yocoさんのレビュー一覧

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

表紙が好きすぎる。

さびしいのと、しあわせなのとが、何かもうカフェラテみたいに混ざり合って、でもそれが恋だよなぁと。
二人とも、大人っぽさと子どもっぽさのバランスが絶妙で、それがお互いにとって魅力でしかなく、恋人になる前の無意識に惹かれあってイチャイチャしてる感じとか、なんだそれー。
作者さんがあとがきで延々書いてられるみたいなことをおっしゃってたけど、くだらないやりとりも延々読んでられるわ。
相手の幸せ…

6

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

切なさに共感

大好きな作家さんです。
今回もいつも通り、というより、いつも以上に切なくて、
読後は温かい気持ちになりました。

考え系の受だけどイラっと来ることはなく、むしろ、相手の性別問わず、
片想いの切なさがぎゅっと詰まっている気がします。
気持ちを丁寧に表現してあるので、読み進むうちに受に気持ちが
シンクロしていきました。

攻が受に告白の返事をする前後の場面の心理描写が秀逸!!
思わ…

15

坂道のソラ 出版社書き下ろしペーパー グッズ

大惨事!浮気事件

本編後の、一吹の学校での様子ですが・・・
ああー!もう大爆笑した。すっごい面白い!!
きっとよくある高校生の休み時間の風景なんだろうけど、そこにそんな事があってこんな大惨事になるとは(笑)
本編の中で友達ができないと、引け目に感じていた一吹が恋人関係をアケスケに話すまでに、しかも相手が男性なのに、平然とそれを受け入れている友人たちの姿に本当の友人になったんだね、と思いながらまさかそこまでお世…

8

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

心を伝えることの大切さ

毎日通学のために乗るバスは、同じ時刻に同じ顔ぶれ。
見知った顔だけど会話もしない、ただそれだけの他人。
それが主人公が痴漢に遭ったことで見知らぬ他人の関係が動きだす。
ソラとは主人公が招待されたSNSの「アニマルパーク」で自分が作ったボロボロうさぎのアバターに付けた名前。
バスは坂道を走り、その坂の上に主人公の家はある。
クラスメイトは自分の事を「河野」と呼ぶ。
友達って下の名前で呼び…

11

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

ちょこっと切ない

とてもピュアなお話で、
作者さんもあとがきで
「こういったお話はベテランしか許されないと思っていだけど…」
というようなことを書いていらっしゃるのですが、
確かに、読んでいて、
「成瀬さん、勝負してきたな!」と思わされました。

狐の神、琥珀と人を避け山里に住む元武士の、鐡のお話。
仲間、仕えていた人に裏切られ、名前を変え、
山里で暮らしていた鐡は、山で狐を見つける。
連れ変え…

3

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

ピュアな2人と、ラストのほのかな希望に救われる作品。

表紙につられて購入。
肉体関係らしいものはほぼなく、キス止まりのピュアな関係。
しかし神様が受けという事と、帝などの行動で残念ながらハッピーエンドな作品ではないです。
しかし、ラストのほのかに漂う優しい希望に救われる作品でした。

3

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

萌える悲しさってあるのよね

大好きなもふもふ、でも中身はシリアスに切ないファンタジーでラストのもしかしての
余韻で救われる気がするストーリーでした。
簡単に言ってしまえるようなハッピーエンドの展開ではないのですよ。
沢山の人が理不尽にも命を奪われるし、主役のはずの二人まで・・・・
狐神様の琥珀の初めてのピュア過ぎる恋心に、過去から逃げて傷ついた攻め様が癒される。
神と人間の純愛な雰囲気で、でも悲恋傾向な雰囲気の内容…

6

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

おもいっきり泣いちゃいました

泣けるからいいってもんじゃない、感動したからいいってもんじゃない。
「神」評価の基準はいつもあいまいで、その時のメンタルにもよるのだが、何か心の琴線にふれるどころかかき鳴らして乱されても、その評価がでるわけじゃなく。
では、何がよかったのか?
こういうときばかりは言葉にできないものなのです。

とてもとても作者さん言う所の「一番ピュアな話」エッチもエロもありません。
深い心の結びつきで…

14

琥珀色のなみだ~子狐の恋~ 小説

成瀬かの  yoco 

与える「愛」に感動

ケモミミに惹かれての購入でしたが、想像以上に切なく良い話でした。
限りなくプラトニックで自分のことより相手を思いやっている、
恋より愛の気持ちが強いような関係を描いた作品です。

訳あって山里に暮らす武士・鐵(くろがね)が、山中で拾った子狐・琥珀。
やがて琥珀は人の姿に成長し、里の人々から狐神様として崇められるようになるが
心は子どものまま、自分を拾い育ててくれた鐵を一心に慕っている。…

12
PAGE TOP