安西リカさんのレビュー一覧

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

深い深い愛情に、萌えと涙が止まらない

安西先生って、ほのぼのっていうか甘々っていうか。そういうお話を書かれる作家さまのイメージが強い作家さまでしたが、数年前からですかね。どっしりとしたハードなお話も描かれるようになった気がしています。

で、今作品はがっつりドシリアス。ダークなバックボーンを孕んだ作品でした。安西先生らしい甘々なお話を求めて手に取られると、若干方向性が違うかと思われます。

でもねえ…、めっちゃ良かった…。

20

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

光差す

『聖邪』というタイトルが目を惹きました。
漢字としては真逆の意味を持つ組み合わせですよね…?
清らかなのか、禍々しいのか、どういう意図で『聖邪』としたんだろう、と。

そのアンサーも含めて心打たれる作品でした!
すっっっっっっごい良かった(;/////;)
(良い作品に出会った時に感情表現する語彙が私の中にはコレしかなくてもどかしい)

ちなみに私はファンタジーだと理解するのに何度…

6

「聖邪の蜜月」Amazon限定SSペーパー「冬の贈り物」 グッズ

感無量のSSです

Amazonで購入すると貰える特典SSになります。
本編のネタバレ要素があるので、そちらの読了後にお読み下さい。

私はレビューを書くのに大変時間がかかるので、特典類は特筆したい事がある時だけ書かせて貰ってます。
それでこちら、二人の後日談になりますが、余韻の残るなんとも優しくてあたたかいお話なのです。
ああ、アシュの成した事は、確かに実を結んだのねと。
じんわり涙が出てきちゃう感じ。…

4

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

一途な聖獣に涙…

めちゃめちゃ泣いてしまいました。
ダークファンタジーで重めの仕上がりになっています。

絶滅寸前の聖獣×聖職者の慰み者になっていた青年。
ただの恋物語に終始していないところが素晴らしかったです。

聖職者達に弄ばれて幼少期を過ごしたアシュ。
現実に甘んじず、虎視眈々と脱出の機会を狙っていたアシュが、逃亡中に拾った卵から生まれた聖獣・サージと共に新たな運命に身を投じていくストーリー。

6

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

世界はこんなにも美しい

こちら、受けが育てた子供に執着されて食われると言う、子育てものになります。

これ、普段の甘くて可愛い安西作品を想像してると、あまりに痛くて切ないので悶絶する羽目になると思うんですよね。
世界観もかなりダークなので、読者を選ぶとも思います。
ただ、めちゃくちゃ心を揺さぶられる深い愛の物語なんですよ。
特に終盤、もう涙が止まらなくて。
すごい作品だと思う。

人間の醜い部分がこれでも…

27

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

年下攻めが好きならキュンとすること間違いなし

年下攻めらしい一途な攻めの入江、ノンケ受けのノーマルな深水。

ストレートとゲイ、昨今ではなかなか着目されなくなってきたテーマで描かれた作品だと思います。
安西リカ先生らしく、激しい事件などはありませんが丁寧に二人の気持ちが描かれています。

入江が深水の手をとって自分のポケットに入れるシーン、幸せでほのぼのするビタミンチャージな風景です。
こういうの、こういうのでいいの〜!安心して読…

3

可愛い猫には旅をさせよ 小説

安西リカ  ユキムラ 

あ、確かに

安西さん、ファンタジーは初めてですね。
でも本当に申し訳ないのですけれども「いつもの安西さんのお話でした」が感想(……誤解されるかもしれませんが賛辞です)。

「優しいし可愛い」と言ってしまえば、それはそうなんですけれど、私、安西さんのお話の主人公達ってそれだけじゃない様な気がするんですね。
どっか達観したところがある?
いや、ちょっと違うな。えーと、一番近い言い方はひとつのことで汲々と…

3

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

コミカライズの難しさ

小説は未読です。
表紙の美しさに惹かれて購入しました。

ゲイと自覚しつつも、そんな自分を受け入れられない。
女性と付き合って、普通に結婚して、普通に家庭を持って…。
そういう風に生きられると思っていた高瀬が、彼女との待ち合わせ場所でよく顔を合わせていたゲイの友一。
遅れて来る彼氏に嬉しそうな笑顔を向ける友一のことが気になって…。

自分自身を偽る生き方しかできなかった自分とは対照…

1

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

今だからこそのカタチ(^^)d

雑誌にて「子育て」特集時に掲載されていたこちら。

受け様の那由多はのんびりした自由人。
攻め様の和真は、しっかり者で常識人。
小学校の時に知り合って、性格は違うけど馬が合い、以来親友&幼なじみとして20年、同居して5年つるんできた2人。


お互いに、自分が一番に自分らしくあるのは、相手の隣だ、と思っている2人です。
それでも、今の安全安定の関係を壊したくなくて、居心地の…

2

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

受けの浅はかさと攻めの混乱と萌え

ノンケ常識人を全面的に押し出した受けと一途な年下攻めの日常感溢れる学生同士のお話。
流れるように進む物語は、本当に何気ない日常エピソードばかり。その中でしっかり入江は恋をして、読者(私)を味方につける。深水は友達でいたい、恋人は無理、と主張は一貫していて落ちない精神にブレがない。それも当然の話で納得できる。

そんな二人は表面上は平行線。だが内面だけはこんがらがって先が見えなくなってきたとこ…

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