ヒータン
前巻の最後で日本とニューヨークに分かれることになったリョウと聡。互いがいない間に、ふとした瞬間相手のことを思い出したりして、益々想いを募らせていきます。別件でのニューヨーク行きをきっかけに、先に聡の方がリョウに会うため行動することになります。一方リョウは、死んでいなかったというボスのハロルドを追いかけ、今まで引っかかっていた疑問の真相を確かめるべく動きます。ハロルドとリョウがどのように決着をつけ…
前巻は2人の現在と過去を織り交ぜながら描かれるも、どちらかというとリョウの過去の比重が大きかったかな?という印象でしたが、今作は聡の帽子職人としての葛藤が非常に大きな割合を占めていたように感じます。前巻ではライバルとして登場した後藤に、ニューヨークでのファッションウィークで帽子メインのショーを任されることになり、聡は過去に賞を獲った帽子をいかにして越えるかということに囚われ、自分との戦いに苦しみ…
先に『CANIS THE SPEAKER』シリーズを読んでしまっていたので、この作品だけに焦点を絞って評価することが難しかったのですが、まだ序盤ということも鑑みて萌評価にしました。あのCANISシリーズの原点であると考えれば、つい神評価にしたくなってしまいますが。
日本で人気の帽子屋を営んでいる聡と、ニューヨークで血生臭い日々を送ってきて死ぬために日本にやってきたというリョウ。2人が道端…