそられ手に取ってみました。内容は書いてくださっているので感想を。

ごめんなさい、辛口な感想です。おいやな方はスルーしてください。

何というか、不思議な空気感のある作品でした。文章の進め方とか言葉遣いとかが、ばっさり言ってしまうと「素人感溢れる」っていう感じ。話が受けの視点で、かつ一人称で…

24

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

可愛くて可愛くて

以前Webで掲載されていたとの事ですが私はお初でした。
阿賀先生の本はfactoryでファンになって直ぐに他の本も購入して読みました。
全部大好きです。先生の描く受けが全部可愛くて!けど可愛いいだけじゃなくて必死に生きてる感じが伝わって来るのです!
この本の東五も自分がゲイである事に臆病になっているけど心の中じゃ初対面の人を自分の好みかどうかで見ているとこがある現代の青年ぽくて。
明らかに…

6

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

全員まとめて愛しい

待ちに待った書籍化でした!

ゲイであることにコンプレックスを抱える東五が、上司と立ち寄ったイタリア料理店でその店のコック、宝に一目惚れする。

お話は全て東五視点で語られています。…東五視点だというのに、どうしてこんなに可愛いんだ東五…
仕事ができて、傍目には社交的でルックスも良い、その使い方も自分でわかっている。これだけではちょっと腹も立ちますが、恋をした、宝にめろめろな東五が本当に…

11

ビューティフル・ライフ 小説

阿賀直己  ぱち 

愛する関係と恋する関係がもっと見たかった

通常のBL小説は文庫サイズだと思うのですが、この本はペーパーブックのような仕様で、400ページ近くあります。書店やアニメショップなどのBLコーナーで探すのに結構苦戦しました。

内容としては、友人が恋した男と友人と、友人の恋した男と愛し合う男の三角関係の話になっています。三角関係でありながらも、お決まりのようなドロドロ展開や罵り合いもなく、友人の恋と自分の恋の間での揺れ動きと、友人関係の変化が…

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