小宮山ゆきさんのレビュー一覧

おススメの恋、お持ちしました。 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

ステキな恋のお話を読みたいなら

オメガバースや獣人や異世界ものの作品が最近では多いですが、久し振りに等身大の登場人物の良作に出会えた気がします。
ゲイの受けが魅力的なノンケの攻めに出会い惹かれて行く様子、2人の距離が近づいて行く様子が丁寧に書かれています。
ノンケの攻めが自分の気持ちを確認しながら、受けを好きになっていった説明も自然だったと思います。
ただ受けにはトラウマがあり2人が身体を繋げるまでや、2人の関係を周りに伝…

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おススメの恋、お持ちしました。 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

お料理ネタありの暖かいお話

ムク先生の描かれた表紙に惚れて購入。表情がなんとも可愛らしいですが、その印象通りのお話でした。ノンケのイケメン料理人さんと、ゲイのリーマンさんの優しいお話、本編230P+あとがき。皆優しく嬉しかったので萌にしました。

なんかわからんが想定外の仕事がわんさかあって、くたくたに疲れた日の会社帰り。弁当は嫌だなと見まわして、ふと入ったお店で、イケメン料理人さんとめちゃくちゃ好みな料理に出会った祐季…

4

おススメの恋、お持ちしました。 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

地味だけど、とても優しい大人の恋

こちら、web連載(公開終了してます)されてた作品です。
甘くて優しくてほろ苦い、大人の恋と言ったお話になります。
私は、大人の恋って好きなんですよね。
世の中をそれなりに知り、これまで痛い経験も重ねて来たー。
だからこそ、とても慎重になっちゃうし、臆病にもなってしまう。
そんな揺れ動く主人公の心情が丁寧に綴られた、地味だけど優しい作品なんですよ。

ところで、このweb連載。
出…

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不器用な恋のあらすじ 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

優しい二人を試す女のプライド!

小宮山ゆき先生の新刊が気になったので、デビュー作を読んでみました。コミックスには当てはまらないのですが、小説だと作家様のデビュー作で自分との相性がなんとなく測れるんですよね。結果とても好みでしたので、新刊を買ってみようと決めました。

丁寧な心理描写と淀みないエピソード展開にじわじわと掴まれてしまいました。視点が攻めと受けの交互になっていて、二人の心情が同時進行でわかります。交互視点だとコメデ…

2

不器用な恋のあらすじ 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

とても印象的なお話でした。

登場人物の描写がとても面白くて、良くも悪くもずっと記憶に残る作品だと思います。

特に受けの優人。
あとがきで「普通の子」と書かれてあって、どこが?!と思いました。
捉えどころがなくおっとりした雰囲気で”草食系”ならぬ”植物系”。
会話や行動がいちいち斜め上にいきがちで、個人的には超がつく天然に見えました。
それもこれも優人は自分を含めた人間というものに無関心であるため、社会性が若干乏…

3

いとしのテディベア 小説

小宮山ゆき  三田織 

一条さん、十和田を少しだけ貸してください!

三田織さんの挿絵という事で購入を決めた、初読み作家さんでした。
見た目も中身もスパダリな攻めさんが流行ってる中での今回のぷよぷよ攻めさん。
自分にとってはとても新鮮な設定で、話の内容も可愛いだけかと思えば意外に深くて…
読み進めているうちにすっかりこの2人に嵌り。
読み終える頃にはめっちゃめっちゃ好きな本になっていました。

受けさんの一条は、器量良し顔良し人受け良し。
攻めさんの十…

5

いとしのテディベア 小説

小宮山ゆき  三田織 

じわじわ心に沁みます

ふくよか君とイケメン君の、職場内恋愛ものです。
このふくよか君・十和田は、最初から最後までふくよかなままです。途中で痩せてイケメンになったりはしません。脂肪フェチの私にとっては、とても萌える作品でした。

しかしこの作品の根幹をなしているのは、ノンケ×ノンケの恋愛の難しさです。この部分に、本当にしっかり斬り込まれてます。愛があれば大丈夫なんてキレイ事で済ませてはありません。楽しく気楽に読める…

4

恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

受の正体が今ひとつ分からない

花小蒔朔衣さんのイラストがとても素敵でうっとり。お話も嫌いじゃない…いや、むしろ、朴訥な攻も攻視点で書かれている点も好きでした。が、読み終わってみるとなんだかモヤモヤが残ってしまいました。

このモヤモヤはなんだろうと考えるに、受の一知也の正体が今ひとつ分からないのが原因かなと思います。一知也は大賀に一目惚れしていて、読者(と大賀以外の登場人物)にはそのことがバレバレなところが面白く、モジモジ…

3

『その後の富山菓子店』 恋は和菓子のようにコミコミスタジオ特典小冊子 グッズ

大賀、本編よりも頑張っています

本編では正直、ちょっと・・・な攻め様でしたが、小冊子では挽回してくれていました。
小冊子のお話は、大賀と一知也が付き合い始めた後(本編後)のお話となっています。

以下、内容になります。

付き合い始めと同時に半年の海外研修に行った一知也。
ようやく戻ってきてからは、一知也は、早速大賀の家の側に家を借り、ダブルベッドも買って、恋人生活がスタート。幸せな日々を送っていた。
2人の関係を…

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恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

好きじゃない感じの攻め視点

両親から受け継いだ町の小さな和菓子店を営む攻め。ある雨の日、スーツ姿の美しい青年が雨宿りをしに来て、それから店に通ってくるようになり…という話です。

攻め視点の小説は個人的にあまり好きではないのですが、その苦手な理由が割と顕著に現れたような作品でした。
受けの美しさに惹かれ、意識する攻め、というか、別にそれだったらBLでなくてもいいじゃん、というか…。

受けも攻めも露骨に一目惚れ状態…

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