yocoさんのレビュー一覧

Heaven's Rain 天国の雨 Limited Edition 小説

朝丘戻  yoco 

苦しさと幸せがつまってる

朝丘戻にしか描けない空気感。
そこには愛しあうことの儚さと苦しさでも尊さがちりばめられている。
この作家以上にそれらを偽りなく赤裸々に愛情と誠意をこめて表現できる
作家はいないでしょう。
今作品はそのテーマを惜しげなく伝えきった渾身の、それこそ魂をこめた作品だと思います。

号泣きしました、なんて安い言葉でこの作品の感想は述べません。
お涙頂戴の辻褄あわせの物語も、綺麗事ばかりのよい…

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メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

Hasta la vista!

メキシコの架空の街を舞台に、
麻薬カルテルを巡って展開する物語。

組織の大物リカルドに育てられた18歳の日系人・アキと
この街を訪れたグリンゴ(よそ者)・エディ。
大切な人を麻薬組織に奪われたエディには目的があり……。


ちゃちじゃなく、でも重すぎず暗すぎず、
海外小説風だけれど読みやすく、
洒落たエピソードや風物も散りばめられ、
拷問や暴力シーンもあるが生々しさは薄く、…

8

『メメント・モリ』コミコミスタジオ オリジナルクリアファイル グッズ

アキ側がものすっごく素敵でした

コミコミスタジオにて購入の際につく、オリジナルクリアファイルです。

小説の方の表紙絵ですが、本来は二枚、エディとアキがバラバラに描かれたものなのですね。
それをファイルに片面づつフルで印刷されていますので、表紙ではカットされていた部分もすべて見れて幸せです。

こんなに美しいクリアファイル、初めてですよ!
yocoさんのカラー素敵過ぎます。
見た時、うおぉと言ってしまいました(苦笑…

2

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

リカルドが格好よすぎて困る

英田サキさんで、外国人が主人公となれば、「DEAD LOCK」シリーズのような、海外小説風の文体を期待して買いました。
期待違わず。わーい!
実は英田さんが、挿絵のyocoさんの絵に惚れ込んで、「yocoさんが描いてくださるなら、外国の話がいい」と、設定が決まったんだそうです。
特に表紙がいいよね。
タイトルの「メメント・モリ」は、「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味ですが…

11

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

メキシコです

英田先生の新作は、DEADLOCKシリーズの番外や続編的な物を除くと、何だかお久しぶりの、海外を舞台にしたノワールものです。
個人的な好みからすると、この雰囲気のちょっとダークな世界観とか、翻訳文ぽい文体の作品のほうが、英田作品を読んだって満足感があって好き。
まあ、文庫本の、この一冊で決着がつくお話なので、いろいろ端折られてる感もないわけじゃないけど、それも、たたみ込んでくるスピード感がある…

2

あの頃、僕らは三人でいた 小説

愁堂れな  yoco 

センシティブ=豆腐メンタル?

珍しくセンシティブ系に挑戦されたと
愁堂さんのあとがきにありましたが
センシティブというよりヘタレ??
登場人物の三人が三人とも
切ない片想いをしていていますが
健気さよりもズルさやエゴといった
人間のダメな部分の方がクローズアップされており
イラッとしつつも共感できる部分もある作品でした。

大学生の春(受け)と帰国子女の希実(攻め)は
高校時代からの親友。
そこへ、希実の…

7

『メメント・モリ』書き下ろしSSペーパー グッズ

朝から甘い甘いキス!

こちらのペーパー、配布店舗は出版社も把握していないそうで、どの書店で貰えるかは各店舗に問合せるか、ツイッターをチェックするしかないようです。
(白泉社さんは以前の『処女執事』のときもペーパー配布店舗情報がなかったので、基本このスタンスなのかと思います)

ペーパーのタイトルは「Burned egg」。
卵を「焼いた(fried)」ではなく「燃やした(burned)」
ってとこがミソですw…

5

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

軟派なロマンス・ノワール

訳あってメキシコへやって来た
元軍人のアメリカ人・エディ(攻め・34歳)。
そこで、アキ(受け・18歳)というアジア系の青年に出会う。
アキは、麻薬組織の幹部・リカルドの養子で
彼の命で女装し男を暗殺する仕事をしている。
ある目的のため組織に加入するエディだが
アキのことも気になり……。

麻薬組織の残酷さ、メキシコの貧富の差などシリアスな話題も出てきますが、メインはエディとアキの…

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ロスト・コントロール ~虚無仮説(2)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

モジモジの神が降臨!

前巻では、萌えの海で溺れ死ぬかと思いましたが、今回はそれ以上の萌えの宇宙か?宇宙遊泳か?という感じです。
個人的感想です、はい。

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攻め、受けは前巻同様です。
受けは、FBI捜査員で中国人の藍沐恩(ラン・M・エイムス)。
実母とその友人が目の前で自殺し、それがトラウマとなった自殺願望が潜んでいます。

攻めのレックス・ハイエル(レイ)は…

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ロスト・コントロール ~虚無仮説(1)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

萌えすぎて心臓痛いわ!

最近も萌えた!と思った作品はありましたが、ここ一番で最も悶え狂いました。
床にゴロゴロと転がりながら、キャーキャー言ってました(苦笑
自宅で読むのをお勧めいたします。変な人になりますよ、外だと。

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受けの藍沐恩(ラン・M・エイムス)はFBI捜査員。
現在は警察官の家庭に引き取られている中国人で、実母の自殺が原因の自殺傾向があるとして、心理審…

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