安西リカさんのレビュー一覧

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

ジレジレを堪能できました

相手を勝手にライバル認定して最初は嫌いだったのに離れてから好きになる+傷つけた相手を忘れられなくてつい執着してしまう=最高!という話です。

あらすじにある通り甘く切ない大人の恋です。ざっくり二部構成になっていて、後半が特に面白いです。南があるきっかけを境にどんどん男前になっていきます。それがすごくいい。ぐいぐい感情移入させられました。受けの告白シーンも(くっつくって分かっているのに)つい「よ…

9

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

揃って幸せにを願う(´ノω;`)

小説Dearプラスさんで、安西先生の10周年の案内を見て、先生のお話を読み返してます。
これからの幸せを願わずにはいられないお話の1つです。


受け様は、新聞配達員の百合原。
友人も作らず、質素に真面目に暮らす日々を過ごす。

ある日、集金先のマンションに新しく越してきた男性と出会う。
こちらが攻め様である滝本。
滝本には、10年前に姿を消した『三希』という名の忘れられない好き…

1

人魚姫のハイヒール 小説

安西リカ  伊東七つ生 

たぶん再読です

「舞台裏のシンデレラ」を読んで、加賀谷と瀬戸カップルに興味を持ったのでこちらを電子で購入してみました。

でも「王子様のタキシード」を読んでて既視感を感じたので、たぶん既読だと思います。

女装趣味は無いはずなのに瀬戸子がどうして誕生して、ノンケである加賀谷がどうして瀬戸子一筋になったのかこれで謎が解けました。
それと「舞台裏のシンデレラ」のカレンちゃんはちょっとしか出てこないんですね。…

1

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

年下攻め最高かな

以前から気になっていたので読んでみました。「人魚姫のハイヒール」は未読ですが、充分楽しめました。

なんと言っても時生くんが素敵ですよね。大学生で年下なのに、佳衣史の不安や鬱屈全てを包み込む余裕がありました。
時生の言動から佳衣史の姉の佳憐との関係性は何となく分かってしまうのです。でも、実際に佳衣史が知った時に、あれほどまで苛烈な反応をするとは思わず驚いてしまいました。

あんなにバイタ…

4

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

ツンツンからの‥♡

今回もすごく面白かった。大きな挫折もなく順調に人生を歩んできた千裕の、向居に出会ってからの挫折や成長、そして心の動きに揺さぶられました。
後半なんて向居は自分の為に予防線を張ってただけだけど、千裕の気持ちを思うと胸が痛くて痛くて。それでも前を向く千裕がかっこよかったです。すごく好きだったのが向居のターン「勝てない相手」。完璧な向居を可愛く感じました。
あとがきに安西先生の現代BLの考察が少しだ…

15

「嫌いな男」ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

いい関係を築いてた2人ヽ(*^^*)ノ

本編終了後、1年ほどたっているようです。

予定のない休日は、向居の部屋で過ごしている南。
第2の我が家としてすっかり馴染んでいるそうです。

朝、南が起きていくと、準備万端朝食の準備が整っている。
あっ!これはあれね。
"昨日、無理させたから”ってやつだね( ≖ᴗ≖​)

妄想が膨らみますわ~( *´艸`)

南には何一つさせず、座って日向ぼっこでもしといて、なん…

4

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

嫌いな男が好きな男になる( ˆωˆ )

雑誌掲載時に好きだなぁ、と思っていたので、文庫になるのを楽しみに待ってましたヽ(*^^*)ノ

受け様は、1人しかいない促販で、マイペースに要領よく仕事をしてきた南。
そこへキャリア採用されて同僚となったのが、攻め様である向居。

自分より見た目も能力も上等なのに、ゲイであり、もしかして自分の事が好きなのかも。

優越感を抱く南に、最初こそいけ好かない感もあったのですが。

仕事…

20

「嫌いな男」ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

素敵なお話でした

本編書き下ろし「勝てない相手」にも向井に対する千裕の本気度が書いてありましたが、こちらの特典ペーパーからも千裕の気持ちがとても良く伝わって来ました。

こちらのお話では付き合い出して1年後の、向井の部屋で当たり前のように過ごす千裕がいました。
 
甲斐甲斐しく世話を焼く向井が凄く千裕に惚れているし、甘やかすのが好きで幸せを感じている事も分かりました。

千裕も手伝おうとしてましたが、向…

2

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

読み進めて行くと評価がガラッと変わります

やはり安西リカ先生は上手いなぁと思ってしまいました。
表題作は千裕視点で進んで行くので、中盤までは千裕を何て嫌なヤツなんだろうって思ってしまうんですよ。

勝手に向井にライバル意識を持つし、プライドだけは高くて小狡くて、それでいて好かれていると分かった途端に優越感を抱く…。
これで仕事も一生懸命ならば救いようもあるんですが、移動希望を出して叶いそうになった途端に適当になるんです。
そんな…

8

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

塩ひとつまみ分くらいの何かが足りないような

設定も内容も面白かったです。
面白かったけど、何だろう。何かいまひとつ足りないような……って感じでした。


家庭教師の深水のことを一途に好きで追いかける入江。大学も深水と同じところ、アパートもお隣さん同士で、とにかく入江の深水大好きが溢れています。執着ワンコ攻めは大好きな属性だし、シチュエーションも好きなヤツ!なのに、完全には浸りきれなかった。。。

前半は深水の視点から。
入江に…

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