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佐田三季 yoco
yoshiaki
ネタバレ
◆あらすじ◆ 高校教師の渡部(30歳)が、男子生徒に告白され、 「考えたことがないなら、一度、考えてくれませんか。男もだいじょうぶか。」 と言われて、男同士のセックスを試してみることに。 トライアルの相手は、高校時代の友人でゲイの環(30歳)。しかし、意外なことに環とのセックスは快くて――という、「ボーダー」。 スピンオフ的位置付けの同時収録作「揺れる境界線の上」は、渡部・環の共通の…
sotsuki
佐田さん一年半ぶりの新作、待ってました! 今回私的には地雷がないので、じっくり時間をかけて完読しました。 「ボーダー」と「揺れる境界線の上」二つのカプの話ですが、どっちかっていうと、「揺れる境界線の上」のほうが好きです。 あらすじ読むと佐々木は嫌なやつだなと思い、性悪受けが好きな自分は「揺れる境界線の上」を読むのが結構楽しみにしていました。そして期待通り面白かったです。 前職が倒産して…
ぴえぴえ3号
今までの佐田作品に比べると痛さダークさが随分穏やかです。 ものすごいトラウマとか、近しい人物が若くして死ぬとか、病的にストーキングされるとか、そういうことはありませんので、今までダークな作風かと佐田作品を敬遠していた方にも入りやすいと思われます。 しかし、やはりしっかり切なくて今回も泣かされてしまいました。 「ボーダー」 高校時代の同級生で友人の渡部と環。卒業以来、環が距離をおいている…
黒木夏兒 蒔舞(シーウ) yoco
rhodorite
他の方が仰っていますように、ハイエルの気持ちの変化の描写が自分も少し足りないと感じましたが、物語自体には満足しました。描写もさっぱりすっきりした感じでくどくないです(翻訳による印象もあるかもしれませんが)。 でも少し疑問だったのが、ジュリア・ピータースに対するハイエルの姿勢がちょっと私情を挟み過ぎなのでは?と感じられるところ。命令だ!、彼女には関わるな!、を繰り返して、事情をよく知らない他の…
葡萄瓜
メンズロマンスと言うよりはメンズラブ寄りな 感覚の纏まり方でしたね。 サスペンスとしてもロマンスとしてもきちんと 成立させつつ、そこに普通の関係まで織り込んで 別の視点からでも充分読める様に仕上げてある。 まったくもってお見事なバランス感覚です。 なにより、無駄な登場人物が一人としていない。 どの関係も必ず因果で結ばれる様に構成され、 そこに計算臭さが感じられない。 あとがきがま…
最初の数ページは正直不安しか感じませんでした。 サスペンスとしては上物かも知れないがロマンスとしては どうなんだろうと。 ところがページが進むにつれ張り巡らされた伏線の行方が 色々と気になってくる非常に厄介な状況に。 文庫でもノベルスでもなく敢えて単行本形態でこの作品が 刊行されたのは正解でしたね。文庫やノベルスなら必要以上に 開いては閉じ開いては閉じ…と遣ってしまいそうなので 本…
夏生タミコ yoco
東雲月虹
表紙と帯で切なさ満載だろうな!と わくわくしながら夏生さんを初めて読ませていただきました。 小さな田舎町で幼馴染と共に過ごした日々、 二人だけの秘密の場所、二人だけの思い出、 防空壕跡の土の匂いや潮のかおりまでもが漂ってきそうな感じで 世界観に浸れました。 お互い同じ想いのはずだったのに、 仁は高校卒業後東京へ行くから惣も一緒に行こうと勝手に決めてしまっていて 今まで大事に…
kumachi7
はあぁぁぁ(*´Д`)読んだ・・・ 言葉が見つからない とてもよかった 藍とハイエルが幸せそうでよかった。 ハイエルもやり直せたんだよね。 いや、あんだけみっとみないくらいに嫉妬・・・w 続編マジで実現したら嬉しい。 蒔舞さんのSNSでお願いしてみようかしら。 つか日本語じゃマズいわよね・・・? ↓ SNSで日本語でメッセージ送らせていただいたら日本語でお返事いただきました・*…
表紙に一目惚れ。 台湾の方が書かれたBL。翻訳者の方がご自分で読まれて、日本の子にも読んでもらいたいと翻訳され出版されました。 愛のある翻訳と愛のない翻訳とではきっと違うんだろうなぁと。 2巻で完結なので、もうすぐ発売の2巻が楽しみ。 1巻ではそういうシーンはほぼないので、そういうの期待してる人は待てといいたいw 2巻ではどうなるのかわからないけど。 作者の方は「Law &am…
朝丘戻 yoco
ナポ
朝丘戻さんの作品は初めて読みます。 読んでいてまず印象的だったのが、描写の豊かさ。 この物語は主人公である高校生の一吹(いぶき)視点で描かれているのですが、一吹の心情や抱える悩み、ふと振り返る過去の記憶等、それらが一ページ一ページにたっぷりと詰め込まれております。文章の厚みとでもいうのでしょうか。そういったものを感じて「これは読み応えあるかも」と読むのが段々楽しくなっていきました。…