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ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
renachi
ネタバレ
フェア・ゲーム続編。 恋人としてエリオットの部屋で過ごす二人に萌える暇も無く、冒頭から事件が始まる。そこから過去の出来事へと広がり、複雑な構造が見えて来て面白かった。 事件を追いながら、エリオットとタッカーは衝突を繰り返す。特にエリオットの性質はなかなか面倒だと思った。ベッドの中では支配されたいと願いながら、それ以外の場面では支援すら許さない。必要以上の庇護を嫌がるのは分かるし共感するが、…
ジョシュ・ラニヨンさんの別シリーズが面白かったのでこちらも。 膝に傷を持つ(比喩でなく)元FBI捜査官エリオットが事件に巻き込まれ、現役捜査官の元恋人と解決していくお話。簡単に言うと再会復縁もの。 エリオットの人生を大きく変えた怪我をきっかけに、ろくに話し合うことも無く強引に離れた二人には、まだ大きなわだかまりが残っている、というかまだ好き合っているのが分かる。こんな状態で、不本意ながら辞…
sugichan
前作を読んでからだいぶ経ってしまったので話を忘れかけていたのですが、久しぶりに読んだらやっぱり面白いなと思います。とにかく読みやすいですね。これまでジョシュ・ラニヨン先生のM/Mは何冊か読んでいますが、昔の BL小説を思い起こさせるような、つい続きを読んでしまう中毒性があります。ミステリー小説としても面白いからでしょうね。登場人物はいつもながら全員怪しいですし、立て続けに起こる事件の関連性が見えな…
3カプ収録の短編集。各作品につながりはないため、どこから読んでも問題ない。私は我慢できずにアドリアンシリーズから読んだ。このシリーズはロンドンでクリスマスを過ごす二人のSSと、また二人で事件を解決する中編の二本。 他2カプについてはそのうち短編の方に書くつもりなため、ここでは割愛。短編売りのものとこちらは絵師が違い、こちらの方が挿絵枚数は少ない。 「Christmas in London」…
シリーズ五冊目。最終巻。 今作も主人公アドリアンは死体と対面し、事件に首を突っ込んでいく。だがどちらかというと一冊ずっと恋に悩むお話だった。アドリアンの心理描写がじっくり丁寧に書かれている。 前作で大きな決断をしたジェイクに迫られるも、アドリアンは過去の経験からくる恐怖で拒否し続ける。 アドリアン視点の一人称で語られるジェイクの描写は、気持ちを読み取れないといった表現が今までにないほど多…
シリーズ四冊目。 切ないを超えてしんどくてしんどくて。前半1/4くらいは、読みながら意味の分からない涙が出そうだった。 前作から二年後。今彼と微妙な距離を保った状態で、忘れられない相手との再会。そこに心臓病の不安も増して、アドリアンの心理描写もネガティブに。特にジェイクの纏う匂いが変わってしまった、という描写にグサっとくる。 過去の思い出をいくつも見直し、塗り替えていく様子が辛かった。ジ…
シリーズ三冊目。 作中の時間は前作から一年弱らしい。原書の初版は2006年、ちょっと間が空いているせいか、続けて読むと作品に漂う空気感と細かな設定に微妙な違いを感じた。 アドリアンはジェイクに対してのみチョロくなっていて、今後の展開が心配に。健気受けのごとき繊細な切なさを出す方向にいかれると、読むのが辛そうだなあと警戒心が高まる。結果は撃沈……恋愛絡みのストーリーは非常に辛かった。 ジェ…
シリーズ二冊目。 盛大な匂わせを残して終わった前作後に何やらあったらしく、アドリアンとジェイクは新たな関係性になった状態で始まっていた。そこ詳しく!と思っていたら、ちゃんと回想で語ってくれた。 意外なのはジェイクの方からだったということ。なのに体の関係を進めるのは拒んだり初心な反応を見せたりと、ギャップ萌えまであって良かった。 ジェイクから逃げるように休暇を取って田舎に飛ぶアドリアン。早…
ついに手を出してしまったなーと思いつつの、初ジョシュ・ラニヨンさん。まだロマンス未満のシリーズ一冊目、このページ数も長く感じず一気に読めた。 主人公のアドリアンはごく普通の青年っぽい。殺人事件に巻き込まれ、何かするたびに裏目に出て追い込まれていくお約束。それが決して愚かな行動の結果でないのが良い。ただ、展開的に次に悪いことが起こると分かりやすいため、そこに突っ込んでいく主人公を見るのはヒヤヒ…
ましゅ
今さっき読み終わりましたが、久し振りにニヨニヨしてしまう終わり方の本でした。 あっ、すごく、いい、好き……(語彙力崩壊)であふれました。 この方の作品は純粋にストーリーも面白いんですよね。 真相が気になる事件と、男同士のロマンスが一緒に楽しめるなんて、とても贅沢。 男が男に惹かれている、っていうフィクションすぎない現実感?みたいなものも感じるんですよね。 何気ない仕草だとかそれと…