total review:279072today:24
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
8/24(合計:240件)
ジョシュ・ラニヨン 門野葉一
renachi
ネタバレ
幼馴染みの、ちょっとベタなすれ違いもの。短編。 お互いに肉体的な経験だけは豊富そうな二人が、初心な恋心を持ってぐるぐるしている。ブレアーはかなり夢見がちで、いろんな男に出会っては別れてを繰り返している。フィンは心だけはブレアーに一途だが通じていない。二人の矢印が行き違ってしまったきっかけは、若さゆえのとある出来事。 均衡が崩れたのは、二人でダイビングに出掛けた中でピンチに陥り、共に脱出…
ジョシュ・ラニヨン 小山田あみ
ひと時のバカンスを過ごした相手が突然失踪し、有休で捜査に押しかけるFBI捜査官のお話。 空港でのお別れシーンから始まる物語は、二人の関係性にぐっと興味を引きつけられる。その後捜査を通し、改めてグレンのことを知っていくナッシュ。私情が入りまくるせいで感情的になり、推理もやり方も強引で、見ていてとても危なっかしかった。 失踪したグレンとナッシュの関係はまだとても曖昧で、回想で語られる内容も…
ジョシュ・ラニヨン 金ひかる
なんとも不思議な設定のお話。平衡感覚にハンデを持つ元怪盗(?)・現作家と、元FBI捜査官。かつて敵対していた二人が、十年後に再会を果たす。 離れていた間に直接的でない一方通行のあれこれがあり、そこに潜む気持ちを考えれば萌えポイントになりそう。 現役時代に自分を追いかけていたカフェ捜査官に、年に一度だけ留守電を残すノエル。その原動力となるのは自身の著作物で、カフェを笑いものにした謝罪のためだ…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
シリーズ完結編。……って本当?まだまだ読みたい。 すっかり夫婦のように過ごし、甘々な雰囲気を醸し出す二人が今作で巻き込まれる事件は、一作目で逮捕されたシリアルキラー絡み。エリオットは仕事とタッカーとの将来に思うところがある様子で、事件解決に奮闘する中で答えを見つけていく流れだった。 平和とはいえないまでも二人で過ごす日常は、タッカーの過保護っぷりにキュンとくる。ただの心配じゃなく命の危…
フェア・ゲーム続編。 恋人としてエリオットの部屋で過ごす二人に萌える暇も無く、冒頭から事件が始まる。そこから過去の出来事へと広がり、複雑な構造が見えて来て面白かった。 事件を追いながら、エリオットとタッカーは衝突を繰り返す。特にエリオットの性質はなかなか面倒だと思った。ベッドの中では支配されたいと願いながら、それ以外の場面では支援すら許さない。必要以上の庇護を嫌がるのは分かるし共感するが、…
ジョシュ・ラニヨンさんの別シリーズが面白かったのでこちらも。 膝に傷を持つ(比喩でなく)元FBI捜査官エリオットが事件に巻き込まれ、現役捜査官の元恋人と解決していくお話。簡単に言うと再会復縁もの。 エリオットの人生を大きく変えた怪我をきっかけに、ろくに話し合うことも無く強引に離れた二人には、まだ大きなわだかまりが残っている、というかまだ好き合っているのが分かる。こんな状態で、不本意ながら辞…
sugichan
前作を読んでからだいぶ経ってしまったので話を忘れかけていたのですが、久しぶりに読んだらやっぱり面白いなと思います。とにかく読みやすいですね。これまでジョシュ・ラニヨン先生のM/Mは何冊か読んでいますが、昔の BL小説を思い起こさせるような、つい続きを読んでしまう中毒性があります。ミステリー小説としても面白いからでしょうね。登場人物はいつもながら全員怪しいですし、立て続けに起こる事件の関連性が見えな…
3カプ収録の短編集。各作品につながりはないため、どこから読んでも問題ない。私は我慢できずにアドリアンシリーズから読んだ。このシリーズはロンドンでクリスマスを過ごす二人のSSと、また二人で事件を解決する中編の二本。 他2カプについてはそのうち短編の方に書くつもりなため、ここでは割愛。短編売りのものとこちらは絵師が違い、こちらの方が挿絵枚数は少ない。 「Christmas in London」…
シリーズ五冊目。最終巻。 今作も主人公アドリアンは死体と対面し、事件に首を突っ込んでいく。だがどちらかというと一冊ずっと恋に悩むお話だった。アドリアンの心理描写がじっくり丁寧に書かれている。 前作で大きな決断をしたジェイクに迫られるも、アドリアンは過去の経験からくる恐怖で拒否し続ける。 アドリアン視点の一人称で語られるジェイクの描写は、気持ちを読み取れないといった表現が今までにないほど多…
シリーズ四冊目。 切ないを超えてしんどくてしんどくて。前半1/4くらいは、読みながら意味の分からない涙が出そうだった。 前作から二年後。今彼と微妙な距離を保った状態で、忘れられない相手との再会。そこに心臓病の不安も増して、アドリアンの心理描写もネガティブに。特にジェイクの纏う匂いが変わってしまった、という描写にグサっとくる。 過去の思い出をいくつも見直し、塗り替えていく様子が辛かった。ジ…