yocoさんのレビュー一覧

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

狼の王様はもふもふ

現代を生きる狼王の呪いは、愛の力で解けるのか?
プラハの郊外、広大の森の中のお城に住む侯爵ルドルフと、孤児院育ちの愛生。
ルドルフはその身に掛かった呪いを隠して愛生を遠ざけようとするのですが、愛生は呪いに立ち向かうことを選び、ルドルフの全てを受け入れようとします。

華藤作品ではおなじみの健気受けですが、この作品では攻めのルドルフの方が尊大に振る舞っているものの内心はヘタレで臆病、ルドルフ…

1

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

男子寮ものは最高

お恥ずかしながら樋口先生初読み。
大好きなギムナジウムもので大興奮しながら読み進めました!
途中までエドの心情がわからなすぎて非常にもきもきさせられましたが、健気でかわいい礼のキャラクター性と淡々とした描写に助けられ、途中からは夢中になりました…!
この作品の世界観とyoco先生のイラストが実にマッチしていて、雰囲気を盛り上げているのも良かったです。
まだ2巻以降読めていないので、読むのが…

15

昨夜のことはもう言わないで 小説

火崎勇  yoco 

ゆうべの秘密

粗筋を書いてしまうとネタバレしちゃうので、そこは割愛。
まず表紙がとっても素敵です。なんともゾクッとするような。後ろから、白い男の口をふさぐ黒い男の光る眼……
さて、何が起こるのでしょうか?
しかし読んでみると、この表紙の雰囲気から漂う妖しげ感や不安な感じというものとはちょっと違ってるんですね。
だから、表紙を見て「なんか怖い話?レイプ?SM?脅迫?」などなどと思う方がいらっしゃるなら、そ…

2

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

純粋に、読み応えがありました!

人気作で、書店でも度々見かけたので気になって購入しました。
1冊目から3冊目まで読み、どの巻も印象的でしたが、私は2巻に1番ときめいたのでここにレビューさせて頂きます。

様々な意見があると思いますが、まず、文字だけで舞台を想像させるのがとても上手だと思いました。
私は旅行などしない家庭で育ち、海外なんてメディアで見るものという認識だったので、この本を手にした時『イギリス…?パブリック…?…

20

昨夜のことはもう言わないで 小説

火崎勇  yoco 

スーパー攻め様がスーパー過ぎる件

泥酔して、目覚めてみればそこはラブホテル?
全く記憶がない上に、残されたメモの文字は、どうも女性じゃなさそうで…。
両親の熟年離婚と、会社のデータ流出、そして、記憶のないあの一夜を共に過ごしたというワイルドな美貌の謎の男。
果たして主人公の運命は如何に!?
って感じで、熟年離婚と子どもから見た親子の関係を描くヒューマンドラマとか、データ流出の犯人捜しミステリーとか、おまけに謎多きスパダリと…

4

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

礼の成長と愛の記録

上巻の、レイの孤独な子供時代が辛くて胸を痛めながら読みましたが、下巻では、勇気を出して外の世界に一歩踏み出したレイが段々頼もしく成長する姿に安堵。
良い友人に恵まれて本当に良かった。
当初はエドの心の内が読めず、レイを好きなのになんであんな暴言吐くんだろうとモヤモヤしましたが、8年後のエドのデレ具合にきゅん。
自己評価低い礼は気付いて無かったけどw

クライマックスは二人とも信じられない…

18

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

聖母マリアを思わせる美しい表紙

エドの激しいヤキモチにニヤニヤ。
レイは相変わらず天然タラシ♪

期間限定のラブラブ同棲生活かと思いきや、二人の関係は不穏な空気に。
新キャラの秘書ロードリーとデミアンが良い味出してました!

今回は8年前にも増してレイはヒエラルキーに苦しめられたけど、エドの、血統や権力や金ごと俺を愛して、の叫びが痛々しくて胸が抉られた。
魂で結ばれてる二人なら、乗り越えていって欲しい。
ぜひ結婚…

18

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

ネタバレ注意

後書きにもあったように榮は普通の男の子で
ニコだって片思いする普通の男の子で、。
榮がニコのことを好きになって、でもニコはもう榮のことを好きでなくなっててっていうのが切なかったです。私はニコ推しで読んでたので、後半は榮目線になって、少し物足りなかったかなぁ。
ニコの気持ちの動きが分からないのにパッパッとくっついちゃったように感じました。
けど、、前半はほんとに神でした。
高校でニコールを…

8

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

お・重い。。

パブリックスクール卒業後の2人のその後を描いた短編集的な続編。
幼い頃の受け・レイの無垢な健気さに改めて泣けます。。
本編ではあまり描かれなかった攻めのエドの心の揺らぎや葛藤がより見えました。
それにしても攻めの立場やら血統やらが重過ぎて、萌えというより、苦しくなるくらいでした。。
一緒にいることがこんなに困難なのかと。。
攻めなりに受けを守りたいという気持ちからの行動だとは分かるのです…

4

錬金術師と不肖の弟子 小説

杉原理生  yoco 

自分は誰なのか

リクトは、育ての親であるエレズの体調不良を理由に、エレズの錬金術師の弟子であったアダルバートの元に修行に行かされます。
リクトは幼いころから、自分の意識の奥底に別の記憶があることを感じて不思議に思っていましたが、アダルバートの元にいき、神人にあったり古い書籍を目にする中で、過去の記憶がより鮮明に思い出されるようになります。

自分は50年前に忌み子として扱われていた王子なのか、それとも異国か…

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