yocoさんのレビュー一覧

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

幽霊受けのツッコミが楽しい

あらすじ:
夜の街で働く水葵(受け)は、客の男に首を絞められ、気がついたら幽霊に。
意識不明の自分の身体を発見してくれたのは、高校時代の同級生で想い人の黒須(攻め)。
水葵はこっそり黒須に取り憑くが…

幽霊になった水葵視点で進行するコメディ。
殺人未遂など結構重い題材を扱った作品ですが、水葵自身があっけらかんとしたツッコミ気質のキャラなので、全体的に明るい雰囲気です。

水葵は高…

9

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

すんごい萌えました

高校時代の親友同士が、とある事件から疎遠になり、10年。受けはずっと攻めが好きなのですが、その事件以来攻めに嫌われたと思っています。
実家の大病院で医師になった攻めと、ゲイバーで客を取る生活の受け。まるで接点なくかけ離れた生活を送る2人は、受けがストーカーに危害を加えられ、幽霊になってしまったことで、再び運命が交錯。

とは言え、攻めが再会したのは、受けの意識が抜けたあとの受けの肉体だけ。受…

12

気がついたら幽霊になってました。 小説

成瀬かの  yoco 

幽霊ならではの萌えがあります。

ラノベ風タイトルとポップな表紙から、楽しくサラッと読める話をイメージしていましたが、シリアスあり切なさあり、クスッと笑える所ありの大変面白い作品でした。

幽霊(厳密に言うと違いますが)になってしまった受けの回想から始まるので、少し推理サスペンスの要素もあり、どういう事?と不思議に思いながら読み進める内に話に引き込まれしまいます。
そして初心者幽霊の受けの視点で進むので、読んでいて少し不思議…

11

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

昔から好きだった狼王の話になぞらえた、
なんともファンタジーなお話なのであります(*´▽`*)
独特の世界観がとても面白い。
過去と未来とパラレルと。
交わっているようで、交わらない。
未来でみた内容と同じようで同じではない。
主人公である受の立ち位置が不憫だっただけに、
最後に幸せな道を見つけてくれてとりあえず良かったですね。
故に、見せ場の獣姦はもう少し丁寧にいただきたかったか…

6

パブリックスクール-八年後の王と小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

人を「愛する」ことを描いた13年分の想いの記録

シリーズ3作を総括してこのタイトルを付けさせていただきました。
出会い~学生時代を描いた「檻の中の王」、
卒業と別れを経て再会を果たした「群れを出た小鳥」、
結ばれたがゆえの障壁と共に生きていく二人の課題を提示した本作「八年後の王と小鳥」……。
ただ「圧巻」の一言に尽きるシリーズです。

偏見ではありませんが、BLというある種限定された市場にこの作品が置かれている理由が私には分かりませ…

23

Heaven's Rain 天国の雨 Limited Edition 小説

朝丘戻  yoco 

兄夫婦が邪魔

評価下げてごめんなさいね。私はこの作家さんとやはり相性が悪いみたい。
主人公の二人の話しは良かったんですよ。体が弱い宿命の受けを輪廻転生で永遠に愛し続ける天使。攻めの包容力が凄くて、受けは短命でも、また生まれ変わったら攻めに会えると思うと悲観的にならないし。

ただ、攻めの兄夫婦の話で冷めてしまった。結婚前にゲイだとカミングアウトしていて、それで結婚するかなと思うのに最後は相思相愛で子供もで…

5

錬金術師と不肖の弟子 小説

杉原理生  yoco 

胸を打たれるファンタジーです

あらすじを読んでほのぼのとした主人公の成長物を想像しましたが、実際は重くかなり切ない展開もあります。転生物でもあります。
しっかりと作り込まれたファンタジー作品ですが上手に読ませてくれるので、まず世界観を理解するのが大変!!という事が無く、理解力の弱い私にはありがたいです。(笑)
そしてミステリー要素もあり、謎が解けると「そう来たか!」と思わず唸りました。

登場人物も多く、過去と現在が複…

2

誰も僕を愛さない 小説

星野伶  yoco 

受の実母は本当にクズ

初読みの作家さんです。
最初はあまりの受の性格の悪さにイライラしましたが、後半からの受の育った環境や実の母親からの仕打ちに自分を守るためにそうならざるを得なかったのかなと悲しくなりました。
最近たまたま愛着障害のコラムを読んだのですが、必要な時に親や周りの大人から必要な分だけの愛情を与えられないと成長してから上手く人間関係を築けないそうです。
作家さんが、「性格の悪い受けがどん底まで落ちて、…

5

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

恋は賞味期限切れでも食べられる、、、かもしれない

メインカップル攻めの顔がなかなか出てきませんでした。
カバーはニコールだけだし、表紙を開いた扉絵は口元は辛うじて見えてあとは水に映ったぼんやりした顔だし挿絵も小さい。
むしろ当て馬役のエンドの方がはっきりしてるくらい。
そんなせいかニコの王子さまはどんな方なの?と想像しつつ、でも鈍感な榮が憎たらしきてぶちのめしたくなったし、あざといエンドをぶん殴りたくなったら、ステキな王子様がイメージできず…

7

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

次回に期待

優しかったエドが寮に入ってから冷たくなり…
でも垣間見える、レイへのいたわりがありいいですね。
ただ、実にわかりにくい。
エドの考えが全くわかりません。
エドには他にも相手がいるし。
これではレイがかわいそうで、かわいそうで。

ジョナスが戻ってきてから、レイも変わっていきホッとしました。
まあ、ジョナスとエドの事で悩むのはやはりかわいそうではあるのですが…

次巻へ続くのです…

3
PAGE TOP