安西リカさんのレビュー一覧

オメガは運命に誓わない 応募者全員サービス小冊子 グッズ

誰よりも大切な人だから

本品は「オメガは運命に誓わない」の文庫挟み込みのアンケート送付
すると頂ける全員サービスペーパー(現物は小冊子)です。

本編後、黒江視点で食事会を企画するお話です。

黒江の祖父は長年小さなレストランを営み食べる事や飲む事、皆が
楽しくおしゃべりするのを眺めるのが好きな人で、自分の葬儀に
きて下さった方には最高級のアペリティフを楽しんでほしいと遺言
するような人でした。祖父亡き後…

4

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

シンデレラ的な要素はないけれど舞台裏の苦労はよく見えました

新作が出たら必ず作家さまです。
なのであえて内容を確認せず読むのですが、あの人魚姫のスピンオフ作品だったと後半になって気がつきました。

佳衣史
女装専門通販サイト経営者
若くして亡くなった姉への複雑な感情を抱え、長続きしないノンケとの刹那の関係を持つ

時生
顔よし頭よしのモテるノンケ男子大学生
要領良くて器用だけれど子供の頃の出来事から満たされない思いを持て余している

2

恋という字を読み解けば 小説

安西リカ  二宮悦巳 

理想的な彼氏

特に大きな出来事があるわけでもなく2人の気持ちが近づいて行く作品って大好きです。
明信と頼人が出会って友達として交流して、お互い意識しだして両片思いで、更に誤解があって少し距離が出来てからのやっと恋人になるって萌えました。
まあ明らかに頼人は途中から明信に対して好きすきアピール出てたと思うんです。

お互い若いうちは仕事一筋で、親しい友達もいなけりゃ恋愛経験も少ない。だから親友で恋人でって…

4

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

尊い

すごくきゅんきゅんした!
恋をする子はやっぱりかわいいね

攻め君は自分はバイだと言い聞かせてきたけど、やっぱり女性は好きになれなかった子。

受けくんはすごく可愛いもう笑顔が天使な普通にゲイって言えちゃう子。

すれ違いや付き合うまでの道のりは結構長いけど付き合ってからは凄いあまあまです!!

テンプレのように出てくる受けの元カレちゃんの性格が苦手です……。
君に感謝もして…

6

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

恋と再生の物語

評価は『神』寄りです。
結構重い内容だと思うのですけれどもとても読みやすいんですよ。ツルツル読んでいるうちに「おおおおおおー」となっちゃいました。
そう、個人的なものかもしれませんが、かなり劇的だったんです。
何がそんなに来てしまったかと言えば、このお話の主人公2人が抱えている『生き残ってしまった罪悪感』なんです。これがねー、とっても良く解ると言うか、上手いんですよ、解らせ方が。

佳衣…

2

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

本能に振り回されない恋


「運命の向こう側」のスピンオフ。
世界観が一緒で、攻めの友人の弟カップルという形で前作カップルと知り合いになりますが、今作だけでも十分楽しめます。

前作とは全く違った形のカップルです。
前作では出会いと発情が同時に来る運命の出会いという超レアケースでしたが、今作は普通に発情期がきていろいろ経験して達観してしまっているため、バース性に引きずられる関係が受け入れられなくて、ベータ同士なら…

4

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

いい攻めだー。

パワフルでアクティブな女装子だと思っていたカレンちゃんが、早逝したお姉さんへの相反する複雑な思いを消化できずに抱えている様子、私もかつて似たような病弱な妹がいたので読んでてウググ……となりました。

対する攻めは、こりゃモテるわ……!というようなノンケ男。
心臓が弱くて幼い頃から生死と隣り合わせて生きてきたからこそ、本質というか何が重要なのかわかってるんだろうなぁ。
だからノンケなのに、男…

5

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

素敵な恋物語であると同時に知的な冒険も出来る一冊

『運命の向こう側』の感想が「道徳的だ」だったんですが、今作はそれよりも更に凄いこと思いましたよ。「このお話は政治的に正しい!なのにちゃんと切ないラブストーリーになってるっ!」って。
ポリコレって追及するとどんどん無粋になっていく傾向が強いものだとおもうのですが、このシリーズはそうじゃないの。自分のセクシャリティに違和感があっても、ジェンダーが作り出す辛さを抱えていても、恋は訪れるし幸せになれるっ…

4

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

貴重すぎる恋愛小説

面白いBL小説は巷に数多く存在しています。
ただ、その小説の面白さの何%が恋愛であったかを考えてみると、
大半はラブだけでなく、青春や仕事描写、事件などのサスペンス性、もしくは恋愛に留まらない登場人物の成長性や人生観そのものにも軸が置かれていたような気がします。
昨今人気の作家さんはこの恋愛とエンタテインメントの両輪駆動の演出が本当にお上手で、いつの間にかBL小説の面白さは[恋愛+α]の「α…

5

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

結局のところ、運命の恋

アルファとオメガ。運命の番と出会えれば、すぐにわかってしまう。でも、そんなのは一握りの奇跡。この話は、オメガであること、そしてオメガとアルファが付き合う前提であることに不満を抱きながら過ごすオメガの千里と、アルファであることに不満がある黒江の話です。

アルファの黒江が、孤独で不器用で可哀想で、可愛い攻でした。対してオメガの千里は、これまでは遊び歩いていたけどベータの人に恋して、本能のままアル…

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