阿賀直己さんのレビュー一覧

きみは眠る ぼくの夢で 小説

阿賀直己  ぱち 

名前を呼ばれる幸せ

作家買いです。
阿賀先生のデビュー作にやられてずっと読んでいたのですが、デビュー作が私にとってど真ん中だったため
新作をよんでも、なかなかドキドキワクワクしなかったのですが、これはきました!
「君の背中、僕の手のひら」のスピンオフなのですがこの話が初読みでも大丈夫です。
年の差ラブ。最高でした。読みやすくて一気に読破。
大人になっているつもりの少年と面倒な大人の男。少年が自分を1人の大人…

4

神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

気になる終わり方

『ファクトリー!』を読んでハマった作家さん。
難しい表現は少なく細かな描写で、ぱちさんの描く巻頭イラストの二人を映像化し思い浮かべなが読むことができました。
ファクトリーのような文章構成を期待してましたが、いつ攻視点や第三者視点になるのかワクワクしたのも虚しく最後まで受視点。
攻の想いが口語でしか読み取れないのが残念で仕方ない。それに、攻のメンヘラ彼女が痛過ぎる。タイトルを痛感しました。

5

ぼくのうさぎちゃん 小説

阿賀直己  ばんどう 

良くも悪くもゆるふわ

あらすじ:
大学生の陸人(攻め)は、バイト先の先輩にキュウという名のウサギを無理やり押しつけられる。
世話をするうちキュウへの愛着が湧いてきたある日の朝、一緒に寝ていたのは絶世の美青年で…

ピュアで無邪気なキュウがとにかく可愛いお話。
じつはキュウは、人間のための新しい形の愛玩動物として開発中だったウサギ。
人の愛情を受けると美男美女に姿を変える新種の生命体という設定です。

最…

10

翳りの星(スピカ) 小説

阿賀直己  ぱち 

好みが別れるラストシーン

あらすじに書いてあることは帯にあるものですね。
これを読んでどんな内容かはよくわからないですけど、要約できるかな?(誰もレビューしてないし…汗)

小中高一貫の名門学校に通う「納見かける」と「羽根木なつめ」。
御曹司のなつめの邸宅を建築デザイナーのかけるの父が設計。なつめの母とかけるの父は友人でお互いの家も近いこともあって幼い頃より、かけるとなつめは兄弟のように育つ。病弱ななつめをかけるが…

8

ビューティフル・ライフ 小説

阿賀直己  ぱち 

美しい日々

幸仁、明、カイ。
三人の登場人物の美しい日々がもどかしいほど丁寧に描かれていた。
恋情と愛情(友情)の両方が胸の内にある時、無条件に走り出してしまうのが恋情だなぁと思う。
しかし恋は月日が経つにつれ愛に変わるという。だとしたら、この三人の生活はどう変わるのだろう。また、三人でひとつ屋根の下ビューティフル・ライフを送ることは出来ないのだろうか。
ボーイズラブと言うには文芸色の強い話だった。

2

神さまは この恋をわらう 小説

阿賀直己  ぱち 

モヤモヤ感が半端ない…

どなたかの評価で春恋に似てるとの言葉があり「高いなあ」とは思いつつ
大好きな春恋に似てるなら、と購入したモノの…私には駄目でした…

確かに似てました。
一人が彼女持ち、一人が美大生、性格はキツイケド凄くいい娘が身近にいる、
最後は離ればなれ等々。

でもねぇ…
好きだけど一緒にいられない事情がある、は納得できます。
せめて数年後の二人がそれぞれ幸せを手に入れてる形で
終わらせ…

4

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

八雲さん好きです

ストーリー自体は本当に単純なんだけど、すごくキュンキュンした。
文章が読みやすくて描写も丁寧なのはいつもの阿賀さんなんだけど、良い意味でどこか漫画っぽいというか。だからなのか、いつもよりスラスラ読めたし、あと結構笑えた。
東五も宝も社会人として仕事をしてる時はかっこいいけど、恋愛に関してはなんかズレてるし、盲目すぎるし。でも、なんか憎めない。
脇キャラも漫画に必ずいるよねこういうタイプ!みん…

3

きみの背中 ぼくの手のひら 小説

阿賀直己  ぱち 

オリジナルBLって何でしょう

偶然の一致や個人の感じ方の範疇かもしれませんが、ネーミングやイラスト、特徴の描写と合わせるとモデルになっているであろう人物が彷彿としてしまう。
架空のオリジナルの人物とは感じられなかったために、性愛の描写を読んでいて罪悪感がありました。
私は評価できません。

13

ビューティフル・ライフ 小説

阿賀直己  ぱち 

検索すると…

ある海外芸能人のファンフィクにしか見えないという感想が複数ありました。私も同じ感想です。
一般の人から見たらこれはこれで独立した三角関係BLなのかもしれませんが、ファンフィクを読んだ事のある人間にしてみれば、既視感のある関係性のパロディに見えました。そういう意味ではオリジナリティが感じられなかった。
文章が陶酔気味で、これは単純に好みでしょうが個人的には肌に合わず引いてしまうところもありました…

18

factory! ファクトリー! 香鹿と糸島の場合 小説

阿賀直己  ぱち 

ああ…

アワードノミネートですか。

個人的な作品の感想としては語り口が好みではないです。端々で現実味や人間味を出そうと言うのは見て取れるのですが、かえって鼻についてしまうもので…。
レビューでリアルだと評している方が多いのは何をリアルとするかの差なのでしょうが、事細かい描写が取って付けたように感じられて、あらすじで書かれている程度の流れしか頭に入って来ませんでした。

それと、気になっている…

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