yocoさんのレビュー一覧

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

報われない長く苦しい恋の結末

「救われない片想いは、こんなにも苦しい」ということが、
存分に描かれた作品でした。
主人公である受けを見ているのが、辛く、悲しく、
でも、一縷の望みをかけて前を読み進めて……。
しかし、読み進めても読み進めても、
どんどん苦しさは深みにはまるばかりでした。
報われない長く苦しい恋。
表紙の受けの表情は、まさしく苦しさの叫びだと思いました。

◆◆◆

≪CP≫
明るく一直線…

13

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコール

結果だけ見ればよかった・・・良かったんだけども。
なんだろうな、この攻に乗り切れなかったといいますか
むしろニコ視点で最後まで読んでいたならば
間違ないく「神」評価だったんだがな・・といいますか。

ド田舎での村、閉鎖的な環境下ではセクシャルマイノリティーなんてものはなく・・・ゲイだと知られてしまえば針の筵。
こんなの耐えられない。ばあちゃんの漬物石を抱いて学校のプールへ
入水自殺未…

6

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコが可愛すぎる

作家買いです。凪良さんの新刊ということで楽しみに待っていました。内容はすでに皆さま書いてくださっているので感想を。

さすが凪良さんというべきかストーリー展開がお上手で、そして「ニコ」に心を鷲掴みにされ、初っ端から一気に感情がピークまで持っていかれました。

いじめを苦に、自殺まで考えたまだ中学生だったニコ。
そんな彼が、精神的に榮に助けられ、そして『ニコール』という鎧を身にまとい切り抜…

14

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

苦くて甘い

大好きな凪良さんの最新刊ということで、楽しみにしてました!

こちらのレビューを読んだ後、本を読んだので大まかな内容は把握していたもののやっぱり切なかったです。
ニコが片思いの苦しみや、田舎暮らしならではの周囲の目、様々な苦難を笑いながら過ごした少年時代を思うと、こっちまで辛い。
榮のことなんか、さっさと諦めてしまえば楽になれたのに。上京した後も忘れられず、田舎から持ち出して来てしまったス…

10

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

切なかったです

一部と二部は、とても素晴らしかった。
ただ三部だけは、個人的に少し物足りない感じがした。
片思いの切なさ、失恋、マイナスの感情、痛み、さまざまな想いがつまっている小説だと思いました。

1

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

泣かないで、泣かないでニコール

久々に小説を読んで泣いてしまいました。
私、こういう片想い物に本当に弱くて。。
ニコがとにかく可愛く、切なく、健気で、それでいて強い。
ニコが泣く度に一緒に泣いてる私、チョロ過ぎる…(笑)


とにかく言わせて欲しい!

榮の鈍感野郎!!!

閉鎖的な田舎町でゲイであることでいじめられ、自殺を決意したニコ。
そんなニコの自殺を踏み止まらせたのも、いじめ回避の秘策『ニコール』を…

12

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

マイノリティ男子の普通の恋愛

ゲイ男子二人の高校時代から成人するまでを描いた青春ラブストーリー。

高校生編、大学生編…と複数部構成になっている点は『初恋の嵐』と似ていますが、本作は受け→攻めの片想いモノで、攻めが他の相手(男)と数年付き合っているため、より切ない展開となっています。

田舎の村で暮らす二胡(ニコ・受け)は、ゲイの高校生。
いじめを回避するため、学校では「ニコール」というオネエキャラを演じています。

15

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ニコ(表紙のリボンをつけた少年)がとても愛おしい。

何もない田舎で、ゲイ故に苛められていた中学生のニコ。
死のうと思った夏の夜、出会った榮に心を救われ
以来ずっと彼を思い続ける。
高校2年で再会し二人は親友になるが、榮には想い人がおり……

高校卒業までの『泣かないでニコール』、
東京に出てからの日々、『人生は薔薇色、ではない』
そして最後は榮目線の『愛しのニコール』の
三部構成になっている。

  *     *     * …

17

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

心が痛くなる

檻の中の王の続きでエドと礼のすれ違う心と心を見ているととても胸が痛みこんなに感情移入する小説は初めてです!
いつまでもふたりがしあわせであってほしいと思いました。エッチなシーンが少ないのも私的とても読みやすくて良かったです。でも今繰り返して読むのは心が辛くなるので1ヶ月ぐらいあけてからもう1回読んでみようと思います。本当にこの本に会えて良かったです
この本はblとしてではなくてもうひとつの恋の…

18

ロスト・コントロール ~虚無仮説(2)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

不器用ツンデレカップルのできるまで

1巻のラストシーンで心身ともに疲弊した藍を罠にかけるようにして家に連れ込むハイエルと、拒まない藍の心境を仄めかして終わりましたが、結局寝たらしい。
けど、あっさりな心理描写だけで翌日になってました。
事細かに描写してなくてもいいけれど物足りなかったです。
ハイエルは相手を痛みで支配し手中に収めることに快感を覚える痛いsexをするどSです。
藍が初対面の時から自分に恋愛感情を持ってるとわかっ…

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